ホームページへ戻る

東北編に戻る

その4へ戻る

その6へ進む

食べてみたいなわんこそば花巻志戸平温泉編(2004/1/17〜18)

 

パンづくり(やここさん) で、今日の予定は、10時にチェックアウトをして、そのまま遠野に行くつもり立ったのですが、ホテルのエレベータに「パン作り体験」というチラシを見つけたので、これを申し込むことにしました。やここさんと旅行すると、やはり体験ものは外せないといったところでしょう。当日、フロントに申込みを行い、チェックアウト後にお土産物屋さんの前にあるパン工房に向かいます。パンの生地から作るのを期待していたのですが、これは時間がかかってしまうので、生地を浸かっていろんな形を作るといった物でした。その点は少し残念。
 しかし、気軽に出来るという利点はあります。今回の体験時間は30分。焼き上がりまで1時間といった具合で、お昼までには志戸平を後にすることが出来ます。それにお昼時なので、昼食代わりにパンをいただくことが出来ます。
 まぁ、それにしてもこんな時に思うのは、芸術的センスの無さですね。どうも、思った感じの藻気が出来ないんですよね。見栄えが悪いというか、なんというか。体験するのは好きなんですが、題材を考えて、作るというのは、全然出来ないんですよね。何だか、自分の芸術的センスの無さを恨みたくもなります。

  

パンづくり(ひゃくはちじゅう) パンの生地は自分では作らないのですが、トッピングが5〜6種類ぐらい用意されていて形を工夫する他に、味の工夫もこれらで行うことか出来ます。あんこ、ナッツ、チョコレート、ゴマ、チーズなど(というか、後一種類が思い出せない・・・)から選べます。あまり、奇異なトッピングはやらないで置こうということにしたのですが、ゴマを練り込んだものや、チョコレートやあんこも焼いてみると、独特の味わいがあり、おいしく思いました。
 ちなみに、私たち二人以外に、赤ちゃんを連れた御夫婦が参加されており、その方も楽しみながら、アンパンマンの形のパンを作られていました。で、その奥さんは、家でパンを焼いたことがあるらしく、色々な作り方の話を旦那さんに話しながら作られていました。そうやって考えると、パンの体験教室というのは、他のソバや機織りなんかと比べると、身近な体験教室であると言えそうです。

 パンの焼き上がりまで約1時間とのことで、ロビーでぼ〜っとするのも何なので、ホテル志戸平周辺を散歩することにしました。まず、気になっていたのは、客室から見えていた緑色の鉄橋。ホテルから橋が見えるということは、橋からホテルを見ることができるというわけです。ホテルの付近の川原がうまく撮影できないかと思って、鉄橋に向かいました。ホテル横に怪しげな階段があり、それを下りると、鉄橋へ近道になります。昔は、そのまま下の川原まで下りることが出来た様ですが、現在は閉鎖されています。
 鉄橋の手前に「滝」の案内があり、ついでなので、その滝を見に行こうと、いうことで、ぶらぶらと歩きます。風景は、一面が雪の田舎の様な風景で、天気が晴れているので、大変気持ちよい感じです。しかし、道路は一本道では無く、分岐が何カ所かあるのですが、それぞれに小さいながらも案内板があるので、『歩いている』ぶんには迷うことはあります。通常は、車でやってくることの方が多そうなので、この案内板で大丈夫なのかは心配になってきます。
  

反射する陽光 最後の分岐箇所に「入口まで200m」と書かれた案内があるのですが、そこからは除雪がされていない状態で、車の轍を歩いていくことになります。200mもこの状態が続くのかと不安に思ったのですが、約100m程で轍がなくなり、一面純白の銀世界が広がりました。そこは、どうやら、雪が無ければ駐車場の様です。しかし、駐車場への道は、お世辞にも立派とは言えない、貧弱な道路ですから、この駐車場の広さはちょっと異様な感じがします。本当にこれだけ広い駐車場なのかどうかも、今は雪の下なのでわかりません。
 で、この駐車場と思われる広場から先は、車の轍が無くなり、昨日か今朝か誰かが踏みしめた足跡が一つ続いているだけです。足の大きさから言って、恐らく長靴の人では無いかと思うのですが、どうも私の足跡の方が大きくなる傾向があり、結局、雪を踏みしめて歩かねばならない感じです。しかし、滝がもうすぐと思うと、昨日に続いて、雪の中を歩いて、滝を目指すことにします。といっても、昨日の田沢湖ほどの雪の量ではあませんから、その分気楽ですし、誰かの足跡がある分だけ、その足跡を伝って歩けばいいので、楽な感じです。

  

薄衣の滝への道 夏場だったら、それほど苦もなく駐車場を歩いて行けるのでしょうが、今は冬。駐車場というよりも、雪原の中を歩いている感じです。ましてや、スニーカーなんかだと、雪が靴の中に入る可能性もあって、とっても大変です。橋と思われるところを渡ると、道が急に細くなり、山道を歩く様な感じになります。そこに古ぼけた錆びた案内板がありました。そこには、高さ40mの二層の滝とあり、特に紅葉の頃が素晴らしいとあります。命名は、北白川宮成久親王殿下とあり、どうやら天皇家の方が付けられた様です。高さ40mとの滝となると、かなり興味が沸いてきます。もう少しで滝にたどり着けるかと思うと、俄然やる気が出てきます。
 しかし、残念ながらそこから先は、それこそ「前人未到」の世界の様で、滝に向かうには、丸太の木橋を渡らなければならないのですが、丸太の上には、30cm以上の雪がつもり、ただでさえ、平衡感覚の悪い私に、そこを渡れというのは、なんとも酷なものです。ということで、しばらく悩んだ末、諦めることにしました。春〜秋にかけて一度はやってきたいと思う薄衣の滝でした。

 まぁ、そんなわけで、ただ雪にまみれただけの感じになってしまいました。ただ、時間としては丁度良い感じで、ホテルに戻ることにしました。駐車場を過ぎると、また車の轍があるので大分楽に歩くことが出来ます。ちょうど、駐車場を登り切ったところで、年配の女性の方2人連れに声をかけられました。この先に何があるのかといった内容だったので、滝があるらしいけれども、雪で行けそうに無いと答えると、ああ、やっぱりといった答えが帰ってきました。で、しっかりと「そんな靴だったら大変だわ、私らみたいに長靴にしとかんとね」と指摘されました。まさしくその通り。その女性の方は、この周囲を散策しているそうで、その為に長靴を持って来られた様です。地元の方といっても、志戸平周辺の方では無い様です。東北を旅する場合は、長靴が必須なのかと思った次第です。3月の青森旅行時は持って行った方がいいのかなぁなんて思っています。ほとんどレンタカーで移動ですしね。

  

ホームページへ戻る

東北編に戻る

その4へ戻る

その6へ進む