さて一応、レストハウスに立ち寄り、どの様なお土産物があるのか、一応チェック。あくまでチェックするだけで、荷物になるので、購入するつもりがないのですが、中にひとつだけ面白そうなものとして、サケの携帯ストラップがありました。お尻からイクラが出ていて、それを引っ張ると、驚いた顔になるといったもので、誰かにあげたいという衝動にかられました。あげるならば、すぐに会えることができる人となると、職場の後輩んでことになるんですけど、職場の後輩は、携帯電話を持っていないという今どき珍しい人たちなので(勿論、私のことは棚に上げてます(^^ゞ)、購入しても意味がありません。そういうわけで、面白いなぁと思っただけで、購入にはいたりませんでした。店内は、ものが沢山あって、妙にごちゃごちゃしているなぁという印象なんですが、お土産屋さんってこんなものと言われれば、それまで。他に飲食コーナーというのもあるのですが、こちらはなんとも不思議な合理化が図られていました。
コーヒーと牛乳とオレンジジュースなんですが、カウンターにガラス瓶が置いてあり、そこにお金を入れて、セルフサービスで紙コップに注いでいくというもの。牛乳が100円だったので、お金を入れたところ、カウンター越しにおばちゃんが出てきて、暖かいミルクだったら、言ってくださいよと声をかけられました。というか、メニューにホットミルクなんて無いのに・・・惑わさないで欲しいって思ったんですが(^^ゞ 味は、やはり北海道の濃い味の牛乳ですね。どちらかというと、生クリームの元を飲んでいる気にすらなってきます。
そのカウンターを見ていると、ありました蒸し玉子。でも、5個400円なんですよね。同じ値段で、同じ個数で販売しているというのもこれまた不思議で、先程の関所販売と何か関係があるのでは無いかと、勘繰ってしまいます。まぁ、玉子は購入しなかったんですが、ソフトクリームをいただこうというわけで、バニラ味のソフトクリームをいただいたのですが、これはちょっと期待外れな味でした。独特の触感とチープな味といった状態なんでしょうか?味は牛乳の味がどちらかというと薄い気がしました。
|
レストハウスから先に足を進めようと出発します。地図によると、このレストハウスのあたりから、遊歩道が続いており、その先に林道コースと駅へ向かうコースの2つに別れているそうです。しかし、探し回ったのですが、それらしい看板が見当たらず、遊歩道がいったいどこにあるのかもわかりません。もしかしたら、車道の方にあるのかもしれないと、車道にでてみたのですが、それらしきものは、なく、そこには、北海道の広い原野を一本の道がただ走っているといった状態です。長い直線の末のカーブということもあって、結構なスピードで車が走っていきます。遊歩道の入口が見当たらなかったので、車道を歩いて、川湯温泉に近い入口から入って、林道を歩こうと思ったのですが、この車道、歩道が無い為、結構なスピードで走っていく車に、常に恐怖を感じます。これで、車に轢かれでもしたら、たまったもんじゃないということで、枯れてしまった木々の林を歩いて、レストハウスの方へ逆戻りをしました。変なところを歩いているということは、重々承知しており、おそらく、駐車場の係員の人も、不審がっているだろうと思ったわけですが、命には替えられません。いや、これは、ちょっと大げさですね(^^ゞ
|
そのまま枯れ木の林を歩いていると、レストハウスの後方100m程度のところに遊歩道らしきものを発見。もしかしたら、これがそれかも知れないということで、駄目元で林の中に入っていくと、「←川湯温泉 ユースホステル→」という木製の看板を発見。どうやら、目的の林道は右側の様で、これで予定していた道に戻ることができました。この道、パンフレットによると、「青葉トンネル」という遊歩道で、明治時代に硫黄山から硫黄を運搬する為の小さなSLが走っていた鉄道後を利用しているそうです。夏場は、ミズナラの樹木が葉を付け、その名の通り青葉のトンネルとなるそうですが、残念ながら、まだ新芽が出始めたところで、枯れ枝のトンネルといった状態です。結構山深い感じがするのですが、車の走る音が近くに聞こえるので、思っているほど山の中を歩いているわけでは無い様です。鉄道の敷設後ということで、道は平坦で、曲がり方もそれほど急では無く、見る人が見ると、すぐに廃線跡であることがわかりそうな雰囲気が漂っています。鳥のさえずりが心地よく、周辺には人が全くいない状態で、車の音もたまにしか聞こえないので、森を独り占めしている様な気すらします。空を見上げると、青空がどんどんと広がってきているので、心地よい春の日差しを浴びているといった感じがします。
|
しばらく歩いていると、この遊歩道に木製の低い柵がしているところに出くわしました。えっ?もしかして、ここから先が通行止めなのか?と不安を覚えつつ、まだこの時間だったら、戻って先の分岐路を川湯温泉駅に向かって行っても間に合うと思う、どうしようかと間に合います。その柵の真偽を確かめるべく、近づいていくと、どうもその先に東西の道と交差しているところがある様で、そこを曲がって左に向かい、車道を通る方が良いかもしれない思い、その柵を乗り越えました。と、交差しているところに経つと、どうやらその考えは正解だった様な気がしてきます。先程の柵は、どうやらこちらから見て、この先には行ってはいけないという通行止めの印の様で、この東西の道の方が本道の様です。つまり、立ち入ってはいけない目印を逆側の入口ではしており、私が立ち入ってしまった方は、遊歩道の目印も何もしていないことから、立ち入ることは無いだろうと思っていた様です。これで、先程のレストハウスから後方100mまでの間に何も目印が無く、その先になんとなく道が現れたという不可思議な状態の解明が出来たというものです。よくもまぁ無事だったもんだと思ったのですが、この林道沿いには木に赤い目印と、測量点なのか、コンクリート製の小さい標柱がありましたので、妙に不安がありませんでした。逆からやってきたら、ここから先は危険だから、立ち入らないでおこうと諦めたとは思いますけどね。
|
しかしまぁ、川湯温泉ガイドマップにはしっかりと、散策路として紹介されているので、立ち入っては駄目という表示が何も無いというのは、ちょっとばかり不親切ですよね。私が見つけることが出来なかっただけなのかもしれませんが、時期が決まっているんだったら、それらしきことを書いてくれてもいいのになぁと思ったりします。
ここで、国道の方にでて川湯温泉駅に向かってもいいのですが、まだ時間が余っていますので、目の前にある小高い丘に登って小休止するすことにしました。ゆっくりではありますが、日差しがでてきたこともあり、ちょっと汗ばむ感じです。丘の上からは、斜里岳らしき山が望め、なんとも心地よい風が顔にあたり、小休止には絶好といった感じです。温泉に入ることが出来なかったのは残念ですが、まぁ、こういう体験もまた一興だろうと思った次第です。これで、さらに温泉があったら、文句のつけどころは無いんですけど、釧路市内は、山花温泉ぐらいしか知らず、あそこへ行くには、バスの便が大変悪いですからねぇ。以前にタクシーで空港から訪れたことがあるんですが、往復5000円も使ってしまったので、ちょっと・・・って感じです。北海道って大きいと、タクシー料金を支払っている時に思ったもんです(^^ゞ (帰ってから、その周辺を調べてみると、どうやら私が休憩していたところから徒歩10分くらいのところに、秘湯があった様です)
|