勾玉とあご その3 |
さて、2日目の朝は、とりあえず朝風呂ということで、6時30分に起床。8時30分に食事だったと思います。余裕の2時間は、朝風呂にあてる予定でした。いや、朝風呂に入らないと、結局今回の松の湯のお風呂には入っていないことになります。松の湯さんの吹き抜けの天井と庭園風呂は今年も健在でした。男性用の場合は、吹き抜けのガラスがとても気持ちよいのですが、逆に女性用からは男性用の湯船がのぞけるそうです(A女史、M女史談^_^;)また、露天風呂はどちらかというと狭いのですが、庭園がよく見えてとても気に入っていましたが、女性用の方は、庭園とは関係の無い位置にある様で露天と呼べるかどうかといった感じだそうです。
食事は、朝食会場で昨年とは違って、バイキング形式になっておりました。種類はさほど多いわけでは無いのですが、バイキングとなると、食べなければ損といった感覚におちいってしまうので、結局かなり食べてしまい、部屋に戻ってもなかなか動く機になれません。さらに昨日のプリンの残りもあるので・・・。
とりあえず、10時前に松の湯を出発。目的地は、浜田市の手前にある水族館アクアスですが、いきなり向かいのゆ〜湯館の駐車場に入り、玉造温泉の中心に流れている玉湯川の河原で写真撮影をすることにしました。といっても、普通の集合写真では無く、思い思いの風景写真をそれぞれが撮影しました。
河原で直線距離があった為、27倍ダッシュをすることにしました。簡単な遊びなんですが、真剣にやるとなかなか楽しい遊びでして、Y氏のC−2100UZのデジタル併用27倍ズームの機能を使い、27倍ズームの地点で目印になる一人が立ちます。残り3名は、三脚のあるカメラの付近で待機し、27倍ズームできちんと待っている人間が入るかどうか確認します。きちんと入る位置に三脚を固定できたら、セルフタイマーモードにして、「よ〜いドン」でシャッターを押し、同時に目印の人間のところまで走ります。後は、シャッターの切れる12秒間走り続け、目印の人間が、何かしらの合図をした時に後ろを振り向き、全員がフレームの中に入ればOK!というわけです。
ちなみに、これ以前に、東舞鶴の赤煉瓦倉庫群でやったことがあるのですが、この時は、目印の私だけしか写りませんでした(^_^; 今回の目標は、Y氏。河原とは言っても、板張りなので、走るのにはそこそこ大丈夫なはずです。ただし、以前赤煉瓦倉庫群のところでやった時よりも短い気がします。走り始めると、必死に走っているものだから、私の胸ポケットに入れてあった、レンタカーの鍵が飛んでいき、M女史がそれを拾いに走り(私は、後で拾えばいいとそのまま走ったのですが)・・・結果は、フレームがずれていたこともあって、3人まで入ったものの、全員揃わず失敗でした。やはりなかなか難しい様です。27倍ズームでフレームインする場所が、どうも60〜80m程度のところの様で、セルフタイマーが12秒という憎らしい設定になっているところが、この遊びの面白いところです。出来そうでできない。でも、出来るかもしれないといったところですよね。
さて、つづいて、島根海洋館アクアスに向かいます。計算すると車で大体2時間を少し上回る様な感じ。ちょうど10時30分を過ぎた頃でしたから、12時30分〜13時頃に到着する見込みです。途中飲み物などを購入したいという希望がありましたので、道の駅キララ多岐に立ち寄りました。いちぢく温泉の近くにあります。
ここは海辺が近く、夏は海水浴場にもなっている様で、道の駅にコテージが併設されており、海水浴がてらこちらで宿泊することもできる様になっています。なかなか良さそうです。海岸は・・・いろんな浮遊物が目に入って、お世辞にも綺麗とは言い難いものがあります。気温が、昨日よりも少し寒いものの、無茶苦茶寒いというわけでは無く、ジャンバー無しでも、なんとかしのげる感じです。結局20分ばかり海岸で写真の撮影会(私は、撮影風景を見ているだけだったんですが)をして、道の駅の売店に入りました。
ひらたく言えばお土産物コーナーですが、いろんなものが売っています。「あれ?岐阜で見なかったっけ?」とか「これ、滋賀県で見かけた」といったものもあったりします。お土産を購入する時は、販売者では無く製造元が載っているものにする様心がける様になりました(ちなみに、どこでも買えるお土産でも、かなり評価が高いものもあるんですけどね)。
M女史が、「するめ買いたい」という話でしたので、とりあえずそれを探したのですが・・・、さきいかはあるものの、スルメは無く、あっても火で炙らねばならないので、却下。そこでY氏はなぜか鯵の乾物を購入。これが、今回の旅を印象ずけるものにしてしまった様です・・・。
お土産を購入している時間の間に、ちょっとたこ焼きを購入。400円だったか500円だったかといった値段で、かなり高かったですが、それなりにおいしくいただけました。まぁ、関西ではもう少し安いとは思いますが、そのあたりは島根県ということで、多めに見ることにしましょう。
そんなこんなでキララ多岐を出発したのが、12時過ぎ。30〜40分遊んでいたことになります。で、車の中は、鯵の乾物・・・をボリボリいわせながら、思い思いに食べ始めます。少し塩からいぐらいのこの味がなんとも、やめられません。骨が太いので、歯の間に挟まったりしてなかなか大変ですが、キララ多岐から1時間30分、ちょうど島根海洋館アクアスに着いた時に一袋がなくなりました。決して少ないわけでは無く、皆、5〜6匹ずつは食べていたと思います。いい食べっぷりです(^_^;
結局、3時間かかっての到着となったアクアスですが、これがまた、駐車場か広いんですよね。本当に広いんです。到着した時間が遅かった為、一等地の駐車場からはずれて、舗装されていない臨時駐車場の方へ回されました。
かなり大きな建物の半分以上がアクアスになっている様で、残りは多目的ホールと県観光案内所といったところです。別棟で島根県の物産を一同に集めたおみやげ物売り場や、レストランなども用意されています。また、アクアスの後方は、大きめの公園になっておりまして、いったいこの土地というのはどこから出てきたのか?と不思議になってきます。にしても、本当にでかいです。
入場料は1500円かそこらで、海遊館よりもかなり安いと感じました。海遊館の様な大水槽がどどんとあって、それを上から下に見ていくといった形では無い様で、細かく水槽が区切られています。懐かしい水族館にやってきた感じです。事前に職場の後輩から話を聞いていたのは、「白イルカ」と「トビウオ」がいるということ。この2つが目玉だそうです。
早速、皆が思い思いに水槽に向かって写真撮影をします。といっても、暗いので、どうしても長時間露光になってしまうので、手振れに悪戦苦闘します。フラッシュは魚が驚くといけないので、使わないというか、禁止されていた様に思います。三脚も観客の邪魔になるという理由から禁止されていました。
細かく区切られた水槽というのは、その魚がどんな魚なのかをゆっくりと見ることが出来て、大水槽よりも結構好きなんですよね。大水槽は目が回るといったらおかしいですが、いろんな魚がいて、どれがどの魚かわからなくなってしまって、「もう、ええわ」って感じになってしまいます。鑑賞するには、とってもいいんですけど、横の案内と照らし合わせがしずらいのが、難点かも。
トビウオは、どうやら島根県の魚だそうです。トビウオって聞いていましたから、それはそれは大きい水槽からピョンピョン跳ねているのかと想像していたら、他の魚と同様に水槽の中で、のんびりと過ごしておられました。目とエラが大きい様子は、なるほどトビウオって感じです。水槽の逆サイドには、トビウオがジャンプすく様子が、大きく説明されていました。この読み物は、結構面白いと思いました。ちなみに、トビウオをこちらの地方では、『あご』というそうです。
つづいて、巨大なイカやタコ、普通のクラゲゾーンに突入しました。それぞれの対象物の逆サイドには、それぞれの体の説明がされていました。「こんなところに心臓が!」といった感じで、結構驚いておりました。
A女史がクラゲ好きということが発覚。クラゲを必死にカメラに納めています。その熱意はすごいものがございまして、出来上がった作品を見ても、あ〜、クラゲが好きなんだなぁと感じる次第です。そういやうちの妹もクラゲが好きと言ってましたから、結構クラゲを見るのが好きな人って多いのかもしれません(といってもまだ二人しか知りませんがね・・・)。毒キノコ風のクラゲがなんともはや気持ち悪かったです。
続いて、大水槽。海遊館のそれと比べると、規模は小さく感じますが、今までの小さな水槽の先に大きい水槽があるというのは、なかなか効果的だと思います。ここの魚の説明はそれぞれの水槽で、鑑賞はこちらで、といった感じでなかなか良い感じです。
そして、もう一つのメインである白イルカショー。これはメインですので、必ず押さえると言うことだったのですが、なんともはや、すごい人でして、座るところを探すのに一苦労。ショーとしては、まだまだといった感じですが、その少し下手な雰囲気が頑張っているという感じでなかなか楽しめ・・・zzz
そう、どういうわけか、急に睡魔が襲ってきて、どんどん眠たくなってしまい、こっくりこっくりと。頑張って目を開けようと思うのですが、瞼が目茶苦茶重たくなってしまって、これはどうしようも無い状態にまでなってしまいました。真ん中あたりから後半の記憶がある様な無い様な・・・。
白イルカショーが終了後、またまた館内を見学。後半になってくると、全体に疲れてくるのか、最初の水槽よりも人だかりが空いてきます。天井をふと見上げると、魚の模型が付けてあり、細かい部分でも海の中を意識している様です。時計は15時を指しました。そろそろ帰らないと、宿に到着する時間が遅くなりますので、帰ろうかなぁと思ったんですが、ちょうど運良く、アシカ&アザラシショーの時間。宿の方は電話をかければ何とかなるでしょうから、貴重なアシカ&アザラシショーの見学に行きました。
こちらは、先のイルカショーよりも会場が狭いのですが、そこに結構な人が集まっていますので、雰囲気としては、白イルカショーよりもごった返しているといった感じです。こちらもまだまだ発展途上なショーな感じがありますが、失敗しながらのショーというのも微笑ましく感じます。ちなみに、以前訪れた後輩と話をしたところ、やはり上達している様で、「そんな芸は出来なかった」というのが多々出てきました。半期に一度ぐらい訪れると、上達ぶりがわかって面白いかもしれません。
さて、これで一応、一通り見たので、アクアスと別れを告げようと出口を探していると、エスカレーターの横で、「ひょこ、ひょこっ」といった感じで、白い物体が歩いてきます。どうやらアクアスのマスコットらしいのですが、足が短いので、とってもかわいい動きをしてくれます。ということで、どうやら2階フロアでの第一発見者はA女史だった様で、すぐさま駆け寄りました。といっても、すぐに周りに人が集まってきたので、ごくわずかに早いのですが、その微妙に人より早く見つけることが出来たという優越感が無いわけではありません(かなりセコイですけどね^^;)
かなりバランスが悪い様なので、横に館内スタッフがついての移動だったのですが、そのスタッフが写真を撮ってくれるとのことなので、お願いしました。一番簡単に撮れそうな(一般的なコンパクトタイプのカメラって意味です)、A女史のカメラでお願いしたのですが、フラッシュの設定をしていなかったので長時間露光モードになり、見事に手振れがおこってしまい、残念な結果になってしまいました。
ちなみに、帰りに入り口でマスコットの名前を聞いてみたところ、女の子の方が「ゆうちゃん」だそうで、男の子の方が・・・あれ?なんだったかなぁ。忘れてしまいました。ちなみに、出会ったのは女の子の方のゆうちゃんでした。目印は赤いリボンかな(^_^;
アクアスを出て、右手の方に行くと、島根県の物産品を一同に集めたお土産物屋さんがありますので、とりあえず、そちらでめぼしいものが無いか物色していただくことにしました。車は左手のかなり奥の方に駐車しておりましたので、先にお土産物屋さんに近い位置まで車を移動することにしました。少しでも、早く宿につきたいという意識もあったのですが、まぁ、数分程度早くなったところで・・・。まぁ、気持ちの問題ですね。
ここで、購入したものというと、普通のお土産の他に、これまた車内で食べるための、「だし昆布」と「いりこ」・・・。記憶があいまいなんですが、「するめ」も購入したかも・・・。それらの中でも、この「いりこ」が半端な量では無く、たとえるならば、ポテトチップスのお徳用のパックの大きさぐらいの袋に入っています。それでいて600円だったかなぁポテトチップスなどのお菓子に比べたら確かに高いのですが、物の価値というのは、結構いい加減なもので、相対的に価値観が変わっていきます。「こちらの500円のいりこだったら、向こうの600円の高級いりこの方がお得」といった感じなんですよねぇ。う〜む。
てなわけで、Y氏が「あじの乾物」、M女史が「するめ」、A女史が「いりこ」、私が「だし昆布」・・・となかなか変わった取り合わせの食べ物を車の中でいただくことになったわけです。ちなみに、帰りは「だし昆布」と「するめ」をいただきました。
帰りも延々2時間半の道のりの開始です。16時30分頃にアクアスの駐車場を出て、結局玉造温泉に到着したのが、19時頃。その間の2時間半は、ほとんど睡魔との戦いでした。運転手である私が寝るわけにはいかないので、みなさんそれに協力する為、しりとりなんぞをするのですが、「海物」に限定した為、途中でネタ切れが起こり、どんどんと難しくなってきます。難しくなると、ものを考えなければいけないのですが、考える間に、睡魔が襲ってきてしまい、全然眠気覚ましになりません。なんとか、持ちこたえるものの、次の順番が回ってくるまでの間に眠気が襲ってきてしまい、なんとか眠気を覚ます為に、昆布やするめを食べるといったことの繰り返しになります。キララ多岐を通過するあたりが、睡魔のピークだった様で、私も、ものを考える力そのものが無くなっており、数個前の内容を一人ひきずっており、そのまま続きがあったことすら認識できない様になっておりました。大変危険な状態であったとも言えます。眠気覚ましのしりとりは、できる限り簡単にしておく方が良さそうです。
ところで、メバルが出てきた時に、その調理方法が話題になりました。焼くか煮るかといった感じの会話になったのですが、料理が出来ない私にはぜんぜんわかりません・・・(^_^;
神西湖を過ぎたところだと思うのですが、後部座席にいたA女史とM女史が新幹線0系を使った(怪しい?喫茶店を発見。話によると、往路の時に気になっていたそうですが、私が気づかなかっただけなのかもしれません。今日は、時間が無いので、断念するとして明日もしくは次回来た時にでも実行しようということになり、そのまま通り過ぎました。
出雲市内にばいると、玉造温泉まで後少しといった気分があったのですが、なんのなんの、思っていたよりもかなり遠く感じました。確か、出雲市内に入ったのが、18時過ぎだったと思うのですが、そこから小一時間ほど走らないと玉造温泉に着きません。ちょっと予想外と思いつつも、往路のキララ多岐まで1時間ほどかかっていましたから、ちょっと交通量が増えていることを勘案すると、まぁ、そんなものなのでしょう。そういや、出雲市駅から玉造温泉駅まで電車に乗ってもなかなかの距離でした。
今回の宿泊箇所は、松の湯を過ぎて、奥にある「玉造グランドホテル長成閣」。日本旅行の支店長さん二番目におすすめのお宿でした(一番は、昨日お風呂だけ利用させていただいた、佳翠苑皆美)。中に入ると、おっしゃる通り、松の湯とは格の違いを感じさせます。広々としたロビーに吹き抜けの窓の向こうに手入れされた庭園が配され、客室数もかなり多い様に思われます。通されたのは、玉成殿のお部屋なのですが、広々とした雰囲気と、心地よい温かみのある配色、お風呂や洗面所の質感の良い上品な雰囲気と清潔さに驚くばかり。ちなみに一番人気は長玉殿だそうで、こちらは庭園が見えるそうです。でも、あんまり高級な旅館に泊まったことの無い私にとって、なかなか衝撃的でした。
19時にチェックインとなりましたので、とりあえず鉄腕ダッシュに間に合ったといった感じです。仲居さんがやってきて、食事の時間の話となりましたので、とりあえず鉄腕ダッシュが終わる20時頃とお願いしました。ちなみに、鉄腕ダッシュは「温泉にいくつ入れるか?」。おぉぉ!タイムリーな話です。
お茶菓子なども何種類か用意されており、ようやく落ち着けたという雰囲気でお茶をすすりながら、お茶菓子をいただきます。おなかの具合は、お摘みだらけで、なんとなくおなか一杯。お昼を抜いたとは思えない、腹具合です(^_^;
食事は、個室の料亭とのことで、そちらの用意が出来れば、仲居さんが呼びにきてくれるシステムになっています。20時前に仲居さんがやってきて、料亭へ案内されます。個室の料亭の窓から下を眺めると、庭が見えます。ただ・・・食事している時に、窓の下を眺めるということはしないので、あまり意味無いですが・・・。
食事内容は、カニカニプランでは無いだけあって、カニに固執せずなかなかバランス良くいただけます。一応旬のものですので、茹で蟹がでてきましたが、皆カニに対するプライオリティが大変低くなっておりますので、他のもの中心にいただきます。しかし、おいしいものを後に残すというのでは無い様です。とにもかくにも、カニに対して食傷気味ですから、見てみぬふりをするといった感じです。M氏曰く、「冬の山陰、カニ少しプランとかでも全然OK」というのは、なかなか的を射ている様に思います。何でも食べ過ぎはいけません。
温かいものとして、魚の唐揚げが出てきました。なかなかの大きさなのですが、これは一体何?というわけで、仲居さんに聞いてみたところ、「めばる(漢字で書くと眼張だそうです<学習研究社 国語辞典>)」とのこと。なんとまぁタイムリーな。先程車の中で話していた、めばるの食べ方が、こんな形でわかったわけです。てなわけで、唐揚げをバリバリと骨ごと食べていったわけですが・・・今日はいったいどれだけ、魚を食べてるんでしょ。それも骨ごと・・・。
いやぁ、カルシウムを沢山摂取したと言ってたんですけど、その後、何かのテレビでやってたのですが、魚にはカルシウムを打ち消す成分があるらしくて、あまり効率良く摂取できないとか。カルシウムを摂取するには、牛乳が一番良いそうです。まぁ、沢山食べたからといっても、限度ってものがありますから、あまり関係無いですね。
部屋に戻り、いったんM氏売店へ向かいました。ロビーで、団体客がくつろいでおり、その中の若い男性が、例の湯めぐりプランでやってきた女性二人と写真を撮っていました。旅行先で、知り合いになったのかなぁなどと思いながら気にとめずに、ロビー脇の売店へ。何か面白いものは売っていないかと思いながら探していると、「二十世紀梨こんにゃく飴」・・・を発見。山陰限定と銘打っていますから、少し期待が持てそうです。さっそく、M氏が購入、部屋に持ち帰って、みんなで試食してみることにしました。まぁ、なんというか、そのままな味です。こんにゃくそのものに対して味がしないので、あとはどれだけ梨っぽくできるかというのが、味噌なんですが、二十世紀梨は味よりもみずみずしさが売りですから、二十世紀梨っぽくはありません・・・。このあたりが限度なのでしょう。
とりあえず、今日の写真撮影データを私のノートパソコンへ退避。明日の撮影に備えます。撮影を目的とした旅行なだけあって、かなりの枚数が撮影されております。私のノートパソコンにはスマートメディアアダプタがPCカードスロットに常駐、CFスロットも装備されていますので、ケーブルを持ち歩くことなくデータを退避することができます。また、その日撮影したデータをみながらわいわいと話をすることもできるので、なかなか重宝します。ノートパソコンの新たな使い方なのかもしれません(なんか妙な広告モードに入った様な^^;)。というか、最近はその用途か、旅行記を通勤時間に書いているかのどちらかでしか使ってないのですが・・・。
さて、22時を過ぎてからお風呂へレッツゴーとなりました。みんな疲れていて、どちらかというと、朝風呂に頼りたい気分だったんですが、午前2時に男湯と女湯が入れ代わるという話なので、どちらも入っておきたいということで、だる〜い雰囲気をおしてお風呂へ向かいました。
この時間、女湯が女神の湯で、男湯が神宝の湯だったかな?入って驚き、とっても広かったのです。いったい何だこの広さは?と思うぐらい広く、めのうが埋め込まれた内風呂がなかなかゴージャスに見えます。思ったほどいやらしく無いと関心しました(最初写真で見た時は、趣味悪いと思ったんです)。うち風呂の広さは、昨晩入った佳翠苑皆美の5割増し程度の広さで、大変気持ち良いです。露天風呂も同様に広く、内風呂と露天風呂がガラスで区切られているだけで、特別隔離されているといった感じを受けないのも、なかなか好感が持てました。さすがは、支店長おすすめの旅館なだけあると驚いた次第です。一泊3000円程度のアップでしたが、これは納得というか大満足でした。
一応、お風呂は深夜も入ることができるそうですが、午後11時に露天風呂は終了、翌朝5時まで閉鎖されます。どうなるのかと思っていたところ、午後11時少し前に露天風呂の電気が突然消え、暗闇に。まぁ、内風呂のあかりがガラス越しに入ってくるので、我慢すれば入れないことは無いのですが、別にそこまで我慢する必要もありませんので、内風呂に移動すると、しばらくして係員が施錠しにやってきました。
しかし、お客さんが少ないのか、入浴している時間がはずれているのか、他に人がなく、一時はY氏と私だけ。先にY氏が上がったので、その間、私だけになっりました。なんか、すっごく贅沢なお風呂でした。
A女史とM女史を湯上がりで待っていたのですが、そこに飲用水が置いてあります。大きなミネラルウォーターのタンクの下に蛇口が2つあります。片方が青い色、もう片方が赤い色だったので、赤い方はもしかし、ホット?と思いながら、おそるおそる飲んでみると、なんてこない普通のお水でした。お湯じゃなくて良かった(^_^;
喉が乾いていたので、とにもかくにも、つづけて何倍も水を飲む始末。Y氏と競うかの様な勢いで、飲んでいました。ふと、Y氏に「もう少し冷たい方がいいんだけどねぇ。どっちかというと、キンキンに冷えている方が好みなんだけどなぁ。」と言うと、「そう?これぐらいでいいけどなぁ。」という会話。そんなこんで、最後にもう一杯いただこうとしたときに、ふと一応、青い蛇口の方もどんなのかな?と思って、そちらを注いだところ・・・「かなり冷たい」んですね。キンキンに冷える一歩手前といった具合です。
こちらとしては、えっ!?ってな感じでして・・・。同じタンクから出ているのに、蛇口のあるこの銀色の部分で、片側は冷やしてもう片側は、そのままだしている様です。気づいた時にはさすがに笑えてきて、Y氏にも一応、赤い方を飲んでいただきました。
で、ふとフロントの方を見ると、M女史とA女史が、鍵を受け取りにいっているではありませんか。どうやら、いったん先に部屋に戻った様ですが、われわれが帰ってなかったので、再度取りに来た様です。あれ?結構長いこと、お水を飲んでたのですが・・・。どうやら、ミネラルウォーターに気を取られて、気づかなかった様です。
声をかけて、彼女らにもお水を飲んでいただくことにしました。私たちと同じ様に別々の蛇口から飲んでいただき、交換。やはり赤い蛇口は人気が無かった様でした(^_^; でも、やはりおなかにやさしいのは赤い方ですから必要なんですよね。ただ、赤と青だけで区別させず、何らかの説明があれげなぁと思いましたが、普通はあれでわかるのかな?