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大満足!!充実の石見・出雲2003年夏編(2003/8/12〜16)

 

出雲松島出雲松島と海水浴場への道

 日御碕灯台からは、遊歩道を歩いてみる事にしました。灯台の上から見る海は、何とも表現しきれない美しさがありました。今度は、海辺から灯台を見る事になるのですが、これがまた、白い石造りの灯台というのは、大変な優美さがあります。
 先に小さな海水浴場がある様なんですが、その手前に出雲松島という名勝がありました。「出雲」の松島というわけで、小さな小島が浮かんでいる風景が、「松島」に似ているというものなんですが、規模は本物に及ぶはずはありません。それでも、大小20あまりからなる小島は、美しい景色を見せてくれます。海風が顔をなで、心地よい気温が、より印象を良くしてくれます。何といっても、規模が小さいので、あまり観光客がいないので、「独り占め」をしている感じになるのが、何ともうれしく感じます。また、いい釣り場だそうで、日御碕周辺を案内している看板には、釣り人が描かれています。
 その出雲松島から少し奥に行くと、草木が生い茂り、ほとんど遊歩道として機能をしていない感じになっていきます。そこを過ぎると、アスファルトの坂道に突然出てきます。その坂道を降りると、おわしはま海水浴場ということで、何人かの海水浴客が歩いていくのを見かけました。駐車場は坂の上ですから、ちょっと距離がある感じです。

 坂を上って、日御碕の駐車場に出たところ驚くぐらいに車が駐車していました。確かに、日御碕灯台は混雑していましたから、これぐらいあっても当然だったのかもしれませんが、バスの乗降客数から想像すると、まさかこんなに沢山の車が・・・といった感じです。完全に、観光のメインは車なんだなぁと思い知らされた気分です。それにしても、せっかくなので、日御碕行きのバスも、灯台駐車場まで延長運転してくれると、便利な様な気がするんですけどね。

 今度は、日御碕灯台から神社の方へ向かう遊歩道を歩いていきます。こっちは、日御碕の奇岩を眺められるわけで、昨日、かっこさんに説明していただいた事が、こちらでも説明書きされていました。なかなか面白いものです。
 この遊歩道、灯台と夕日の小径と名付けられており、確かに夕日を眺めるには絶好の場所の様です。それにしても、島根県には夕日の名所が沢山あるものです。最後に展望台にたどりつくと、目の前にウミネコの繁殖地である経島を間近で眺めることが出来ます。経島の姿よりも、その間の海の水の綺麗さに驚くばかりで、まだ日本の周辺の海にもこんな綺麗なところがあったのかと率直に思いました。

柱状節理天然記念物「経島」

 

稲佐浜海水浴場 日御碕神社に戻り、バスの出発時刻まで約30分程度あったので、神社の木陰で一休みして時間をつぶしました。子供が、参道付近で野球をしているのが、なんとも心を和ませてくれます。でも、ボールがこっちにやってこないかヒヤヒヤしていたんですけど・・・。私、ボールを扱うのは、かなり下手ですからねぇ。
 バスで、今度は稲佐浜へ向かいました。出雲大社と稲佐浜がこんなに近い所にあるとは、全く知りませんでした。確かに、出雲大社の神向かえの神事が行われる場所ですから、それほど遠く離れているとは考えられないと言われると、それまでなんですけどね。

 稲佐浜は、海水浴場になっているのですが、お盆休みのかきいれ時とはいえ、この涼しさでは、人影もまばらと言わざるを得ません。長袖がちょうどいい感じで、海風が心地よく感じます。これでは、海の家もあがったりだろうと思うわけですが、浜辺にそれらしきものは、見当たりません。それでも、浜辺で音楽を流す詰め所の様なものはある様です。
 ちなみに、稲佐浜の中でも神域とされる弁天島周辺は遊泳禁止で、基本的に海水浴場は北よりの浜だけになっていますが、実際にはそんなことを無視して、結構泳いでいる人が目につきます。子供らは、弁天島の岩礁から海に飛び込んでいましたからねぇ。あまり厳しくないところが、懐の大きいところなんでしょうか?

出雲大社から稲佐浜へ向かう道出雲大社参道から大鳥居を望む

 そこから、出雲大社まで歩いて戻り、正門から参道を通って、参拝することにしました。16時半頃ということで、人影まばらだったのですが、そん中、一人の絵描きさんに声をかけられました。その絵描きさん、ちょうど画材をしまっている最中だったんですが、なんでも四柱推命に詳しいらしく、岡山ではそれなりに沢山の人を見ているそうです。あまり占いは信じないというか、一種の統計学であるとしか見ていない私にとっては、それほど興味をそそられる内容では無かったのですが、話をしていると、少しばかり無料で見てあげようという話になりました。その内容は、本当に興味が無かったので、全然覚えていないのですが・・・、なんだか仕事の話を少しされた様な気がするんですが、それもよくよく考えると、私が話したことに同調した程度だった様な気がしなくもありません。最後に決定的なことを言われたので、それだけ覚えているんですが、「大物になる人間は、こういう話にすぐに食らいついてくるんだけどなぁ」っていう捨て台詞・・・。ちょっとばかり、ほっとケ!っていう感じですよね。別に大物を目指しているわけではないし、占いで決められた通りやったところで、それが本当に自分の力なのかどうかは怪しいと思っている私にとっては、何だかなぁ?って気分でした。
 そんなことを払拭する気持ちで、出雲大社に参拝。何度やってきても、この境内って広々としていて、素晴らしいなぁと思います。参道は人影まばらだったのですが、境内はそれなりに参拝者がいる様で、やはりメインは駐車場から神楽殿〜本殿といった経路なんでしょう。

 

ご縁広場「吉兆館」 もう一度、参道を歩いて、今度は一畑電鉄大社駅へ向かいます。正門付近が丘になっており、ここから大鳥居の方向は絶景で、何度も写真を撮っているのですが、思った様な写真にはなりません。写真で撮影するよりも、現実を見た方が数倍いいということなんでしょう。
 大社駅に到着すると、電車の時間まで30分ほどあったので、近くにあるご縁広場へ向かいました。道の駅になっており、館内にはちょっとした展示コーナーもあるのですが、いつも時間がなくて、省略されてしまいます。車で参拝するにしても、出雲大社に駐車場が備わっているし、お土産物もその周辺で購入、もしくは島根ワイナリーに行くことがおおいでしょうから、こちらのご縁広場はどちらかというと、目立たない存在ともいえます。私も、長らく存在は知っているものの、立ち寄ろうとした時には、閉館しているか電車がやってくる時間だったりで、ようやく中に入ることができました。
 しかし、閉館時刻は17時。入館したのは、16時55分。入っただけとも言えます(^^ゞ
 そんなわけで、中身の展示内容は、全くわかりません。神楽の道具が置いてあった様な気がするんですが、5分間では何がなんだか・・・。説明するに至りませんでした。説明は、またの機会に・・・(^^ゞ

 

出雲空港の出発掲示板 大社駅からは、一畑電車に乗車して、出雲市駅に戻り、ツインリーブス出雲の前から、空港バスで出雲空港へ向かいます。この日は19時55分の出雲空港からは一番遅い出発になる広島西空港行。東京便がでた後のひっそりとした出雲空港が体験できると思っていたのですが、機材繰りの関係で、東京便が1時間遅れの出発になるということで、逆に出雲空港内はごった返す始末でした。特に、夕食時にあたるということで、JASが東京便利用の方に、1000円分の館内食事券を配っていたこともあって、3階に2店しかないレストランは満杯状態。何度も、利用しているのですが、こんなに大勢のお客さんで埋めつくされているのは初めて見た状態です。とまぁ、そんなわけで、いつも帰りに利用しているお蕎麦屋さんで、食事することはできずに、JS31で広島西空港へ向かいました。

 

 広島西空港に到着後、すぐに連絡バスが出発するので、往路とは随分と違って、簡単にJR広島駅に向かうことができました。さて、帰りの高速バスまで随分と時間があるけど・・・ということで、広電で西広島まで乗車することにしました。初めて乗車する広電。そのシステムは、結構独特といった感じなんですが、お客さんも大勢乗車されており、まだまだ根付いているなぁといったのが、率直な感想。頻発運転と格安な運賃(市内均一150円)などが、功を奏している感じです。特に、広島の場合は中心地がバスセンターのある紙屋町周辺になることから、JR広島駅からの連絡線として、かなり利用されている様です。
 当てもなく、西広島で下車したところ、目の前に「とんかつお好み焼き」と書いてある看板を目にしました。なんでも、とんかつがお好み焼き(関西では広島焼きと言ってます)の中に入っているそうで、なんとも高カロリーな雰囲気です。かなり気になります。
 そんなわけで、そのお好み焼き屋さんに入ったわけですが、残念ながら1日10食限定とのことで、夢はかなわず。モダン焼きにしました。関西風のお好み焼きとはやはり違うなぁというのが、率直な感想。どちらがおいしいかと言われると、やはり子供の頃から食べてきた関西風の方が私は好みですが、広島風お好み焼きも勿論、おいしいと思います。
 何はともあれ満足げに、今度はJRに乗って、広島駅に戻りました。高速バス乗り場にいくと、先に出発するはずの難波行きの高速バスの方が何かトラブルがあったのか、出発しません。結局、45分ほど後の大阪行きのバスと同時に出発。なんだか、座席確保の問題か何かだった様です。

 それにしても、4泊5日(うち車中2泊ですが・・・)の出雲旅行は、なんだか随分と充実した感じでした。かっこさん、本当に有難うございましたm(._.)m

 そして、この長文を読破いただいたみなさま、有難うございました。

 

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