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大満足!!充実の石見・出雲2003年夏編(2003/8/12〜16)

 

ツインリーブスホテル出雲 翌朝は、10時16分発の日御碕行きのバスに乗車しました。当初、行先は、色々と悩んでいたのですが、約10年ぶりに日御碕に行ってみるのもいいだろうということだったわけです。天気は、「珍しく」上々。眩しいぐらいの日差しが照っています。出雲大社を経由するということで、かなりのお客さんを乗せての運行だったわけですが、すし詰めで乗れないという程ではありません。JR大社線の廃止もうなずける気がします。また、一畑電鉄もこれは大変だろうと簡単に推察できます。
 当日は道路工事だったか、お祭りだったか忘れたのですが、電鉄大社駅を過ぎると、横道にそれてから、稲佐浜から出雲大社へ向かうという変則ルートとなりました。つまり、正門前は通らないので、鳥居を潜っていきたい人には、ちょっと残念なルートとなります。といっても、今までの経験上、バスを利用している人のほとんどは、正門からではなく、駐車場横の出雲大社前バス停から入る方が多いですので、あまり関係がありません。普段とは違う道路というのは、なかなか面白いもので、生活臭を感じとることができる様な気がします。「白い船」のポスターが路地に貼られていたのを、ふと見つけました。出雲地方では、かなりメジャーな映画であることが感じられます。
 出雲大社までは、平坦なルートを走るわけですが、稲佐浜を過ぎて、日本海を左手に眺める島根半島の西端部を走りはじめると、急峻な岩場を縫う様に走る様な道路になります。おおよそ30分ほどで、日御碕に到着。バスは、日御碕神社の手前に到着します。ちなみに運賃は840円です。

 

日御碕神社 明るい太陽が、夏の日差しを思わすのですが、それでも例年の夏に比べて随分と涼しいと感じます。バスから下車したのは、15〜6人程度。バス停前にあるお土産屋さんは、この時とばかりに声をかけてきます。といっても、往路にわざわざお土産を購入して持ち歩く人はいないですから、声をかける方法は、「荷物を預かる」といった感じです。これだったら、帰りに必ず立ち寄ってくれるわけで、バスも1時間に1本程度ですから、少しの待ち時間にお買い物をしてくれる可能性が高くなるわけです。私は、それほど多くの荷物を持っているわけでは無かったので、そのまま無視して、日御碕神社へ向かいました(といっても、荷物は決して少ない様には見えない様です)。

 日御碕神社は、朱塗りの柱が印象的な天照大神と素盞鳴尊を祀る由緒正しい神社だそうです。この日は、素盞鳴尊を祭る社殿の神の宮(かむのみや)が工事中で、社殿そのものを鑑賞できる様な状態ではありませんでした。祭礼は毎年8月7日に行われるそうで、私が訪れた約1週間前だったというのは残念でした。人影はどちらかというとまばらな感じで、路線バスが到着すると、そのお客さんがいったん日御碕神社に立ち寄り、その後、静けさを取り戻すといったことが繰り返される様です。境内はさほど大きいわけではありませんが、天照大神を祭っている社殿の日沈の宮(ひしずみのみや)横に小さな庭園があります。派手さや特にこれといった売りはなさそうですが、参拝客が少ない分、じっくりと鑑賞することが可能です。ちなみに、神の宮は高台にある為、日沈の宮と庭園を一緒に見ようとする場合は、神の宮にあがり、そこから眺めるのが良さそうです。高所恐怖症の私には、怖さが先に立ちますけど・・・。

 

ダイビングショップ 日御碕神社から、日御碕灯台までは、約1Km程度歩く必要があります。点の旅行であると、本当に日御碕灯台のみとなってしまいますが、こうやって路線バスだと意外に線や面といった形で、周囲の景色を堪能することが出来るのが、利点だと思っていますので、1Km程度だったら、それほど苦になりません。
 観光船乗り場&漁港から急な坂道を登り始めると、サザンの曲が聞こえてきて、ダイビングショップが目に付きます。ここだけ、湘南といった感じでしょうか。ちょっと周囲の雰囲気から考えると、異様にすら思えてきますが、綺麗な日本海の海ですから、ダイビングをするには、なかなかいい場所なのかも知れません。ただ、日御碕と聞いて、ダイビングにはなかなか結びつかないですよね。ちょっとした穴場なのかもしれません。
 その先には、ウミネコの繁殖地である経島を眺めることができます。何でも、天然記念物として指定されているそうです。

 

 そこから、日御碕灯台へは、ちょっとしたお土産屋さん街道といった感じになりますが、あまり活気がある様にも感じません。このあたりは微妙だなぁと思いつつ、日御碕の求心力ってこれぐらいのものなのかと思いつつ、歩いていくと、急激に観光客が多くなり、お土産屋さんも活気があふれてきます。一体どこから・・・!?と思ったら、日御碕灯台まで数百メートルの位置に、灯台駐車場がある様で、そこからお客さんの流れができている様です。つまり、路線バスだとやはり、余計に歩く必要があることになります。
 そのお土産屋さんでは、「焼きスルメ」が、1枚100円で販売されていました。小さいサイズのスルメですので、一人で食べるにはちょうど良いサイズです。値段も手頃でしたから、一枚購入してみると、これが、かなりおいしいんですよね。なんだか、あっという間に食べてしまって、後からもう一枚購入しちゃいました。結構お気に入りの一品です。

 

灯台の貼り紙 日御碕灯台に到着すると、予想外にかなり人だかりができていました。灯台へあがる入口も、かなり行列ができている感じです。見学料は150円。中に入ると、ます下足室に靴を入れます。こうすることによって入場規制がされているかと考えると、なかなか良く出来たシステムだと思います。東洋一の灯台と言われる石造りの灯台の中は、螺旋階段が延々と続く感じで、昇り降りが分かれているわけでも無いので、大渋滞といった感じです。上に上がり、外に出ると、風が強く小さな柵だけでは、不安を覚えてしまいます。確か、10年程前に来た時も、同じ様に怖くて外に長い間出ていられなかったのを思い出しました。「高所恐怖症何だから、わざわざ昇らなくてもいいのに」と言われそうですが、なかなかそういうわけにもいかなくて、なんとかと煙は、高いところが好きと言われるわけで、高所恐怖症なんだけども、昇ってみたいわけです。
 風が強いので、もう壁にへばりつく様な感じで、一周してみます。見事な青空と、綺麗な海に驚き、いくらでも見ていたい気分にさせてくれます。でも、足はすくんでいるという、とっても複雑な感じです(^^ゞ
 灯台の上でも、「白い船」の通過時刻が掲載されていました。うーむ、県内では大変メジャーであることの証明の様なんでしょうけど、分からない人には、何の事やら全くわからない感じですよね。白い船と聞いて、映画に結びつくのかどうかが疑問です。

日御碕灯台(入口正面から)日御碕灯台からの恐怖の展望日御碕灯台(海側から)

 

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