佐田神社 入館料は大人320円です。入館する際に、「大人1名」と申し出ると、わざわざ「学生さんでは無くて、大人1名でよろしいんですか?」って聞かれました。これって、もしかして、まだ学生に見えたってことなんですかね?まもなく31歳なんですけど・・・。一体いつまで学生さんなんでしょう。というか、こういう施設に来られる人って、学生さんが多いってことなんでしょうかね?
 さて、中に入ると、1階に古代の物資の流通について色々と説明がありました。物流の流れについて、地図があり図示されてあるのですが、何故かこの地図が、南側が上になっているんですね。何だか、不思議な雰囲気で、全ての地図がこの様に徹底されていたのは、何故なのか疑問です。逆にしてあると、一体どこの地図なのか、全くわからず、島根県から大阪ヘの物流にしても、北海道への物流にして、これが大阪で、これが北海道って中々わかりませんでした。土器も多数展示されており、いつみても考古学者の方々の復旧作業の細かさに驚いてしまいます。はっきり言って、原画がわからないパズルをやってる様なもんですからね。
 続いて2階にあがると、鹿島町の出身の中国文学者「増田渉」の展示がありました。地元の名士ということで、かなり展示に力が入っている様ですが、元ネタがわからないので、今一つ理解できないといった感じです。個人的に気になったのは、戦前の上海の写真があったことでしょうか。上海は、今も最先端の町となっていますが、戦前の上海というと、魔都と言われたぐらい、独特のモダンさが伺え、その様子に惹かれます。

 

 最後に少し図書コーナーがあったので、ちらちらとどんな本が置いてあるのか、見てみたところ、「のびゆく鹿島」という小学生の社会科の教科書を発見しました。こういう地元密着型の本というのは、大変好みで、それをパラパラとめくってみたところ、やはりどんどんとのめり込んでしまい、30分程度教科書を見ておりました。こういう地元の教育委員会が、地元を知る為に作った教科書というのは、その歴史や現状を知るには最適の資料と言える様に思います。個人的には、この教科書を元にした郷土資料館が欲しいと思うのですが、なかなかそういうのは、範囲が広すぎて大変なのかもしれません。

 続いて、最後の目的地「多久温泉」へ向かいます。かなり佐太神社から近い印象を受けます。また、バス停もある様で、町の流動が松江市内に向いていることから、松江市内からもバスを利用して、やってくることが出来そうです。となると、松江で宿泊する場合などは、こちらの温泉を利用することを考えても良さそうです。なんといっても、バスで来れるというのが、大きな特典の様に思います。
 さて、入湯料は400円。施設は、公共の日帰り入浴施設といった感じで、島根県では標準的な感じです。温泉とちょっとした飲食施設、休憩所を備えています。こちらの施設の隣には、別の公共施設として、スポーツセンターがある様で、スポーツセンターの付帯施設として、作られた様な感じですが、こちらだけでも十分に一つの施設として機能する様になっていました。

 

多久温泉前の水田 新しいこともあって、脱衣所も綺麗で気持ちが良いと思います。お風呂は岩風呂と檜風呂に分かれている様で、それぞれ男女入れ換え制になっている様です。この日は、岩風呂の方が男性、檜風呂の方が女性となっていました。お風呂自体は、日帰り温泉としてはシンプルで、内風呂と露天風呂、サウナがあるだけです。しかし、それぞれの大きさを広めにとっている為か、入浴している人の数に比べて、それほど混雑しているという感じもしませんし、ゆったりとお風呂に浸かるといった感じを受けます。湯船そのものは、大きいと思うのですが、昨日の三瓶温泉と比べて、特に大きいというわけではありません。恐らく、色々なお風呂があると、そちらに目が行ってしまい、大きいお風呂の印象が無いんてしょうね。そういう意味では、このお風呂というのは、必要にして充分な設備と言えそうです。
 お風呂からでると、ちょうど空港に戻るには、いい時間になっていました。休憩所は、それなりに賑わっており、次回来る時の参考に、食事処のメニューと値段をチェック。特別高い印象は無いので、ここも今度利用させてもらおうとインプットしました。駐車場から敷地外を見ると、水田が青々としており、稲匂いが漂ってきて、心地よい雰囲気です。

 というところで、空港に向けて車を走らせます。随分と、出雲空港周辺の道も覚えてきたもので、カーナビ無しでも、空港へは迎える様にまでなってきました。毎月来ているんですけど、その度に次回は、あそこに行こうと考えつつ、帰りますね。次回は・・・来週なんですけどね。

  

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