ホームページへ戻る

北海道編に戻る

その2へ戻る

その4へ進む

今度こそ桜か!?春の道東縦断編(2003/5/17〜18)

 

 林を抜けると、展望台の様なところに出ました。どうやら、この展望台が一つのキーポイントになっているそうで、翌日訪れたエコミュージアムによると、ここまでは車椅子でもご利用いただける様に整備していますとあります。白樺の木もここを境にほとんど皆無になり、変わりにイソツツジの群生が見られます。というか、このイソツツジの群生がこの硫黄山への遊歩道のハイライトだそうで、6月〜7月には花を付かせるそうです。残念ながら今は花が見られない状態ですので、草が中心となってしまうのですが、咲き乱れた時は、緑の大地に白い花というコントラストが楽しめそうな気がします。いや、白い花なのかどうかってことは、看板に書いてある絵を見ての判断なので、本当のところ、どうなのかはわからないのですが・・・。
 この群生の場所を、「つつじヶ原」とよぶそうで、植物生態や景観的に日本では類例を見ない貴重なものになっているそうです。国立公園の中でも、特別保護地区になっているとのことです。ちなみに、プロアトラスの地図を見ると、このあたりは、「お花畑」と書かれてあり、どうやらこれが地名になっている様です。うーむ、なんともダイレクトな・・・。こうやって考えると、どうしても時期を外している様で、そういや、北海道には何度かやってきているのですが、どうも行くところと時期がマッチすることが少ない様な気がしてきます。特に、釧路地方は、11月や1月に訪れたことしか無いので、どうしても落葉後の木々ばかりの時期になっています。といっても、ベストシーズンは北海道、高いですからねぇ。高いだけの価値があるといやぁ、それまでなんですけど・・・。

 結局、つつじヶ原で18時を過ぎたので、引き返すことにしました。さすがに18時を過ぎると、太陽も帽子山の影に隠れようとしていました。となると、ここから急速に暗くなるのが早くなるのでは無いかとあせり初め、足早に戻ります。ここに来るまで40分近くかかっていましたから、単純計算だと18時30分を過ぎてしまいます。といっても、往路は写真を撮りながら、説明文を読みながらだったので、時間がかなりかかっただけだった様で、阿寒バスの営業所まで歩いて15分程度の距離でした。ここに来ると、これまた方向の関係もあって、帽子山の影に隠れた太陽が顔を出すといった状態です。何だか、東にやってきたのに、日が長いなぁと思ったのですが、良く考えれば、また春の訪れを感じさせる道東とは言え、太陽が一番顔を長くだす、夏至までの日数は他と変わらないんですよね。後1ヶ月で日中が一番長い時期になんですよね。どうも、感覚が狂ってしまいます(^^ゞ
 

 この阿寒バスの営業所の手前に相撲記念館があります。第48代横綱「大鵬」を題材にした記念館だそうで、弟子屈町は大鵬を輩出したことでも有名な様です。残念ながら、相撲にあまり興味が無いので、良くわからないのですが、見る人が見ると、貴重なところなのだろうと思います。
 今度は逆側を歩いて、川湯神社を目指すことにしました。とりあえず、神社があれば、そちらに参拝してみようと思っただけで、あまり深い意味はありません。すると、ここにもおりました、「クッシー」。やはり段々と、精巧に出来てきている様な気がするのですが、ここにあるクッシーに気づく人って一体どれくらいいるのか?と思ってしまいます。まぁ、なかなか面白い物です。
 そこからすぐのところに、川湯神社があるのですが、この神社で注目したのは、「桜が咲いている」ってことでした。どういうわけか、この神社の境内付近には、5分〜8分先の桜が多く、ここだけ春気分といった感じに思えてきます。

 宿に戻り、食事となったわけですが、お食事は、値段を考えればしょうがないかなぁという量です。品数が少なく、見た目に華やかさが無いのが特徴なんですが、意外にも量はそれなりにあった様で、見た目とは随分と違うもんだなぁと思いました。味は、結構良いと思いますので、本当に見た目の華やかさだけといった感じなんでしょう。
 

 で、いよいよ川湯温泉につかることになったわけですが、川湯ホテルプラザのお風呂は、4槽あり、一つは普通の真湯。階段を降りると、低温、中温、高温の三槽の湯船があります。川湯ホテルプラザの案内には、お風呂の入り方について書かれたパンフレットがあちこちに置いてあり、それによると、真湯を出来れば頭から10〜20杯浴びて、低温の浴槽に浸かることを推奨しています。大体、20分程度が目安だそうで、続いて、中温のお風呂に15分程度浸かると良いと書かれてあります。高温は、熱いお風呂が好きな人や肥満の方にお勧めだそうで、温度は42〜43度以上になっているそうです。一般的なお風呂は、勿論中温で、こちらの湯船が一番大きいですが、個人的にはのんびりと入ることができる低温のお風呂が好みだったりします。肥満の解消にはなりませんけどね(^^ゞ

 中温のお風呂に、「飲用の温泉」が出ており、挑戦したのですが、これがなんとまぁ、目茶苦茶酸っぱいんですよね。あまりの酸っぱさに驚きです。確かに、あちこちに、「強い酸性のお風呂」とあったのですが、それがこの酸っぱさになっているとは、思いも寄りませんでした。酸っぱいっていう字を書くぐらいですから、当たり前といえば当たり前ですよね。この酸っぱさは段々と身に沁みて感じる様になるのですが、額に汗がにじむので、顔をぬぐうと、それがまた酸っぱいんですよね。なんだか、あちこちで酸っぱいって感じる様になりました。いや、こんなお風呂初めてです。ちなみに、お風呂は、大体掛け流しになっている様で、大量のお湯が湯船から溢れ出ていきます。大体と書いたのは、高温のお風呂に一カ所だけお湯を取り込むパイプが目についた為なんですけど、循環湯にするにしては、かなり少ない量ですから、もしかするとここで温度を計測しているだけなのかもしれません。にしても、本当に大量のお湯が見事なまでに掛け流されています。
 

 30分ほどたった時に、急に肌の滑りが変わった様に感じました。温泉に浸かって、まさかこんなに早く効果がでるとは思いもよらなかったのですが、あきらかに瑞々しくなった感じがします。効果は絶大と感じられるのですが、熱いお風呂に1分程浸かると、のぼせてしまって、退散しました。ちなみに、こちらのホテルのお風呂には、他に施設は全くありませんので、本当の意味でお湯を楽しむ意外に何もありません。個人的には、露天があるとのぼせた体を冷やしてくれていいのになぁと思ったのですが、零下20度にもなる様なところで、これは望んではいけないのかもしれませんね(^^ゞ ちなみに内風呂は先述の通り、2層構造で、1階は岩風呂風になっています。
 最後に、湯かぶれを防ぐ為に、真湯に浸かってからお風呂から上がります。食事も付いて、いいお風呂に浸かって、寝床も確保されていて、6450円という格安な宿泊料には、ただただ驚くばかりです。スタッフの方の応対も大変良く、建物はあちこち古さが目立ちますが、少しずつリフォームしている様で、特にこれはひどいと感じるところはありません。温泉の効能の関係で、洗い場の蛇口あたりに温泉に起因する何かが付着していたぐらいですが、お風呂そのものも清潔感があり、これといった問題は感じられません。あ、そいうや蛇口が白かったんですけど、これは最近ペンキを塗った様な後がありました。

 色々と考えた結果、翌朝は午前6時に起床し、朝風呂に浸かって、午前7時に食事。午前8時にチェックアウトをして、エコミュージアムを観覧したのち、午前9時15分の定期観光バスで摩周湖を見学、JR摩周駅で下車するといったところまで予定を決めて就寝することにしました。こちらのホテル、残念なことにモーニングコールや時計といったものが無いので、私の腕時計のアラームが唯一の目ざまし。これって、ちょっと不安だなぁと思いながら、就寝しました。良く考えれば、パソコンにアラーム機能かなんかのソフトを入れておけば良かったのですが、そんなものはありません。今後の緊急用として用意しておく課題となりました。なんか、いいソフトあるのかなぁ。というか、やっぱりあれって電源入れてないと動かないんですよね?自動で電源入れてくれるってわけにはならないんでしょうね・・・。

 

ホームページへ戻る

北海道編に戻る

その2へ戻る

その4へ進む