駅を出て、数百メートルで国道にあたります。どの当たりが、開明学校なのか今一つわかりませんが、適当に歩き回っていると、有名な施設だからわかるだろうという判断です。帰りに内子による場合は、1時間程度の散策、内子によらない場合でも、3時間後の列車でなければ、特急で帰らなければならない様になってしまいます。所持金が少ないので、できる限り安く押さえたいので、最大でも3時間といったところで、算段します。
国道との交差点のところに、いよてつ高島屋が目に入りました。百貨店ですけど、出張所程度の大きさですので、特に何かイベントをやっているといったわけでもありません。そのまま信号をわたり、突き当たりを右に折れました。卯之町の商店街の様ですが、活気があるといった感じはありません。最近は、大型ショッピングセンターのみが賑わい、商店街はそれこそシャッター街になってしまう傾向にあるので、何とも寂しい感じがします。ただ、「卯之町の歴史的建造物を保存する」動きがある様で、ところどころで、古い建物があるのですが、まだ始まったばかりといった感じで、特に観光に適しているといった感じはありません。ちなみにこの写真の問いかけに関しての答えが見つからなかったので、謎を残したままといった感じです(^^ゞ
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ぶらぶらと歩いていると、歴史文化村と書いた駐車場が目に入ります。いったいなんだろう?と思って近づいてみると、どうやらこのあたり一体を歴史的建造物保存地区として、建物やら博物館などを集約している様でした。確かに、江戸時代より続く古い建物か軒を連ねさらに東寄りの通りになると、飛騨高山の様な感じで古い建物が並んでいます。高山と大きく違うのは、観光客が少ないといったところ何ですが、あまり媚びない感じで、かつ自然体といった風に受け取る事が、こちらの方が好みだったりします。結構驚いたのですが、自転車でやってきた小学生か一件のお店に入ろうとし、自転車を止めました。ちょうど、私がカメラを構えた時と合致したんですが、私の方は特にこれといって気にしていなかったわけですが、その小学生、お店に入る前にカメラに気づいて、わざわざ自転車を退けてくれたのです。こういう気遣いが見えたところに、町を挙げて観光に力を入れようとしているんだなぁと感じ、嬉しくなってきました。
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突き当たりに、「宇和先哲記念館」がありました。入館料は200円だったのですが、4館共通券が400円とのことでしたので、4館共通券を購入することにしました。これだったら、2館回ればトントン、3館で元を取れるってものです。そういう心配をよそに、受付の方は、「もし見られなかったら、次の時にご利用いただけますよ」と教えてくださいました。次に来るのはいつになるかはわからないのですが、こういうサービスってリピーターを呼ぶ様な気がします。特に、気に入れば、尚更ですよね。というよりも、2日に渡ってみてもいいというわけですから、1泊2日で分けて見る事も可能なんですよね。もし、見終わらなければ、次回でいいと考えると、随分余裕が出来る感じがします。
宇和町先哲記念館では、主にシーボルトの妻ならびに娘の「イネ」、そしてシーボルトの弟子であり、イネの師匠である「二宮敬作」に関する内容と、西予地域の政治家「佐々木弘吉」についての展示が中心でした。一通り目を通したものの、偉人に関する資料にあまり興味が無いのか、特にこれといった感銘も無く、30分程度見学。続いて、2階で「箱の中身展」なるものを開催していたので、そちらも合わせて見学してみることにしました。
箱の中身展って一体何だ?と思っていたところ、宇和町の田んぼで2000年から実施されているイベントの一環で、タンボックスプロジェクトといったことが行われていたそうです。最初は、田んぼに突然、モニュメントが置かれるといったものだったのですが、その翌年からは、大きな箱(高さ2mだった3mだったか覚えていないのですが、規定があるそうです)が田んぼに置かれ、その中を自由に創造したものが置いてあると言ったものです。これには、かなり興味を覚え、実際に展示されていた際の写真などを興味深く拝見しました。実物を見てみたいと強く思った次第です。というか、実物を見る為に、来年、宇和町にお邪魔しようとも思いました。
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結局、1時間ばかり先哲記念館で見学していた為、内子に立ち寄るといったプランはキャンセル。続いて、今回のメインである開明学校へ立ち寄りました。天気は、相変わらず愚図ついており、軽い霧雨といった感じです。
開明学校と、民具博物館はほとんどセットといった感じで、4館共通券を差し出したところ、2箇所を切り取られてしまいました。まぁ、どっちも見るつもりだったので、これで良かったんですけど、4館共通といっても、実質は3館なんだなぁと思った次第です。
で、まずは、民具博物館なんですけど、これが、また大変充実していて、驚きました。私の好みなんですよね。館内は真新しく最近できた感じで、靴を脱いで見学します。まず、最初に目についたのは、神楽の面。ちょうど先週、「石見神楽」を見たことから、なんとなく興味を覚えます。こちらの神楽はどんなものなんだろうかと思ったりします。他には、昔の卯之町の様子や芝居小屋を再現したミニチュア、明治・大正・昭和の生活を再現した部屋、真空管ラジオなどがあり、最後に今まで集まった民具が集められた倉庫までも見学できる様に何ています。いずれも整然と並んでおり、大変見やすく思います。ここは、思っていた以上に興味があり、本当ならばじっくりと見てみたかったのですが、時間的な都合もあり、1時間弱で開明学校に移動しました。個人的には、時間があれば、2〜3時間は楽しめたと思いました。
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