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食べてみたいなわんこそば花巻志戸平温泉編(2004/1/17〜18)

 

 早々にお土産も決まったので、良かった良かったといった具合で、今回のお宿、志戸平温泉に向かいます。まだ、5時過ぎなんですが、今朝が早かったということもあって、なんとなーく眠たい気分になってきます。志戸平温泉に到着したのは、6時過ぎでした。
 ホテル志戸平は思っていたよりも全然大きく、日帰り入浴も可能な様です。沢山の車が駐車しており、駐車場には、分厚い氷が張っているというのが、このあたりの寒さを物語っている気がします。
 チェックインを済ませて部屋に案内されます。最近の流行りなのか、それとも東日本の方ではこれが普通なのかはわからないのですが、接客サービスは基本的にタイトです。駐車場係がいるわけでも無く、部屋に入っても仲居さんがやってくるわけでもありません。まぁ、値段相応なのかなぁと思うのですが、同じ値段だったら西日本の温泉旅館の方がサービスは上といった感があります。ただ、別に嫌な感じはせず、ある程度セルフサービスなんだと割り切れば、全然問題ありません。フロントの方は物腰は柔らかいですし、レストランの方も大変愛想がいい感じです。
 面白いのは、温泉旅館の定番なのか、「唐がらし梅茶」が部屋に用意されていること。これで、岩手県も制覇です。一体、どこのお土産なのか・・・。
  

ホテル志戸平(夜の客室から) とりあえず、お風呂に入ることにしました。お風呂は、男性用大浴場、女性用大浴場、混浴大浴場があり、混浴の方が源泉に近いそうです。男性用と女性用の大浴場は、深夜に入れ代わり、全てのお風呂が楽しめる様になっています。
 男性用大浴場は、横幅数十メートルの滝が眺められる展望風呂と奥にちょこっとジャグジー、サウナが備わっていて、露天風呂があります。滝を眺めるには、この位置が一番で、気温が−5度といった具合ですから、なかなかいい具合に湯に浸かることができます。洗い場は、50蛇口は優にあるのでは無いかというぐらい沢山あり、ある意味、完成された大浴場といった感じ手す。ちなみに、数十メートルに及ぶ展望風呂は、場所によって、熱さが違います。

 話が前後しますが、食後に今度は混浴風呂に向かいました。大浴場には、大きな湯船の他、滝湯と水風呂、外に露天風呂があります。露天風呂の位置は、男性用大浴場の露天風呂から少し奥といった具合です。混浴ですから、恥ずかしいかと思ったのですが、大浴場の方は、湯煙でほとんど見えず、露天風呂の方も浸かっていればわからないといった具合です。それでも、積極的に近寄っていく様なことはありませんけどね。ちなみに、露天風呂の位置に源泉があり、故に源泉100%といった湯量です。お湯の温度は熱いのですが、これも場所によっては、丁度いい具合のところもあったりします。自然故のことなんでしょう。
 面白いのは、大浴場にある鍾乳洞風の湯船。なんで、ここだけ・・・と思うんですが、入ると、水風呂。いやぁ、なんだかものすごく冷たいです。プールの水よりも冷たいのでは無いかと思ったりします。水風呂そのものは、サウナなんかがあると良くあるので、普通なんですが、鍾乳洞風であること、さらにサウナが周囲に見当たらないといったことから、なんだか、妙な感じを受けます。
 で、この混浴風呂に入って気づいたのですが、どうやらこのホテル志戸平には、「湯治客用」の宿泊棟がある用です。そんなわけで、旅館棟から入ることが出来る脱衣所とは別に、自炊棟用の脱衣所が備わっています。通りで、旅館棟からこの混浴風呂に行くには、50m程の屋外廊下を歩かねばならないわけです。ちなみに、湯治客の方は、旅館棟の男女別お風呂に入浴することは出来ない様に見えましたが、さて実際のところはどうなんでしょう?
  

ホテル志戸平(朝の客室から) お風呂の話を続けているので、この際、翌朝入った女性用大浴場の話もしておきましょう。ちなみに、男性用・女性用と言っていますが、実際に館内ではその様に説明されています。別名もあるのですが、どうやらこの呼び方の方が普通の様です。故に、翌朝の女性用は男性専用になっているというわけで、何だか余計にわからない感じがしなくは無いですが・・・。
 ま、それは余談で、女性用の大浴場は、3階に位置します。男性用は1階に位置するのですが、川原から考えると更に1階分高くなりますから、女性用の大浴場は、川原から考えると4階に位置します(エレベータでは勿論3階です)。場所は、男性用大浴場から少し離れた下流の方に位置します。滝はかろうじて見えるかなぁといった具合です。景色は男性用大浴場の方が良いと思います。場所もさる事ながら、脱衣所も少し小さめの感じで、中に入ると、あれ?こんなに小さいの?と思えます。男性用大浴場のそれこそ半分程度の大きさ。そこにジャグジーもあるので、何だか普通だなぁと思えます。しかし、その奥に露天風呂という案内があったのでそちらに向かうと、女性用大浴場は2つに分かれており、奥に階段を降りたところに、更に洗い場と檜風呂があります。朝の忙しい時間だったので、大半のお客さんは奥の洗い場を知らないらしく、上の洗い場は大混雑、奥の階下の洗い場はガラガラといった状態でした。しかし、奥のお風呂は階下・階上吹き抜けで大変寒いんですよね。ゆっくりと体を洗っていると、寒くてしょうがありません。この檜風呂の奥にサウナがありました。
 その吹き抜け部分を上から眺める様に通路があり、その奥に露天風呂があります。檜風呂なんですが、こちらは、取ってつけた感じで今一つ。その奥にスチーム風呂があります。スチーム風呂の有り無しが施設としての差なんですが、全体的な印象は、男性用大浴場が優っている様に思います。とんでもなく大きな浴槽がどどーんと一つあるのと、大きな浴槽がいくつかに分かれているのとの差なんですが、こういう場合、めずらしいとんでもなく大きな浴槽がどどーんという方がインパクトがあるだけなのかもしれません。
  

ホテル志戸平遠景 話を戻して、ひと風呂浴びてから、食事です。食事はレストラン食です。料理内容は、しゃぶしゃぶをメインとして温泉旅館らしい料理が続きます。これは、かなりおいしかったです。今までの経験上、レストラン食は今一つで、部屋食の方が総じて料理内容が良いという印象があったのですが、良く考えると、青森の十和田荘、酸ヶ湯、そして岩手志戸平と北東北ではレストラン食でなかなかいい料理内容が当たっています(酸ヶ湯は、基本的に部屋食で、レストラン食と料理内容は全く同じだそうです)。
 食事も満足、お風呂も満足、温泉旅館としては、なかなか良く整った感じです。これで、仲居さんがお茶を入れに来てくれれば・・・と思うのですが、それが嫌いな人もいるので難しい所なんでしょうか。というか、旅館の人と話をするには、やはり仲居さんからという気がしているんですよね。そうでなければ、ホテルでいいわけです。あ、そういわれると、今回の旅館も『ホテル』志戸平ですから、間違いでは無いですね・・・。

 朝が早かったこともあり、この日は11時過ぎに就寝。翌朝は6時おきで、前述のお風呂に向かいました。何故こんなに早いのかと考えると、理由が思いつかないんですが、なんとなく6時起きにしてました。朝食は7時からで、バイキングになっています。意外に、種類も多く、和食、洋食、中華が一通り揃っています。となると、食べすぎるのが私何ですが、今回は幾分セーブしつつ、なんとか動けるぐらいにセーブしました。これをセーブするというのかは疑問ですが・・・。

  

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