ホームページへ戻る

四国地方編に戻る

その1へ戻る

 

どこに行こうか徳島編2(2002年8月3日)

このページはJavascriptを一部で使用しています。

 そのまま21世紀館の方へ回って、帰路に付くべきか、夕焼けを待つべきか悩んだのですが、とりあえずまたもや飲み物を欲しました。駐車場をじ〜っと見るのですが、それらしきものは無く・・・と思ったら、ちょうど一周してきたエントランスの駐車場側に自動販売機が何台か並んでいるではありませんか!いやぁ、良かった良かったということで、ここで飲み物を購入。ふと、奥を見てみると、バス停があり、バスが停車しています。これは、ラッキーということで、バスに乗り込むことにしました。この公園からは最終バスだった様で、発車3分前に乗り込め、なんともタイミングが良かったです。徳島市営バスで徳島駅行きだったのですが、床が板張りの古めかしいバスでした。なんだか、いい雰囲気だなぁと思いながら、徳島駅まで乗車。お値段は200円と、往路のJRと同じ値段。それでいて、こちらはエントランスまでですから、1.6Km手前までとは大きく違うといった感じです。

 車窓を眺めていると、どうも徳島市内というのは、数カ所の大きな道路を除いて、道路整備があまり行き届いていない様に思えます。どこも歩道は無く、結構狭い道をバスが行き交ったりしています。こういう街なんだなぁと思いながら、次にどこか行けそうなところは無いかと思っていると、眉山ロープウェイというのがあるということに気づきました。ここの山頂から夜景を眺めるのは、なかなか良いのでは無いかと思って、徳島駅に戻ってから、眉山ロープウェイへ向かうことにしました。途中、コンビニで飲み物を再度調達。500mlとかでは到底足りないので、900mlのアミノサプリを購入してみました。が、しかし、これもあっという間に飲み干してしまう始末。う〜む、次に見つけたコンビニで再度900mlの爽健美茶を購入して、眉山ロープウェイに向かおうとしたのですが、ふと営業時間が気になって調べてみたところ、18時30分までとのこと。時計を見ると、18時でしたので、諦めることにしました。これじゃぁ、登ってすぐに降りるだけになってしまい、夕景や夜景とか言っている場合では無いですからね。

 徳島駅に戻る際に、新町川を渡るのですが、その駅寄りの場所が藍場浜公園という公園になっています。ちょうど、来週から阿波踊りが行われるらしく、藍場浜円舞場となるらしく、観客の代わりになるのか、工事用の足場らしきものが設置されていました。また、この藍場浜公園の掲示スペースには、昭和30年代の阿波踊りのポスターが掲示されており、興味深かったです。ところで、この阿波踊り、どうも期日は決まっていないらしく、昭和30年代のポスターを見ていても、8月初旬から9月中旬までと結構開きがあります。また、日数もバラバラの様で、なんとも臨機応変な開催をしている様です。まぁ、確かに夜通し踊り続けるんですもんね。休みが長い時の方が良いのかもしれません。

 藍場浜公園を後にして、今度は駅の裏側にある徳島中央公園へ向かうことにしました。う〜む、公園巡りだなこりゃ。にしても、徳島市内って公園が多いんですよね。これまた、驚きました。今度の徳島中央公園は駅から直線距離では一番近く、駅の真裏にあたるところにある、徳島城跡の公園らしいのですが、ここにたどり着くには、かなり迂回をしなければいけない様です。
 徳島中央公園の入り口にあたるところには、城の門が設置されており、徳島城を偲ばせる雰囲気です。夕景と丁度いい具合なのですが、うまくは写真がとれません。ふと、徳島中央公園の向かいに目をやると、「穴吹学園穴吹カレッジ」という専門学校が目に着きました。あれ?穴吹って、もしかして、穴吹工務店の事?と思って付近を見てみると、穴吹工務店もある様子。穴吹工務店って徳島が本拠だったのかと新たな発見でした。
 城山公園は都市公園の様で、綺麗に整備されています。天守閣などは無い様ですが、徳島城資料館なるものがあり、これが大きな建物でした。まぁ、見学出来る時間ではなかったのですが・・・。これも、次回へ持ち越しといったところです。石垣が残っており、石垣に沿って歩いていると、貝塚跡の標識がありました。看板によると、ゴミ以外にも人骨が埋葬されていたそうで、貝塚といってもごみ捨て場に限ったものではなく、墓でもあった様です。

 石垣沿いに歩いていくと、白い犬がこちらを見ていました。首輪をしていないので、野犬かと思います。なんだか、野犬って久しぶりに見たなぁと思っていたのですが、こちらをじ〜っと伺っているといった様子で、カメラを向けると、慌てて石垣をよじ登り、木々の中に消えていきました。その後ろからももう一匹、犬がやってきたのですが、こちらもじ〜っとこちらを伺っている様子で、別に危害を与えようとしているわけでも無く、彼らも近づかない様にしているのならば、こちらも近づかない様にて、そのまま通り過ぎることにしました。ちなみに、公園を利用している方々も彼らにはあまり感心が無い様子でしたので、どちらかというと、おとなしい野犬だったのかもしれません。

 そのまま歩いていくと、バラ園がありました。今が時期なのかはわからないのですが、咲ききったといった感じのバラが多く、これから咲くぞ!と思わす様なものはなかったのですが、「おぉぉ、花だ花だ。」というわけで、ここでしばらくバラの撮影をしました。久しぶりにマクロレンズを取り出しての撮影だったのですが、ファインダーで除いているよりも、ピントの山がシビアになるので、はたしてうまくとれているのか・・・。液晶では細かいブレなどがわかりにくいんですよね。

 ちょうどこのバラ園あたりが広場になっていて、他にも、父の像といったものやら、青虫をモチーフにした金属製の遊戯施設?やらがあったりします。ちょっと薄暗くなってきて、そのあたりをウロウロとしていると、とある看板が目に着きました。護国神社移転のお知らせと移転工事の為の収用のお知らせの看板が2枚並んであったのですが、どうも意味がいま一つわからず、とりあえず見に行ってみようということで、階段を登って護国神社へ向かうことにしました。ちなみに、移転は7月19日とありましたので、つい最近移転されたらしいのですが、地図を見ていると、移転先が収用先なのかと不思議に思いながら山道を歩くことにしました。
 また、その横には、近年の気象変化による城山公園の原生林保護(公園内の林が原生林だとは驚きましたが!)の為、湿度を保つための設備設置の為の工事を行う旨がかかれてあり、更に、ところどころに林への立ち入り禁止を記す看板が立てられてありました。

 

 湿潤な土地であるのを証明するかの様に、山道を赤い物体が横切ります。いったい何かと暗がりの中、目を凝らしてみると、サワガニがところどころで歩いていました。周囲に川らしいものは無いと思うので、いったいどこで住んでいるのかと思うのですが、それだけ素晴らしい自然という証明なのかもしれません。にしても、駅の真裏なんですけどね。ちょっとすごいかも・・・。
 山道を歩いていると、どこかで阿波踊りらしい音が聞こえます。駅付近で観光阿波踊りでもやっているのかなぁなどと思いながら、黙々と階段を上がっていきます。頂上にあたる部分まで上がりきると、そこが護国神社だったらしく、見事に柵でかこまれています。今は工事が行われているらしく立ち入りが厳禁、いったいこの護国神社はどこに行ったのかと不思議に思いました。ちなみに、参道から続く鳥居に関しては、まだ撤去の処置が行われていない様で、鳥居越しにみる工事中の境内というのは、なんとも異空間を見ている様に思えました。


 参道を降りていくと、慰霊碑の広場があるのですが、ここからは徳島市街地が見え、夜景としてなかなかいいスポットだと思うのですが、ここも木々が良く育っており、撮影できる方向があまりに限定されすぎてしまい、さらに気をつけないと、石垣から落下というかなり危険な雰囲気。早々に退散しました。
 完全に下ってみると、先程見たものと同じ看板がかかってあり、護国神社移転のお知らせがありました。よくよく読んでみると、場所は労働会館の隣に移転とのことで、その工事に伴い、公園の一部を収用するということだった様です。労働会館がどこにあるのか判らないので、護国神社へ訪れるのは中止し、阿波踊りの音に釣られて西側に歩いていきました。初めは、公園内のスピーカーから聞こえてくるのかと思ったのですが、スピーカーらしいものは無く、ズンズンと進んでいくと、グランドの様なところで、10名前後の団体で、阿波踊りの練習をしているのでした。阿波踊りの音楽については、楽器を持ってきての生演奏。それに合わせて、踊る人々。腰を落として、踊っているのですが、本番の阿波踊りって確か夜通し踊るんですよね?これって、目茶苦茶大変なんじゃないかと思いました。
 いや、でも阿波踊りがお祭りの踊りなのかどうかはわからないのですが、このお祭りムードの前って、気分がどんどんと高揚していく時期で、なんとなく楽しい気分にさせてくれます。阿波踊りの踊り自信もコミカルに受け止められるので、余計にそう思ったのかもしれません。なんだか、この踊りを見ていると、徳島にやってきたんだなぁと実感しました。
 ちなみに、駅前でもらった観光マップによると、平日3回、土曜・日曜は4回、阿波踊りの実演を行っているところがあるそうです。徳島気分を味わう為に、それを見るのもいいのでしょうが、草の根的に行われている阿波踊りを見るというのは、また一味違うといった感じになります。

 と、阿波踊りを見て、徳島駅の表側に戻ることにします。この公園、本当に駅の真裏にあるのですが、こちら側に来るには、ぐるっと回る必要があり、どうもいま一つ便が良く無いといった印象です。まぁ、駅から直接公園に行きたいって思う人は一部の観光客程度ですから、これで不便していないのかもしれませんが・・・。

 ぽっぽ街とかいう商店街を抜けると、駅前の大きなロータリーに出ます。向かい側には、とくしまCITYというショッピングセンターが見えるのですが、これって、なんばCITYの徳島版らしく、あきらかに自体も同じでしたから、南海系列のショッピングセンターなのでしょう。確か、南海電鉄が四国〜和歌山を結ぶフェリーを運行していたと思うので、間違い無いと思います。
 このロータリー付近を見ていると、すごい大きな玄関口だなぁと思うのですが、ちょっと横にそれると昔ながらの商店街があったりして、なかなか面白い街だなぁと思います。最近、ターミナル開発が行われたので、こんな感じになっているんだと思うのですが、どこの街も同じ様で、商店街に力が無くなっている様に思えました。それにしても、駅前にコンビニが無いというのは、なかなか珍しい県都の駅前かもしれません。そんなわけで、晩御飯をどうしようかと悩んだ結果、駅ビルの5階にあるレストラン街を利用することにしました。しかし、バスの発車まて30分しかありませんから、食事を終えるまでの時間は20分。時間との戦いということになるので、気軽に食べられるものでなければいけません。でも、出来れば地元のものを食べたい・・・となかなか難しい選択。
 結局、回転寿司としました。この時期のお寿司屋さんは、空いているので、待ち時間はありませんし、座ればすぐに目の前に食べ物が出てくれますから、作る時間が省けます。それに、ここのお店は、「地元の素材を利用」と書いてましたから、私の望み通りとなります。まぁ、地元の素材と言われても、回転寿司だと、あまり変わらないのかもしれませんが・・・。

 とまぁ、食事も終えて、高速バス乗り場に行き、バスに乗り込みます。往路と違い、妙に空いており、運転手さん曰く、空いている席に座ってもらって結構ですよとのこと。十名弱ですから、高速バスとしては赤字になるのでは無いかと思われます。更に、今日はこうべみなと海上花火大会と、平成淀川花火大会の為、到着が大幅に遅れる場合があるとも言われていました。
 バスは順調に高速道路に乗り、鳴門のバス停に停車しました。向かい側の車線を見ていると、西日本JRバスの高速バスらしきものが、続けて2台停車しました。こちらは1台で、それもガラガラなのに対して、向こうは2台も停車して、いずれも満席というのにはちょっと驚きだったのですが、更に少しして、後ろに 1台停車。こちらは、余裕が少しあった様でしたので、3台運行だったのかと驚きました。私が乗っているバスが出発する頃、さらに2台西日本JRバスがやってきて・・・う〜む、いったい何台で運行されていたのか、驚きです。とりあえず、夜間は阪神→徳島の方が人気があるということでしょうか。

 ということで、鳴門大橋を渡り、徳島の地を後にしました。

 ここからは余談なんですが、大阪までは順調にバスが運行されたのですが、平成淀川花火大会のお蔭で、阪神高速の海老江出口の手前あたりから込みだし、停滞状態。なんとか海老江出口を出た後は大きな問題がなかったのですが、中津の交差点からは、いつものことながらの大渋滞。それでも、定刻より5分早く到着してくれたので、一本前の電車で帰れると思っていたら・・・、阪急梅田駅が大混雑。電車は、御堂筋線ラッシュ時か?と思わせる人数で、十三からは、山手線ラッシュ時か?と思える状態。最近の阪急は輸送改善と関西経済の落ち込みの相乗効果(って、全然良くないけれど・・・)で、ラッシュ時でもそんなに目茶苦茶ひどいといったことがなかっただけに、驚きでした。恐るべし、花火大会・・・。

 

ホームページへ戻る

四国編に戻る

その1へ戻る