2日目の朝、午前7時に起床した後、朝食を取ってから午前8時にホテルを出ました。
千秋公園の堀の横を歩いて、秋田駅方向に向かいます。目指すは、トヨタレンタカー秋田営業所です。現在、お堀は道路工事か何かで大掛かりな手が加わっている様子で、景観としては、あまり良いものではありません。そんな中でも、お堀にある蓮の花を保護するためか、工事中の構造物(主にはトラックが入るための簡易道路なのだと思いますが)から、放水されている様になっていました。ちなみに、その効果があるのか、蓮の花は元気に咲いているのですが、やはりちょっと狭苦しそうな雰囲気なのは否めません。
それを眺めていると、ふと探偵ナイトスクープで、蓮の花が開くときに「ぽん」という音がするという依頼があったのを思い出しました。といっても、蓮の花は早朝に開くらしいので、旅行先では早朝であっても、普段の朝と変わらない時間ですから、そんなものに期待することはできません。
ただ、秋田の朝というのは、まだ眠っている様子で、人通りも少なく、旅行者としては、なんだか得した気分でした。そういや、昨晩コンビニを探しに町をうろうろとしていたのですが、そのときはまだ20時過ぎ?と思えるぐらいさびしい雰囲気でしたので、もしかすると、秋田市内でもあまり人通りの少ないところを主に歩いていただけかもしれません。
秋田営業所で、受け付けを済まし、いざ出発ということになりました。今回は珍しくカーナビ付きを指定したのですが、まぁ、使う使わないは別にして、現在の位置は簡単に把握できます。しかし地図が読める人間にとって、現在進んでいる方向を必ず上に固定される仕様はなんとかならないものかと、思ってしまいます。まずは、それを解除することからはじまって、続いて、3次元画面を2次元画面に変更。これに意外と時間がかかるんですよね。信号待ちをしている間に急いで、設定をするんですが、あまりカーナビを使わないさらに、特定のカーナビでは無いので、操作方法がわからない状態で、それを探し当てるというのは、なかなか至難の業だったりします。
そうこうしていることに気をとられていると、自分が現在どちらに向いていて、どの方向を目指しているのかということがわからなくなってきたりして、気が付くと、目的地とは逆方向の海側に向かって走っていました。
そんなこんなで、秋田駅と北斗銀行の本店の間を2周ほどして、ようやく田沢湖方向へ足を進めることができました。目的地の設定をカーナビにしてもらったのですが、まず最初に出てくるのは高速利用のコース。あまり効率が良いとは思えないので、一般道優先コースで検索してもらい、それに沿って向かうことにします。あきたこまちの里、田園風景がつづき、ずいぶんと成長した稲が目にはいります。
理想的な田舎の風景がそこに広がっており、平地があって山があるといった雰囲気で、テレビアニメとかで見る田舎のモデルはこのあたりじゃないのか?と思ってしまいます。私が良く出かける、島根県と比べて、風景が広いといった感じに見えます。
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