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大沼・登別編

2002年夏の道南!大沼・登別編

 

 さて、3日目の朝、午前6時30分すぎに起床。まずは、お風呂へ向かいます。お風呂の帰りに朝食バイキングに立ち寄れば、時間も無駄にしないので、OKだろうという算段です。寝ぼけ眼ながら、3つ目のお風呂、銀杏館の展望風呂に向かいます。今は、石水亭の一番お勧めのお風呂というのが、昨晩入った紅葉館のお風呂なんですが、ここは数年前にリニューアルしたとかで、どうやらそれ以前は、今から入りにいく、銀杏館の展望風呂が一押しだった様です。少し古い目のパンフレットなんかによると、えらくこのお風呂を押しているんです。
 銀杏館の最上階いくと、すぐに男女別ののれんがかかっています。エレベーターホールがせまいので、お風呂もそんなに広く無いんだろうなぁなどと思って、脱衣場に入ると、え??と思う縦長なお風呂です。ビルの短い方を半分にぶったぎって、男女別のお風呂にしているもんだから、そりゃぁ、長い長い。途中、ジャグジーとサウナで途切れる場所があるんですが、あまりの長さに目を疑いました。真ん中ぐらいで鏡にしてあり、わざと広くみせているのでは無いかと思わす感じです。
 本館の広いお風呂もさることながら、この長いお風呂もなかなか驚かせてくれます。いや、大きければいいってもんじゃ無いでしょうけど、あまりの長さにびっくり!といった感じです。50mぐらいあるんじゃないだろうかと思います。その50m先にようやく露天風呂への出口があり、外にはこじんまりとした露天風呂があります。お湯の色は、こちらも白濁している登別!といった雰囲気でして、内風呂は本館と同じ妙に色の薄いお湯でしたから、露天風呂の方が源泉の割合が高いのだろうと思います。
 露天風呂は空を見上げると気持ちいいのですが、お湯につかっていると、外の風景は見えないので、外の風景を見ようと思うと、ガラス張りの内風呂の方が良い様です。ちなみに男性用のお風呂は紅葉館が見える方向で、女性用がその反対側になっています。果たして、裏側の景色はどんなものか、全くわかりません(^^;)

 朝食バイキングは銀杏館の2階ですので、そのままエレベーターを降りるだけですみます。2階フロアを丸々つかっているので、結構広い朝食会場なのですが、この大きさが丸々先のお風呂かと思うと・・・う〜む、やっぱりすごいなんて思ってしまいます。
 バイキングの内容は特筆すべきものはなく、まぁ、こんなものかと思うと同時に、夕食バイキングの味も想像出来てしまう感じでした。バイキングプランにしなくて良かったと改めて思った次第です。でも、印象に残った食べ物というと、『冷しぜんざい』なんですけど、これ、甘さ控えめでなかなか良かったです。まぁ、朝食でいきなりぜんざいってのも珍しいんですけどね。

 午前9時にチェックアウトを済ませ、バスターミナルまで1Kmほどの距離をとぼとぼと歩きはじめます。送迎バスでなくても、路線バスがあればなぁと思うのですが、そんなものはありません。タクシーを使うにしてもは、短すぎるし・・・。歩いていくにはちょっと遠いし・・・となかなか微妙な距離です。この日は、午前10時よりレンタカーを借りる予定でしたので、良く考えれば、レンタカーの貸し出し時間をもっと早くしておいて、Y氏をホテルにおいて、先に私がレンタカーを借りに行っておけば、バスの代金も一人分で済むし、荷物もおいておくことが出来たんですよね。ちょっと失敗したなぁなんて考えながら、またもや極楽通りを下ります。午前9時すぎと早い時間なので、出店はまだ準備の真っ最中といった感じです。今日は、長山洋子ショーがお昼に行われるので、この時間から準備を進めておかないと、間に合わないのでしょう。ゴミは、昨日のごみ袋部隊の成果か、ほとんど目につきません。さすがは、観光地!と思いました。

 

 午前9時30分に登別ターミナルを出発する室蘭行のバスに乗車し、午前9時45分ころに登別駅に到着。駅レンタカーの受付を済ませ、10時ちょうどに登別駅を出発することができました。車は、駅レンタカーなので、いつもと違う車かなぁ?って思っていたら、いつも通りヴィッツでして、車検証なんかもトヨタレンタリースと書いてあったりして・・・、このあたりは融通しあっているのかなぁなんて妙になことを思ったりします。
 まずは、国道36号を西へ向かって、室蘭市内に向かいます。目的地は地球岬です。これは、定番でしょ。やっぱり。
 青空が広がる北海道なんですが、どうも室蘭の方は雲がどんよりとしている様に思います。おそらく、もっと向こうだろうと思いながら、幌別にさしかかると、なんとも穏やかな綺麗な太平洋が目に飛び込んできました。さすがに夏!というほどではないにしても、すごく綺麗な海。真っ青な海が目の前に広がっています。車を止めて写真をとってみたいとも思ったのですが、時間的都合で省略、車は猛スピードで室蘭へ向かいます。なんといっても、今回は16時に千歳駅に返却の予定ですから、行程が忙しいんです。といっても、地球岬のあとは、ぼんやりと倶多楽湖を見学して、洞爺湖か支笏湖でも見学できたらいいかなぁぐらいにしか思っていません。それでも、いつもより短いと感じると、忙しく感じたりします。高速道路が横を走っているのですが、広い国道はほとんど高速道路状態だったりします。車の流れを乱さない様についていくのに必死といった感じです。
 ありがたいことに、カーナビがついていましたので、一応、それを利用させてもらいました。とはいっても、昨年地球岬にやってきた時に通ったバス道をそのままなぞって走っている様な感じです。東室蘭駅前を通らなかったというのが、唯一の変化でしょうか。輪西駅の手前あたりで、「室蘭道路」と書いてある緑色の看板を見つけました。そんな有料道路があったんだなぁと思いながら、一般道の方を選びます。あとで、プロアトラスをみると、室蘭道路なんてものはなく、国道36号とだけ書かれてあり、有料道路でも無い様です。もしかしたら、緑色の看板でもなく、単純に私が勘違いしただけかもしれませんが、今となっては、ちょっと狐に摘まれた感じです。

 といっても、さして遠回りになっているわけでもなく、さらに渋滞しているわけでもありませんから、ロス時間といっても3分程度のものでしょう。母恋の駅前にでて、そこから地球岬通りを通って金屏風へ向かいます。昨年はこの道を歩いていたのかと思うと、なかなか元気だったんだなぁと思ったりします。車で走ると、尚更その距離が強調される感じがします。

 金屏風展望台を右折しようとすると、金屏風からかなり至近距離でヘリコプターが飛んでいるのが見えました。もう目の前といった感じです。いったいどうしたんだろうと思いながら、地球岬へ急ぎます。地球岬展望台の駐車場に車を止めて、カメラをもって、先程ヘリコプターらしきものが見える位置まで走っていきます。自分でも、なんでこんなに必死なんだろうと笑えてくるんですけど、ごくたまにしかないことですから、やはり気になるものです。
 道警の車が停車しており、作業着姿の景観が、バタバタと地球岬の絶壁から下を見下ろしています。その近くまで行って下を見たのですが、なにがあったのか全くわかりません。地球岬展望台の方に上がって、みるのですが、ここでも何をしているのか全くわかりません。ヘリの操縦技術が相当なものの様で、かなり地球岬の断崖に近づいた位置にいる様で、音は聞こえど姿は見えずといった状態が続きます。海をみると、巡視船らしきものが一隻停泊してり、なにか事件でも行ったのでは無いかということが容易に推測できるのですが、何が起こっているのか、救助活動なのかそれとも検挙なのか、保護なのかといったことが全くわかりません。ただ、分かっているのは、先程も述べた通り、巡視船が停泊し、道警が忙しく動き回っているということのみです。これに関しては、大阪に戻ってからもそれらしいニュースがないのか色々と調べてみたのですが、結局わからずじまいでした。ホントにいったいなにが起こっていたのでしょう?

 15分ほどすると、いったヘリが飛び立ち、室蘭市街地の方へ飛んで行きました。これで、全ての作業が終わったのかと思い、なにかわからないまま、とりあえず、地球岬の鐘を鳴らすY氏を撮影したら、展望風景を撮影したりなんかしていると、こんどは太平洋側からヘリが向かってくるのが見えました。それとは違いまた、東側からもヘリがやってきて、なんだか物々しい風景なりつつあります。海に目をやると、まだ巡視艇は停泊しており、先程の続きを行う為か、ヘリがまた我々から見えない位置でホバリングをはじめた様でした。う〜む、いったいなにが起こっているのか、それがわからないと動けないなんてことを話ながら、ヘリが出てくるのを待ちます。 空には別のヘリが飛んでおり、なんだか、仰々しい雰囲気です。そんなにすごいことが起こったのかと野次馬根性丸出しで、音の聞こえる方に注力します。海風がきつく、地球岬のあたりは、雲が立ち込め、それ故にこの出来事が強調されているかの様にも思えます。遠く、登別、苫小牧方法は晴れている様で、海の色が雲の下と晴天の下とでは全然違います。
 ヘリに気を採られており、地球岬から地球の丸さを実感している人はあまりいない様です。道警の人に動きがあったりすると、一斉にみながそれに注力するといった感じでして、いったい何ごとなんだろうと思っています。先程上がってきたヘリには後部席に人が乗っていたという人がいましたので、救助かなんかなんだろうか?と思うのですが、そういう場合って道警ではなく、消防隊(得にレスキューの方だと思うんですけど)が出動してくるはずですから、道警の方のみというのは、不思議だなぁと推測します。

 結局、気になって動くに動けず、40分程足止めをされた感じになってしまいました。一応、巡視船、ヘリが引き上げ、道警の方も車で引き上げるところまで見ていたのですが、結局、何が起こっていたのかわからないままでした。これだけ大がかりな動きがあったのだから、ニュースなどでも報じられるだろうと思っていたのですが、報道は一切なく、北海道警察のホームページや海上保安庁のページなどでチェックをしたものの、それらしいものは見つかりませんでした。今もって何が起こったのか闇に包まれたままです。

 

 車に戻り、次なる目的地へ・・・と思ったら、キーロックを忘れていたみたいです。幸いなことに、付近にはいい人ばかりだった様で、被害は無かったのですが、気をつけないといけませんね。車で昨年きた時と同じく、茶良津内展望台へ。昨年は、木々が鬱蒼としげっており、展望どころの話ではなかったのですが、今年はいくぶんか改善されたかと期待して訪ねたのですが、やはり昨年同様、展望は出来ない状態でした。しかし、展望所としては名が通っているためか、車で見学にこられる方がいらっしゃる様ですが、一様にがっかりして帰るといった感じです。
 このあたりは、島根県のおろちループや、徳島県の文化の森総合公園などでも言えることなんですが、展望台として整備したからには、展望できる状態を維持していただかないと、あまりいい印象は持たないですよね。近くに別の展望台などを設けたのならば、元の展望台は展望台では無いものに整備しないと、ほうちざれた展望台といった雰囲気になってしまい、すさんだイメージになってしまいます。このあたりは、再考していただきたいと思います。

 続いて、車を戻し、金屏風へ向かいました。こちらは海を展望するというよりも、断崖絶壁の景観を楽しむところです。景観としては東尋坊の様なものなのかもしれませんが、東尋坊を見たことがない私にはよく分かりません(^^ゞ
 そのまま車で数分、続いてトッカリショというところに訪れました。金屏風はあまりきちんとした駐車場が無く、地球岬への寄り道といった感じですが、こちらのトッカリショは十数台の駐車スペースを設けており、ここだけで観光需要があるのかと一見思います。風景はなかなか広々としていい雰囲気です。金屏風とも地球岬とも違い、それぞれの良い景観があるもんだと思います。観光需要的な面で考えると、金屏風とさほど変わらず、たまたまこちらには駐車スペースを設けることが出来た程度のことなのでしょう。
 しかし、この地球岬、金屏風、トッカリショ、茶良津内の展望台のいずれもが切り立った位置にあり(切り立った位置にあるから、展望台なのかもしれませんが)、海面までの高さがあるので、海は近くて遠いといった感じなのかもしれません。

 

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