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見どころ満載!西予卯之町日帰り編(2003/11/09)

 

開明学校校舎 開明学校は、資料館の向かいにあり、建物がそのまま保存されています。1階は主に資料室で、2階に教室があります。ここも思っていた以上に、資料が沢山あって、かなり興味深い内容ばかり。得に、2階の展示である「教科書」の変遷に関するものは、大変細かく、じっくりと読んでみたい気分でした。特に興味を覚えたのが、教室に置いてあった、修身の教科書のコピーなんですが、兵隊さん関係を除けば、現代でも十分使えるのでは無いか、もっと言えば、今の教育に欠けていることが書かれている様に感じました。この教育があれば、少年犯罪も無くなるのでは無いかとまで思ったぐらいです。ただし、上級生向けになってくると、軍事色が強くなる傾向にあるのは否めません。でも、全てが悪いわけではなく、いいとこ取りをして使うことが出来ないかと思います。
 他の展示で目を引いたのは、明治の学校体験に関する掲示です。夏休みを利用して、明治時代の学校を体験しようという試みがあったそうで、着物を来ての授業や遊びを学ぶといった内容だった様です。
 一階に降りると、長野県松本市にある開智学校のポスターが目に入りました。また、先程の修身の教科書に掲載されていた挿絵が掲示されていました。これで、明治時代の小学生の行動がわかる様な気がします。他には、戦時色の濃いところでは、慰問の手紙があったりして、私としては、本当に興味がつきません。しかし、列車の時間があるので、途中で諦めて、駅に急ぐことにしました。
 ちなみに、開明学校の校舎の他に、寺子屋も上がる事はできませんが、見学することが可能な様になっていました。思っていた以上に充実した展示内容に驚き、この二つの施設で1時間半というのは、かなり厳しい時間だったと感じながら、開明学校を後にしました。

開明学校の教室      寺子屋

 ちなみに、4つ目の資料館は、「米博物館」です。こちらも建物が特徴的らしく、行ってみたい気がします。また、今回のチケットにはありませんでしたが、大きな施設として県立の歴史文化博物館があるそうです。これもまた、気になるので、今度来る時もしっかりと腰を落ち着けて観光に寄せてもらおうと思った次第です。

 資料館から出てくると、同じ道でも少し見方が変わってきたりします。何でも、開明学校や先哲記念館があった通りは、江戸時代の繁華街だったそうです。その西隣の商店街が、大正〜昭和にかけて賑わった通り、そして、現在は役場のある国道沿いと時代が変わるとともに西側に中心地が移動していったということ知ると、そいう様な目で見てしまうんですよね。でも、現在では商店街は商店街としての再生を模索している感じはありますし、宿場町として栄えた通りは、それをそのまま生かした歴史文化村として観光の目玉になっています。現在のメイン道路である国道沿いにはショッピングセンターがある様で、車の通りは多い様です。
 その国道を見ると、左から右に高速バスが走っていくのが目に着きました。もしかしたら、松山まで路線バスがあるのかもしれないとふと頭に浮かび、バスの時間を確認してみることにしました。

駅前の交差点 役場前にバス停があったので、時刻表を確認すると、ちょうど今のバスが行った後名の手、約1時間後の出発です。予約制なのか、ただの路線バスなのか分からないですから、それを確かめようと思って駅に行ったのですが、卯之町駅には高速バスは乗り入れが無い様で、その事には一切触れられていません。松山行きの普通列車は20分後に出発なんですが、高速バスに懸けてみる事にしました。とりあえず、バス会社の営業者が徒歩15分弱のところにあることが分かったので、そちらへ向かいます。そこに行けば、所要時間や予約の必要性などもわかるだろうと思った次第です。電話で聞くのが一番早いんですけど、電話ボックスが見当たらない、さらに電話番号を覚える自信が無い、パソコンを出すのは面倒くさいといった理由で、歩く事にしました。

 国道沿いをあるくのは、特にこれといったものも目に入らず、面白くないといった感じです。ただ、昼食がまだだったので、食堂などがあれば入ろうと思っていたぐらいのものです。結局、ラーメン屋さんがあったのですが、ちょっとラーメンを食べたいという気分でもなかったので、素通りし、先に営業所に立ち寄りました。バスは予約制では無いとのことで、所要時間は約1時間半。行き先は道後温泉だそうで、ちょうど松山に戻った後に道後温泉に行くつもりだったので、この方法を取ったのは、正解だった様です。運賃は、電車と比べてほとんど変わらないぐらいでした。

結構おいしい、うどん屋さん。 バスの時間まで約40分ということで、食事をしようかと、周囲を少し歩く事にしました。向かいにお好み焼き屋さん、隣にファミリーレストランがあるのですが、旅先であまり食べたいものではありません。その先にショッピングセンターがあり、中にマクドナルドがある様ですが、これも旅先で食べる様なものでは・・・。他には、コンビニ、ほか弁。確かに食べる所はあるのですが、どうも思っているものとは、違う様でして・・・。

 と思ったら、大きな交差点のところに、大きな駐車場とうどん屋さんがありました。ドライブインの様にも見えるんですけど、れっきとしたうどん屋さんで、讃岐から随分離れてはいますが、これだったら、納得ということで、こちらのうどん屋さんに入る事にしました。
 中の作りも、旅先でありがちな、ドライブイン風に見えるのですが、メニューは「うどん」「そば」「ラーメン」のめん類のみ。優先順位は、うどん→ラーメン→そばといった様です。そばよりもラーメンが来るとは珍しいと思いつつ、じゃこ天の入ったうどんにしました。お勧めを聞いたところ、これとのことでした。そんなわけで、うどんとかやくご飯が今日の昼食。何だか、大阪で食べるものとあんまり変わらないなぁと思いつつ、出てくるのを待ちます。本当に注文から出てくるまでは早かったので、あまり期待できないなと思って口にしたところ、これが、大変『おいしい』んです。うどんって、コシがどうのとかいう感じで、食感をどうのこうのということはありますが、味に関しては、特に強い印象があった記憶がありません。ところが、こちらのうどんは大変おいしく感じ、出汁も関西風の薄い色のもの(味が薄いわけではありません)。意外な発見だと思って、大満足で、お店を後にしました。

 

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