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雪に閉ざされた青森酸ヶ湯温泉’03編(2003/12/07〜08)

 

青森空港のMD-90 平成15年も残すところ、後1ヶ月を切った12月の最初の土日に、青森へ行ってきました。私の旅行計画は、「バーゲンフェア」などの格安運賃があると、目的を決めずにとりあえず、飛行機の予約を、その後で県内の宿泊施設を決めていくということが多くなっています。というのも、最初に目的を決めていて、飛行機が取れなかったら嫌ですからねぇ。
 そういうわけで、今回は、青森県に目的地を設定。雪はまだだろうから、晩秋の青森を体験できると思って予約を入れたのが、まだまだ残暑厳しい9月末頃。予約が確定したので、宿泊施設をと探し出したのが、「酸ヶ湯温泉」でした。ヒバ1000人風呂で有名な、湯治場の酸ヶ湯温泉です。青森だったら、色々と温泉もあるだろうと思っていたのですが、一人で宿泊できるところと言うのが少ないので、おのずと限定されていきます。雪の心配はあまりしていなかったのですが、もしものことを考えると、八甲田山の方面は止めた方が無難かと思っていたのですが、駅から送迎バスがあるという情報を得、かつメールで予約が出来るということで、お願いすることにしました。メールで予約することが出来るというのは、『確認』がきちんと取れるということで、結構気に入っています。

 

青森駅前の三内丸山遺跡が乗っているポスト 当日は、大阪は生憎の雨模様。青森もどうやら曇りのち雨とのこと。もしかすると、八甲田山ともなると、雪が降っているんでは無いかとおもいつつ、飛行機から下を眺めます。雲の白さが切れたら、今度は雪の白さが目に入ってきて、どうやら市内でも積雪があった様です。日本列島の大きさを感じずにはいられません。気温は、摂氏2度。前週の網走・知床が摂氏9度〜14度でしたから、そうやって考えると、青森の方が寒いということになります。かつ、知床では雪を見る事ができませんでしたが、こちらでは、目の前に雪が積もっています。除雪車も活躍していた様です。

 空港からはまずはバスで、青森駅へ向かいます。そういや、青森駅からは小牧温泉無料シャトルバスなどが走っているので、それらを上手い事使えば、雪道の心配無しに旅行をすることが出来ます。この当たりは、観光に力を入れてあるだけあるなぁと思います。

 とりあえず、青森駅に到着して、最初に訪れたのが、駅前の市場。朝食を取っていなかったので、何か朝食がわりに無い物かと市場の中を散策するのですが、これといって気になる物はありません。大きさも小さいので、何だかあっという間だなぁと思っていたら、その先の大きなビル(アウガ)の地下にも鮮魚店が並んでいるということで、そちらに立ち寄ってみました。

 ビルの下なんですが、雰囲気はまさしく市場そのものです。朝5時半から夕方6時まで営業しているそうで、営業時間も市場並。一体これは・・・と不思議に思いつつ、興味深く見回りました。とりあえず、気になったのがイクラ何ですよね。100g350円とか250円とか、1パック500円といった値段が目に入ります。持って帰りたい衝動にかられますが、飛行機にこれを持ち込むのはどうだろう・・・とちょっと躊躇してしまいます。というか、帰るのは明日なので、今購入する必要は全く無いんですが、それでも、値段に惹かれてしまいます。

 一回りしてみると、「市場食堂」というお店を発見。こちらで、中落丼を頂くことにしました。つまり、マグロ丼です。お値段1000円ということで、安くは無いのですが、高くも無いという印象です。食べてみると、身が多い上に、柔らかく大変おいしいんです。店内といっても、カウンターだけの小さなお店には、サイン色紙が掲げられており、有名人も何人か訪れている様です。
 他にあったメニューとしては、イクラ丼、ウニ丼、3色丼(ウニ・イクラ・ホタテ)、ホタテ丼、ズワイガニ丼そして、定食です。他に、手作りの惣菜が並べられているので、本当に「食堂」といった感じです。

青森駅前のアウガ    アウガの地下にある市場

 やはり北の方は海の幸が美味いなぁと思うのは短絡的ですが、新鮮さというのは、何物にも代えられない感じです。あまりに市場そっくりというか、市場そのものとして作られているので、地上階にあがると、その雰囲気の落差に驚いてしまいます。でも、こういう作りというのも、当たりだなぁと思いました。ビルになるからといった理由で、従来の市場から整然としたショッピングゾーンに変わるといったことはありますが、あれをしてしまうと、市場本来の味や活気が無くなってしまう感じがするんですよね。でも、こういう風にしておくと、地下に場所は移るけれども、市場としては変わらないそんな感じで、大変気に入りました。明日も時間があれば立ち寄ろうと思いました。

 そこから青森駅に戻り、バスの出発までの約1時間半をどうしようかと思いつつ観光案内所を探します。駅があるんだから、案内所も駅構内にあるだろうと思ったら、そうではなく、JRバスの待合所の方に案内所があるもんだから、探し回りました。看板は、外を指しているんですけど、一体どこにあるのか、パッと見ただけでは分かりにくい感じです。
 駅前では、はとバスの30分無料体験ツアーをやたらと呼び込んでいます。11時20分出発というのがあったので、乗車させてもらえるかなぁと思ったのですが、整理券は配布終了とのことで、諦めました。その次は12時なので、酸ヶ湯温泉へ向かうバスに間に合うかどうかが微妙になってくるからです。

 

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