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人里はなれたランプの秘湯青森 青荷温泉 2004冬編(2004/03/06〜07)

 

城ヶ倉渓谷を望む駐車場 さて、虹ノ湖に戻って、とりあえずこんにゃくをいただきます。やはりここのこんにゃくは美味いと感じてから、とりあえず、酸ヶ湯方面に進路を取ります。途中、オレンジハートというコンビニに立ち寄り、飲み物とおにぎりを購入。今回の旅行では良くみかけるので、このあたりでは、メジャーなコンビニエンスストアなんでしょう。ちなみに、こちらのコンビニのおにぎりは、なかなか絶品です。しっかりとした具材に、絶妙な炊きあがりのお米。各店舗で作っているのか、まだほかほかで、大変おいしかったです。

 車で15分程走ると、雪がちらつきはじめ、いやはや、昨年の十和田湖の道路事情を思い出させる感じになります。これで、運転大丈夫なのかと不安になるものの、それほどスピードを出さずに運転していると、大きな問題は無い様です。車で40分程度走ると、黒石市から青森市に入ります。そこで、大きな橋があり、黒石側と青森側のそれぞれにトイレと駐車場が備わっていました。冬季期間は、青森側のトイレのみ使用可能で、黒石側は雪に埋もれた状態。青森側も雪に埋もれているものの、トイレへの入口は確保されています。駐車場に車を止めると、昨年同様、うずたかく摘まれた除雪の壁は圧巻です。冬季期間以外はこの駐車場から眺める景色が絶景の様です。後で、地図を見ると、城ヶ倉渓谷となっていました。残念なのは、橋を眺めるには雪が邪魔といったことで、また、路肩も雪で埋まっているので、橋から風景を眺めるといったことも出来ません。車通りは少ないですが、やはり車がやってくると、スリップしないだろうか?とちょっと不安になってきます。それよりも、私がこけるといったこともありますが・・・(^^ゞ

黒石の雪だるま(残骸?) 雪は、どんどんと降りしきる感じで、やはり青森って北国なんだなぁと改めて感じます。ということで、15分程度で退散。一路、黒石を目指すことにします。今回の旅行の目的の一つである、津軽伝承工芸館に向かいます。場所は、良く判っていないのですが、近くに行けば、看板ぐらいあるだろうといういい加減な気持ちで向かいます。山を下ってくると、雪が止み、明るくなってきた感じがします。往路に立ち寄った、コンビニ近くまでくると、青空すら見える状態で、山の天気と里の天気の差に驚きました。
 このコンビニの交差点に、『津軽こけし館』と『津軽伝承工芸館』の方向案内板がありましたので、それにしたがって、直進します。そこから、ループ橋を下ると、津軽伝承工芸館でした。まさか、黒石温泉郷にあるとは思いも寄らず、もっと黒石市街地の方かと思っていたので、あっけなく到着したので、驚きでした。こんなに近かったら、青荷温泉をでた後、そのまま伝承工芸館にやってきても良かったかもしれない・・・と思った次第です。

 黒石というと、有名なのが、日本一の『雪だるま』なんですが、そのイベントのメイン会場になるのが、この津軽伝承工芸館前の駐車場付近だったんですね。現在は、そのイベントは終了しており、昨日の虹ノ湖のイベント跡と同じ様な感じで、雪だるまはそのまま形をとどめてありました。雪だるまの下は、それほど大きくは無いものの、かまくらになっており、その中に入ることは可能です。しかし、そこまで行くには、これまた新雪を踏みしめる必要がありますので、ちょっとばかり困難。また、想像が付かないのですが、1m程度の落差があったりして、そのまま飛び下りていいものやらわからないので、かなり大回りにいかないと、かまくらまでたどり着きません。結構険しい(?)道のりといったところでしょう。

津軽伝承工芸館の足湯 津軽伝承工芸館には、7つの工房があり、それぞれで何かしらの体験が出来る様になっています。ホームページには、それらしきことが書かれていないのですが、青森県の観光案内のページにはしっかりと載っています。ということで、前々日に電話をかけて体験が出来るかどうかの確認と、予約をしておりました。
 今回選んだのは、『木工体験』。ずっとやりたいと言っていたものの、なかなか体験する機会がなく、持ち越しになっていたのでした。体験項目は、「つがるの食」「手焼きせんべい」「津軽塗り」「わら工芸」「鳥城焼き」「ねぷた」そして「木工」の7つで、一カ所でやっているにしては、えらく沢山だなぁと思っていたのですが、この津軽伝承工芸館はそれぞれが独立した店舗の様になっています。なんでも、津軽地方伝統の『こみせ』という建造物群をイメージして作られているそうで、言うなれば昔の商店街といった感じです。木工体験は、『北の工人』という店舗で行っています。

 余談ですが、ちなみに、津軽伝承工芸館のホームページで、7つの工房の項目をインターネットエクスプローラーで開くと、一番下のステータスバーに、「体験学習の予約承ります。詳しい事は、メールまたはお電話、FAXなどでご連絡くださいませ」と表示されました。どうやら見落としていた様です。しかし、ホームページ本文にはそのことが書かれていないので、出来れば、表示して欲しいんですが・・・。

もくもくと糸鋸でパズルを作る で、北の工人で体験を行うことになったのてすが、木工体験といっても、一種類だけではなく、『表札』『パズル』『石鹸箱』『花瓶台』『キーホルダー』の作成などから選ぶことが出来ます。値段は、どれも一律1050円と何だか、妙に安い気がします。青森県のホームページには、所要時間は60分〜90分とのことだったのですが、実際に話を聞いてみると、パズルや表札は2時間程度は必要とのこと。大体、修学旅行などでやってくる学生さんが多いそうですが、ほとんどの場合、時間切れで後は、自宅に持ち帰ってやってくださいってことになるそうです。

 で、私とねこさんは表札、やここさんともんたさんは、パズルの作成ということになりました。ちなみに、表札はヒバ材、パズルはブナ材を使っています。ヒバの木は青森県にしか無い檜に似た木だそうで、匂いはとても心地良く、削っていると、なんともいい匂いが漂います。

 表札は、彫刻刀を使って削っていき、パズルは電動糸鋸で削っていきます。まずは、どの様な絵にするかが問題で、私は職場の部署の略称『PCS』とすることにしました。あくまで、体験が目的なので、実用度は二の次です。絵を書くのが下手なので、文字にしてみたわけですが、文字にしても、やっぱりセンスが無いのか、いま一つの出来ばえです。たった3文字なので、それほど難しく無いはずと思ったのですが、何の何の、かなり時間がかかります。

  

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