ホームページへ戻る

東北編に戻る

その2へ戻る

その4へ進む

人里はなれたランプの秘湯青森 青荷温泉 2004冬編(2004/03/06〜07)

 

道の駅虹ノ湖(この期間は、青荷温泉待合所として、営業) さて、みんなで上手く合流して、今度は道の駅虹ノ湖を目指します。列車が到着したので、14時前でしたので、余裕が目茶苦茶あるわけではありません。最終バスが16時発とのこと。約2時間程度です。虹ノ湖までは、約1時間の道のりなんですが、15時のバスにはぎりぎり間に合わない様な様子。みなさん、睡眠不足なのか、その移動中は、すっかりお休みの模様。

 道路は除雪が行き届いていて、きわめて走りやすい感じです。思っていた程でなくて良かったと思っていると、道の駅虹ノ湖に到着。道の駅は休業中で、青荷温泉行きの待合所のみが開いています。この待合所では、ちょっとしたお土産物も販売されているので、道の駅として利用できなくもありません。トイレも使えます。
 秘湯の宿ということでしたので、駐車している車は少ないかと思いきや、意外と車が駐車しており、お客さんは結構いる様子です。到着したのが、3時15分ということで、十分時間がありましたので、道の駅周辺を散策してみました。

 少し前までイベントが行われていた会場だった様で、迷路といった看板があります。その奥に、一際大きな、「こけし」の滑り台を発見。その近くまで行こうとするのですが、そこまで行くには雪で閉ざされており、新雪を踏みしめて向かうことになります。といっても、花巻の時ほどでは無く、まだ歩きやすい感じで、良かったのですが、やはり雪は見事にズボンにまとわりついてきます。

虹ノ湖の公園にあるでっかいコケシ そこまでコケシにこだわる必要も無かったのですが、見つけたからには、近くで記念写真を撮りたいという衝動に駆られました。ただ、遊戯施設のある公園が、雪で埋まった状態なので、場所に寄ってはかなり危険度が高いところがあります。滑り台横にアスレチック遊戯があった様ですが、これが見事に雪で埋まっており、パイプの所を踏み外すと、2m程度下まで落ちてしまいます。ん?と思って、下を見たら、ぼこりと穴が開いていたので、気がついたのですが、気づかずに普通に歩いていたらエライことになるところでした。

 とりあえず、写真を撮ると、先程の待合所に戻ります。やはり雪深いこともあって、30分弱ほど時間を費やした様です。待合所では、おでんが販売されており、ここでも「こんにゃく」を発見。これは、やはりこれは、食べておかないと駄目だろうと購入してみたところ、アップルヒル浪岡で食べたこんにゃくよりも美味いんですね。良く炊きあがっているというか、こんにゃくの中に出汁がしみこんでいるというか、本当においしいです。ここでも、板こんにゃくに割り箸を刺しただけだったんですが、こんにゃくを噛むと、出汁が飛び出て来る感じです。

 満足満足と思っていると、30名程度の団体さんがやってきました。かなり沢山のお客さんだなぁって思っていると、続々とやってくる感じで、最終的には50〜60名といった感じです。外に停車しているのは、マイクロバスなので、これに乗るのか?と思っていたのですが、もう一台やってきて、合計2台でお宿に向かうことになりました。


 車は確かにすれ違いが出来ないぐらいの道幅で、道路脇には津軽弁の標識が立っています。夏場は、一般車両の通行が可能な様なので、その為の注意喚起なのかもしれません。運転手さんが、ところどころで、風景の説明をしてくれるのですが、雪が舞っている状態なので、景色はほとんど見ることができません。

 山頂近くで、マイクロバスは一端停止し、「雪上車の体験乗車」となりました。雪上車とは、雪の上でも自在に動くことが出来るいわば戦車の様なものでして、大きなキャタピラがタイヤの代わりになっています。故に、運転席にはハンドルはなく、右のキャタピラと左のキャタピラの回転速度を調節して、左右に曲がる様になっています。ちょっとすごいぞ・・・。
  

スリル満点、雪上車 運転手を別に9人まで乗れるとの話だったのですが、正式な座席は助手席の1席のみ。残りは、パイプイスが荷台(と思われる箇所)に付いているだけです。どの様な理由で、この雪上車を購入されているかはわかりませんが、もしかすると、吹雪で里に下りられない時などでは、これでお客さんや食料の輸送をされるということなのでしょうか。
 ちなみに、乗り心地はお世辞にもいいとは言えません。勿論、雪上車故にかなりの傾斜でも、普通に走っていく様で、このままコロンとこけないだろうかと不安になってしまいました。また、そういうところを好んで走っている様にも見えました。あまりに揺れるので、遊園地の遊具に乗っている気分で、これもまた、一興といったところです。貴重な体験で、楽しかったです。

 

 雪上車が走る姿を映像に納めたいと思って、雪上車から下車した後、見ていると、「前のバスでますよー」と声がかかりました。ありゃりゃと思って、急いで乗車したものの、別のお客さんが先程発車した雪上車に乗っていた様で、こりゃいかんということで、到着を待つことになり、雪上車が帰って来るところの写真を取ることができました。
 雪は新雪で、ふかふか。昨年の顔拓に続いて、今年はやここさんが、顔拓に挑戦。何だか、神様に拝んでる見たいとは、本人談。確かに昨年は、ちょうど旨の位置あたりでやってましたから、それに比べると、大変やりにくいってもんです。まぁ、これで寝ぼけ眼はパッチリといったところでしょうか。

 雪上車が帰ってきたわけですが、乗車しているのも迫力がありますが、外から見ているだけでも、かなりの迫力です。この雪上車の体験試乗は、青荷温泉の冬季宿泊客へのサービスになっていますが、先程の虹ノ湖の道の駅にある待合所に、「雪上車一周100円」と書いた貼り紙がありました。どうやら、1人100円で、体験試乗させてもらえる様ですので、黒石温泉郷に行かれた場合は立ち寄ってもいいかもしれません。

ランプの宿ですから、ランプがあちこちにあります。 そこから10分程度で、青荷温泉ランプの宿に到着。思っていたよりも、情緒たっぷりで、驚き。徹底的にランプにこだわり、目に付く電灯は、「非常口」のランプと、玄関前の温泉にある自動販売機のみ。他は、各部屋にある懐中電灯ですが、懐中電灯には「似合わないので、持ち出し禁止」という貼り紙があります。いやはや、情緒たっぷりです。
 とりあえずフロントで、宿泊者名簿に必要事項を書いた後、しばらくフロントで待って来れと指示されます。仲居さんが部屋を案内してくれるのかと思いきや、実際は「それでは説明します。」という言葉から、全員に向かって、お宿のシステムについて説明がありました。
 まずは、お風呂についての説明で、全部で4箇所ある旨の説明があります。次に食事で、夕食はフロント横の大広間で、午後6時30分から午後8時までの間、朝食は午前7時30分から午前8時までの間に取る様に説明を受けます。特に朝食は、時間が短い・・・と思いながら、考える余裕なく、お部屋の説明に入っていきます。部屋に鍵は無く、内鍵のみとのこと。貴重品は「金庫」にしまっておくこと、更にその鍵はフロントで預かることは出来ないので、各自できちんと保管しておくことと説明を受けます。うーむ、これって・・・どうやって保管するべきなんだ・・・と考えてしまいます。なんとも不安になってきます。そして、ランプには絶対触らない様に注意を受けます。夜、寝る時はどうするんだろう?と疑問に思います。
 そして、最後に「それでは、部屋番号を言います。誰々さん2階の何号室、誰々さん、向かい側の建物の2階、誰々さん、・・・」といった具合に進んでいきます。団体旅行では無いのですが、何だかフロントに取って、一番効率が良い方法を取っている様です。

  

ホームページへ戻る

東北編に戻る

その2へ戻る

その4へ進む