林を抜けると、展望台の様なところに出ました。どうやら、この展望台が一つのキーポイントになっているそうで、翌日訪れたエコミュージアムによると、ここまでは車椅子でもご利用いただける様に整備していますとあります。白樺の木もここを境にほとんど皆無になり、変わりにイソツツジの群生が見られます。というか、このイソツツジの群生がこの硫黄山への遊歩道のハイライトだそうで、6月〜7月には花を付かせるそうです。残念ながら今は花が見られない状態ですので、草が中心となってしまうのですが、咲き乱れた時は、緑の大地に白い花というコントラストが楽しめそうな気がします。いや、白い花なのかどうかってことは、看板に書いてある絵を見ての判断なので、本当のところ、どうなのかはわからないのですが・・・。
この群生の場所を、「つつじヶ原」とよぶそうで、植物生態や景観的に日本では類例を見ない貴重なものになっているそうです。国立公園の中でも、特別保護地区になっているとのことです。ちなみに、プロアトラスの地図を見ると、このあたりは、「お花畑」と書かれてあり、どうやらこれが地名になっている様です。うーむ、なんともダイレクトな・・・。こうやって考えると、どうしても時期を外している様で、そういや、北海道には何度かやってきているのですが、どうも行くところと時期がマッチすることが少ない様な気がしてきます。特に、釧路地方は、11月や1月に訪れたことしか無いので、どうしても落葉後の木々ばかりの時期になっています。といっても、ベストシーズンは北海道、高いですからねぇ。高いだけの価値があるといやぁ、それまでなんですけど・・・。
結局、つつじヶ原で18時を過ぎたので、引き返すことにしました。さすがに18時を過ぎると、太陽も帽子山の影に隠れようとしていました。となると、ここから急速に暗くなるのが早くなるのでは無いかとあせり初め、足早に戻ります。ここに来るまで40分近くかかっていましたから、単純計算だと18時30分を過ぎてしまいます。といっても、往路は写真を撮りながら、説明文を読みながらだったので、時間がかなりかかっただけだった様で、阿寒バスの営業所まで歩いて15分程度の距離でした。ここに来ると、これまた方向の関係もあって、帽子山の影に隠れた太陽が顔を出すといった状態です。何だか、東にやってきたのに、日が長いなぁと思ったのですが、良く考えれば、また春の訪れを感じさせる道東とは言え、太陽が一番顔を長くだす、夏至までの日数は他と変わらないんですよね。後1ヶ月で日中が一番長い時期になんですよね。どうも、感覚が狂ってしまいます(^^ゞ
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