桂島に流れる海水 桂島は夏は海水浴場やキャンプ場となるらしく、管理事務所が置かれています。この日もバーベーキューの為に、3〜4組のグループが楽しんでいました。それにしても、海が綺麗らしく、そのバーベキューをやるグループも、魚介類はこのあたりの海で、採ったものを食べるつもりらしく、何組かにわかれて、海に潜っている姿を確認しました。海開きには、まだ早いはずですが、これだけの気温だったら、海水浴をしていても、全然おかしく無い感じです。桂島は、出雲風土記では「葛島」と書かれていた様で、これが転訛したものと考えられているそうです。
 まずは、大きい方の桂島をぐるっと回ることにします。島の北端あたりまでは、それほど綺麗では無いものの、遊歩道が整備されており、釣り人や海に潜っている人が何人も見受けられます。全体的な人の量は、全然少ないので、人で一杯という感じではありません。島の中を海水が流れているのですが、その水が、エメラルドグリーン色で、神秘的な雰囲気すから感じられます。本当に綺麗な水だなぁと驚きます。
桂島の展望台から 島の北端からは、島の中に入っていく道になり、途端に遊歩道が夏草に覆われて、それこそ獣道の様な感じになっていきます。距離はそれほどでは無いのですが、高低差があると疲れはものすごい勢いで溜まっていく感じです。おいおい、歩きはじめて20分程度しかたっていないぞってな感じですので、森林浴を楽しむことに「必至」になります。これって楽しんでないかも・・・。しかし、展望デッキあたりまで来ると、海が一望できる状態で、桂島の西側の海岸線を眺めることができます。こちらの方は、切り立っている関係で、釣り人も少なく、海水浴客は見受けられません。故に、座って風景を眺めると、本当にのんびりとします。ここから見ていても、海水の綺麗さが良く見え、素晴らしい海があるんだと思います。
 大体30分程度で、桂島の一周が終わるのですが、残念なことに整備が行き届いていない場所は、夏草や木々が風景がよく見えないんですよね。自然と観光の共存の難しさを考えます。
 今度は、櫛島の方を回ります。こちらは、桂島よりも更に小さく、海水浴といった雰囲気ではありません。防波堤があり、防波堤には大勢の人が釣りを楽しんでいる様です。対して、櫛島には、人が少なく、遊歩道も荒れ果てているという感じです。しかし、定期的に巡回はしている様で、途中、ゴミ拾いをしている方を見かけましたが、そのゴミの量が、台車に一杯といった状況で、かなり驚いた次第です。レジャー時のマナーが強く言われますが、まさしくこれだなぁと思った次第です。
 ゴミの排出に関しては、色々とある様で、私としては「販売しているんだったら、捨てる場所も確保」して欲しいと思うんですよね。他からゴミを持ってきてもらっては困るというのならば、有料でもいいから引き取ってもらえる方法を考えないことには、なかなか、その観光地の印象が良くなりません。実際、ごみ箱を撤去している為に、ゴミが目につく観光地って結構ありますからね。ごみ箱の数を少なくしたり、缶ジュースのみにしても、結果は同じ。何だかなぁって感じです。

 

櫛島の展望台から こちらは、本当に小さい島だなぁというのが、歩いてみての印象。外周の遊歩道が終わると、展望台に上がる山道になるのですが、その山道もほんの少しです。こちらは、桂島の半分程度といった具合で、お気楽散歩といった感じになります。しかし、加賀の漁港が一望でき、魚養殖場なども観察することができ、加賀潜戸も遠くに望むことができるので、こちらの方が景色を楽しむには、適していると思います。

 桂島を見学終えた後は、メテオドーム・・・と思ったのですが、結構長居をしてしまった関係で、メテオドームは次回に変更し、車を今度は鹿島町の方へ向けることにしました。目的は、佐太神社の近くにあった郷土資料館。以前に、佐太神社に立ち寄った際に、見かけたのですが、残念ながら閉館後に到着した為に、見学することが出来なかったんです。ということで、佐太神社方面に車を進めます。後で、地図を見たところ、メテオドームに行っていると距離的に大変なことになっていた感じもあるので、この判断は間違いでは無かった様です。やはりメテオドームに行く場合は、メテオドームのみを目的にする必要がありそうです。
 車で30分弱で佐太神社に到着するのですが、途中「多久の湯」という日帰り温泉施設を発見。佐太神社からは車で10分弱の距離ですので、空港に行く時間も読みやすく、時間的にもちょうどいい具合ですから、郷土資料館に立ち寄った後、こちらに入浴することを決めました。佐太神社に到着し、まずは佐太神社へお参りをします。前に来た時も驚いたのですが、やはり3連の大社造りというのは、なんとも圧巻ですね。真ん中に佐太の大神、右側が天照大神、左側が素盞鳴尊を祭っているそうです。それぞれに参拝して、目的地郷土資料館に入館します。

  

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