踏み切りを超えると、海が見える位置・・・と目の前に広がったのは、漁港。これは、ちょっと予想しておらず、沢山の漁船が停泊されていました。さすがに漁協管理区域に入るわけにはいかないだろうということで、駅に戻り、少し早いものの登別温泉に向かうことにしました。
14時30分のバスに乗車し、登別温泉バスセンター到着が14時50分頃。バスセンターから今回のお宿、登別プリンスホテル石水亭までは、かなり距離があるらしく、とりあえずお祭り準備中のメイン通りである極楽通りを歩きます。まだ、準備中といった感じなのですが、昨年とかわらず出店が出ており、第一滝本館前には特設ステージが設けられています。
昨年と同じ風景が目の前に広がっているなぁと思いながら、極楽通りを超え、石水亭を目指します。空のどんよりとした雲は変わらず、荷物を持っていることもあって、なんて遠いところにあるホテルを選んでしまったんだとちょっと公開しつつ、歩いていきます。バス停留所はあるものの、時刻が載っていない様で、営業をやめてしまった様子。ホテルの送迎があってもいいのにと思いながら上を見ると、どうやら坂の中腹に目的の石水亭がある様でした。中腹とはいえ、かなりの坂の様に思え、さらに雲が下がってきているおかげで、霧の向こうにあるホテルといった雰囲気です。北海道スケールなのか、この坂にさしかかると、間に建物は無く、石水亭が少し離れたところにあるというのを強調している様にすら感じます。やはり、レンタカーを前日から借りるべきだったか、もしくはターミナルからタクシーにすべきだったか・・・と思いながら、坂を登っていきます。
段々と全容が明らかになっていくと、どうやら当初思っていたよりも、かなり大きな建物でして、え?こんなところだったの?といった感じです。事前にインターネットなどで評判を調べてみると、意見は二分されている様で、良いというのと、悪いというのが完全に分かれているので、あまり期待していなかっただけあって、これは驚きでした。
なんとか到着すると、ホテルの従業員の方が、ホテルの敷地近くまでやってきており、荷物を運んでくださったのですが、そんなサービスするんだたら、バスで迎えにきてくれてもいいのに・・・と思わずにはいられません。
とまぁ、導かれるまま中に入ると、思っていたよりもずいぶん立派な旅館といった感じです。フロントが整理柵が設けられているのは、合理的な北海道らしいなぁなどと思いながら、順番を待ちます。先のお客さんは、鍵を渡されて、お部屋の位置の説明を受けている様なんですが、温泉旅館でそれって珍しいんじゃないかと思います。もしかしたら、見かけ倒しか?などと不安になり、私の評価も悪いという方になりそうな予感すらあります。なんといっても、交通が不便ですからねぇ。車でくるお客さんには関係無いんでしょうけど・・・。
ところが、予想に反して、受け付けを終わらせると、係のものがお部屋まで案内しますので、ロビーでお待ちくださいとのこと。じゃぁ、先程の部屋の場所をフロントで説明されていたのは、どういうこと?となるのですが、どうらやお部屋食プランとなる本館のみ仲居さんがいる様で、銀杏館や桜館などについてはビジネスホテル風になっている様でした。ちなみに、別館はバイキングになるらしく、どうも温泉旅館でバイキングってのは好かんなぁなどと思って本館プランとしたのですが、サービスそのものが変わるとなると、本館にしておいて良かったと思いました。温泉旅館ってお風呂も重要なんですけど、お風呂だけじゃ無いと思うんですよね。
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