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大満足!!充実の石見・出雲2003年夏編(2003/8/12〜16)

 

温泉津温泉薬師湯(鯰の湯) 温泉津温泉街は、想像している温泉街といった感じで、落ち着いた雰囲気があります。旅館も老舗旅館といった雰囲気のところが多く、由緒ある雰囲気が漂っている様に感じました。ところどころに、盆踊りを告げるポスターが張り出されていたのですが、その開催時間を見て、びっくりしました。8時から12時・・・。なんとまぁ、長い時間の盆踊り大会なんだと唖然としてしまいました。大阪では、せいぜい7時から8時、長くても9時頃まで。それが、8時から12時って一体・・・何時間踊るんだ〜!って感じです。それに、開催時刻の設定も遅くなっています。確かに、温泉旅館での時間の過ごし方を考えると、開始時刻がこの時間というのは、中々妥当かもしれません。温泉に出かけて、お祭りが9時までだったりすると、結構慌てますからね。
 温泉津温泉街を結構奥の方まで歩いていくと、薬師湯鯰の湯とかかれた建物がありました。外から見ると、古い映画館の様な雰囲気。入湯料は、200円。えらい安いなぁと思いつつ、中に入ると、これがまた、かなりお客さんがいる様子。湯船一つに、洗い場が8つ程度のこじんまりとしたところに、20人近くのお客さんが入っているとなると、それは、もう芋の子状態です。
 源泉をそのまま利用しているらしく、温泉津温泉街のお湯はここから配湯しているとのこと。少し暗い雰囲気は、落ち着けるのですが、如何せん人の出入りが激しいこと。学生さんが大挙としてやってこられたりして、落ち着ける雰囲気ではありません。でも、個人的には活気ある雰囲気でもあり、学生さんが入ってくる分には構わないですけどね。お湯は塩分を含んでいる様で、体を洗っても、泡立ちはあまり良くありません。蛇口から出てくるお湯は普通のお湯の様ですが、あまり勢い良く出てこないので、結構イライラしたりします。また、湯船のお湯は結構熱いので、あまり長居できない感じです。

 

小浜温泉 なかなか、いい雰囲気だったものの、次から次へとお客さんがやってくるので、あまり長い間は一定も申し訳ないということで、30分程度で退却。2階に休憩できる場所があった様ですが、この際だから、温泉津温泉に来る途中にあった『小浜温泉』にも立ち寄ってみようということで、休憩所には立ち寄らずに駅に向かうことにしました。
 温泉津温泉から徒歩10分〜15分程度。駅からだったらだいたい5分程度のところに小浜温泉はあります。温泉津温泉の一つの様に思いがちなぐらいに近いのですが、どうやら温泉津温泉とは別の源泉とのこと。温泉津温泉は源泉をそのまま引いて冷まして使っている様ですが、こちらの小浜温泉は源泉が28度と低いので、沸かして使用しているそうです。

 建物は、薬師湯温泉と比べて、新しい雰囲気なんですが、どちらかというと、古いお風呂屋さんといった感じです。中に入ると、おじいさんがテレビを見てらしたんですが、温泉に入りたいという旨を伝えると驚いた雰囲気で、5分ほど待ってくださいと言われました。入湯券は斜め向かいの雑貨屋さんで販売しているそうで、とりあえず、そちらに入湯券を買いに行きました。お値段220円。温泉津温泉よりも高いんですが、それでも安い。なんなんだ、この値段は・・・って感じです。
 お客さんが全くいない様で、おじいさんが、お湯をかき混ぜにいっている様で、少し待っていると、どうぞと声をかけてくださいました。温泉津温泉とは全く違う静けさに驚きです。こちらもまた、何も無い温泉で、湯船一つに洗い場が6つ程度。壁は水色に塗られており、薬師湯温泉と比べて明るい感じがします。他に誰もいないので、気兼ねすることなく、入ることができます。そうそう、面白いのは、こちらの脱衣場の広告。よくもまぁ、こんな古い広告を残しているものだと驚きでした。なんといっても、電話番号が1桁〜3桁のみというのが、時代を感じさせてくれます。一体、いつの広告なんだろうか・・・といった感じです。

 温泉津温泉と小浜温泉、動と静といった感じで、約2時間の間にふたつの温泉を堪能した気分でした。私がお風呂から出ると、入れ代わりで、お客さんが入ってこられました。

 

温泉津駅舎からホームを望む 温泉津駅からまたも山陰線で東へ進みます。今度は、トイレ無しのディーゼル列車。お客さんもそこそこ乗車されている様で、ボックス席を占有というわけには行きませんでした。というか、大田までは座れませんでした。大田からは、ボックス席に移動し、日本海を眺めます。雲が、段々と薄くなってきた感じで、出雲市駅に着く頃には太陽が顔を覗かせる様になっていました。
 今回の宿泊施設は、駅前にある一畑グループのツインリーブスホテル出雲。開業以来、ず〜っと気になっていたのですが、ようやく利用する機会に恵まれました。私、出雲地方へは足しげく通っているのですが、出雲市内で宿泊するのは、今回が初めてなんですよね。
 そういえば、出雲市駅も、以前の駅とは比べ物にならないぐらいに変化したなぁと思いながら、ホテルのフロントでチェックインしました。ちょうど、ツインリーブスホテルが建っている場所は、以前の電鉄出雲市駅のあたりですから、本当に以前とは隔世の感があります。
 部屋は4階のバスターミナル側で、駅前が良く見えます。意外に景色がいいなぁといったのが、正直な感想です。ビジネスホテルの高級版といった感じですが、値段はワシントンホテルプラザ浜田よりも安いというわけで、かなり気に入りました。また、全室にインターネットの回線設備が備わっており、ノートパソコンを持っている場合、LANケーブルだけあれば、無料でインターネットをすることができます。LANケーブルは、フロントで有料貸し出しもしくは、購入が可能な様になっています(私は、こちらで購入しました)。今は、ホットスポットの設備ができたとも聞いているのですが、無線LAN機能を搭載したパソコンは持っていないので、実際に使えるのかどうかはわかりません。でも、ブロードバンド接続が無料でできるというのは、大変ありがたい機能ですね。これだけで、ツインリーブスホテル出雲を利用する価値がでてきたといった感じです。

出雲市内の夕焼け出雲ドーム

 ホテルで少し落ち着いた後、どうしようかと悩んだ結果、出雲ドームに行ってみることにしました。なんでも、出雲ドーム温泉なんてものがあるそうです。まだ、温泉に浸かる気か!って感じですが、この際なので・・・。
 出雲ドームへは、市内循環の100円バス(9月から150円バスに変わってしまいました。急に50%も値上げ!?って驚きなんですが・・・)の利用が有用なんですが、出雲ドームへは左周りのみ立ち寄るらしく、右回りのバスは、通過するそうです。それが分っていたのですが、それぞれのバスは1時間に1本だったので、やってきた右回りのバスに乗って、一番近そうな「牧野内科医院前」で下車、歩いて出雲ドームへ向かいました。
 といっても、1Kmも離れているわけでは無いので、歩いても10分強といったところ。初めて訪れる出雲ドームです。ふと、出雲ドームの建物を見ると、出雲ドームが完成した頃に、大阪駅にあった出雲ドームの広告を思い出しました。あの頃は、飛行機ではなく出雲へは、ミニ周遊券を良く利用していたなぁなんてことも一緒に思い出しました。かれこれ10年ほど前の話です。

 出雲ドーム温泉は、出雲ドームの向かいにある健康増進施設に付随している施設の様です。実際は、温泉ではなくお湯に光明石という石を入れて、温泉と同じ成分にしているそうで、厚生労働省に温泉として認可を受けていると説明書きされていました。本物の温泉では無いけれども、同じ効能があるというものだそうです。入浴料は500円。温泉津温泉や小浜温泉と比べると、かなり高いということになりますが、あちらが安すぎると考えるべきなんでしょう。ちなみに、こちらでは、シャンプーや石鹸が用意されています。温泉津温泉や小浜温泉からすると、突然現代に戻ったという感じがしなくはありませんが、これはこれでいいものです。

 出雲ドーム温泉の隣に、レストランがありましたので、そちらで夕御飯をいただくことにしました。スープとサラダがバイキングになっており、食事を注文した人は、自由に利用してもいいそうです。なんとも太っ腹な・・・と思います。値段は、どれも1000円以下とリーズナブルになっています。私は、割子蕎麦定食を注文しました。まぁ、そばは、やはり専門店の方が・・・というのは、定説なんですが、こちらのメニューで特に気になったのは、『トルコライス』。いやはや、なんで出雲でトルコライスが・・・とかなり興味をひかれました。だって、長崎に行った時に、食べたいと思いつつも、実現できなかったんですよね〜(その後、9月下旬に、こちらのレストランで、トルコライスをいただきました。なんというか・・・カロリー高そう。ちなみに、本物のトルコライスとは違う様で、カツカレー+ナポリタンといったメニューでした)。

 

一畑電車車内 帰りは、バスが終わっていましたので、一畑電鉄に乗車して出雲市駅に向かうことにしました。出雲ドームからだと、一番近いのが高浜駅です。時刻表では20時49分発。レストランを出たのが、35分頃。道のりは、約1.6Km。さて、間に合うか、といった感じでかなり早歩きでの移動です。食後の運動はお腹が痛くなる可能性が高いのですが、これに乗り遅れると、次の電車まで、約40分の待ち合わせとなります。良く考えれば、それでも良かったのですが、何となく、乗り遅れてはいけないといった気持ちになり、後半は走って高浜駅へ向かいました。
 結果として、なんとか列車到着の1分前に到着。息切れはかなり激しかったです。なんとか間に合った〜といった感じで、ホッと一安心。やってきた列車は、2両編成で、お客さんは2人のみ。私が入って3人というかなり寂しい状態。ローカル私鉄の運営の難しさを感じます。
 次の川跡で、電鉄出雲市行きに乗り換えます。こちらの列車には、4人程度のお客さん。私を入れて5人です。やはり、運営はかなり厳しい感じがします。でも、できればバス転換されることなく、いつまでも走って欲しいと思う次第です。21時過ぎに出雲市駅に到着。駅の待合室で何人かの人が、時間つぶしをしていました。お客さんだったらいいのですが・・・。

 この日は、なんだか、大変盛り沢山の一日だった気分で、ホテルに戻り、ぐっすりと眠ることにしました。駅前のホテルというのは、なんとも便利です。

 

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