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どこに行こうか徳島編1(2002年8月3日)

 

 8月の最初に土曜日、「ぶらっと」どこかに行ってみたくなりまして、大阪梅田三番街バスターミナルに行きました。といっても、12時過ぎですから、行先も限られますし、翌日は予定があるので、泊まりがけは出来ないということで、日帰りの範囲で行ける場所を探すことになりました。JRプランも考えたのですが、高速バスで行くというのもいいかなぁといった、単純な理由で、三番街バスターミナルにおりました。
 さて、12時15分頃の土曜日、それも夏休み期間の三番街バスターミナルは予想以上に混んでおりました。乗車券の発行窓口も6〜7箇所がフル稼働でそれぞれの窓口に3〜4人の列が出来ていました。う〜む、これで、乗車券がとれるのだろうか・・・と不安を覚えながら、次の発車するバスの行先を確認しました。12時30分米子、12時30分徳島。米子もいいなぁと思ったのですが、時間がかかると予想したのと、ぶらっと国内紀行でまだ四国地方は掲載していないということで、四国徳島へ向かうことにしました。
 ただ、徳島行のバスって、よく混雑しているので、乗車券がとれるか確認したところ、ちょうど12時30分のバスは空いていた様です。前のバスは満席で、後のバスは残席僅かと表示がありましたので、時間的にもちょうど良かったのかもしれません。

 ということで、飲み物を購入して、一路阿波の国徳島を目指しました。いや、目指した徳島バスに乗りました(^o^) ちなみに、帰りの切符も一緒に押さえておき、20時40分徳島発のバスにしました。これだと、23時に到着・・・!?思っていたよりも、時間がかかる様です。てっきり2時間程度で行けるところだと思っていたのですが・・・。ただ、往復購入したので、往復割引が効いたのは、予想外でした。というか、そんなことすっかり忘れていたんですよね。

 ま、なにはともあれ、阪神高速〜第二神明を通って明石海峡大橋に向かいます。私、明石海峡大橋は初体験でして、どんなのかなぁと期待しておりました。連絡道路に入ると、最低速度50Kmの看板が目に着きました。最低速度制限を表示している道路って久しぶりに見たなぁと思ったのですが、これをしておかないと、明石海峡の上で徐行や停車する車がるのでしょう。でも、橋の作りはどうも眺望良く作られており、これ運転している人はつらいだろうなぁと思った次第です。ガードレールが、全然頼り無い雰囲気で、大変眺望が良く作られています。ガードレールというよりも、背の低い柵というか、そんな感じです。これを見ていて、もしも橋の上でスリップしたり、事故になると・・・。海に落下することになるんだろうなぁと妙に怖くなってしまいましたが、恐らく見た目よりも、全然頑丈なガードレールなんでしょうね。気休めかもしれませんが、そう思うことにします。

 

 淡路島をずずっと通って、外を見ていると、天気がなんとも良く、青い海と空、白い雲がゆったりと流れています。さて、ちょっと居眠りをしていると、今度は大鳴門橋にさしかかるところまでやってきました。今度はきちんとガードレールがあり、一安心(^^ゞ
 渦潮が綺麗に見え、時間的に今頃なのかなぁと不思議に思っていたのですが、実際はどうだかわかりません。橋を渡るとすぐに鳴門公園口バス停に停車。徳島行きのバスの降車のみ扱いのバス停なんだそうですが、鳴門公園に行くにはとっても便利な所に停車します。この時、ふと気が付いたのですが、ここで下車して、鳴門大橋下のうずしおの道を歩くというのでも良かったなぁと思ったのですが、とりあえず、徳島へ。鳴門へは次回に来ることにします。

 続いて、高速鳴門に停車。こちらの方が鳴門の市街地には近く、沢山の方が下車されていました。そして、徳島駅前到着。バス時刻表があったので、それをじ〜っと眺めていると、降車停留所の係員の方が、声をかけてくださりました。どうやら、私が見ていた時刻表は、到着バス時刻表だった様です。新設にも阪神方面への時刻表をいただきました。さて、徳島にやってきたものの、いったい徳島のどこに行こうかといった感じです。時計を見ると、14時45分。予定よりも15分ほど早着ですが、早い分には気にしません。
 とりあえず、JRの駅に入り、運賃表を見てみると、「文化の森」という駅が目に着きました。ちょっと面白そうなので、そこを目的地としました。運賃は200円。公園だと、色々と見どころがあるだろうと思ったのです。電車は、15時出発ですから、時間もちょうどいい感じです。
 徳島駅は、県庁所在地の玄関口ということもあって、大きなバスターミナルの駅なのですが、駅自信はかなりこじんまりとしているといった感じです。いや、駅舎も大きいのですが、そのほとんどがショッピングセンターなので、駅自信は小さいといったイメージになってしまいます。
 ホームは1〜4番線までなのですが、JRの駅としては、かなりホーム幅が狭く、ちょっと驚きです。しかし、駅の裏手には車庫がある様で、列車が何両か骨休めをしています。さて、私が乗車するのは、3番線に停車しているキハ40。おお、軽快では無いディーゼルカーで、それも3両連結という大判振る舞い。久しぶりに3両もつないでいるキハ40を見た気分です。

 徳島駅を出発した列車は阿波富田、二軒屋と止まり、文化の森に到着します。キハ40の編成で、車掌の肉声の停車駅案内があったのに驚きました。いや、考えれば3両編成でワンマンカーって無いわけですけど、キハ40の編成で車掌が乗務しているというのも、最近はあまり見かけないので、驚いたわけです。
案内放送によると、2両目・3両目の扉は、自分で開ける様に言っているのですが、別に、閉まったわけではなく、きちんと扉が開きます。うん?どういうことなんだろう?と不思議に思ったものの、解明するわけなく文化の森駅に到着。片面一面の小さな駅です。最近出来た様な雰囲気ですので、文化の森総合公園が出来たのに合わせて新設されたのでは無いかと思います。

 しかし、駅前はただの住宅街で、商店らしきものは無く、自動販売機が数台ある程度です。ジリジリと照りつける太陽が、容赦ありません。暑い・・・けれども、一体文化の森総合公園ってどこにあるの?って感じで、駅から降りると、看板がありました。大まかな地図の下に、「文化の森総合公園へは、約1.6Kmです」。う〜む、結構歩かされるわけですね。とりあえず、その地図を頭にたたき込んで、文化の森総合公園を目指します。
 園瀬川という川沿いに歩いて、次の橋を渡ると、そこが公園ということなんですが、車道に歩道が無く、どうも歩きにくいというわけで、先に橋を渡って土手を歩くことにしました。といっても、土手は工事中なのか、舗装もされていません。というか、ここを通る人もありいないのでは無いかと、思う様な道です。行程の真ん中ぐらいで、この土手側の道が無くなってしまい、結局、向かい側に渡らねばなりません。橋が無いと思っていたのは間違いで、潜水橋(増水時に沈む橋です。九州編でも紹介しています。)があるのですが、その前後の道はとても狭く、潜水橋自信も妙に不安な雰囲気があります。看板には、「中央走行」の案内があります。というのも、潜水橋を二つ横に並べた様な構造なので、片側だけで通ろうと思えば通ることもできる様な雰囲気になっていたりします。しかし、前後の河原は木々が鬱蒼と繁っているといった感じで、セミの声と川のせせらぎ、照りつける太陽と、夏の3点セットが揃った雰囲気です。こういうのもいいもんです。ここから先は、車道の路肩を歩くしか無いので、それに従ったのですが、せめて駅から公園までなんとか整備出来なかったものかと思います。これじゃぁ、駅を作っても利用客は少ない様に思います・・・。

 再度、園瀬川を渡るところで河原を見てみると、高校生ぐらいの男の子が河原で泳いでいるのが見えました。流れの悪い部分を利用してのプールにしている様で、そのあたりの河原は、駐車場になっており簡易トイレも設置されていました。手前では小さな男の子がお父さんに着替えを手伝ってもらっていましたから、このあたりではメジャーな水泳場になっているのでしょう。それにしても、暑い。

 橋を渡って少しだけ坂を上がると、駐車場・駐輪場があり、大きな噴水の向こうに近代的な建物が目に着きます。21世紀館という建物らしく、この文化の森総合公園の中核をなす建物の様です。公園内の案内もここで行われ、美術館や博物館といったものが併設されています。その建物の斜め横には図書館があり、図書館と21世紀館を上がると野外ステージになっていました。今日は、ジャズフェスティバルをしている様で、ちょうど始まったばかりなのか、次々と人が集まってきました。私は、その横の階段をどんどんと登っていき、とりあえず、レストハウスへ。目的は、飲み物です。なんだか、脱水症状をおこしかけている様な雰囲気でして、とりあえず、飲み物と思ったのですが、21世紀館にはレストランしか見当たらなかったので、自動販売機のありそうなレストハウスに向かったのでした。

 しかし、なかなかしっかりとした階段、倒れるかと思いながら、なんとかレストハウスに到着。ところが、自動販売機らしきものが見当たらず、レストハウスってトイレの事?などと思っていました。でも、よく観察してみると、このレストハウス周辺だけ妙にごみ箱が多く、空き缶もそれらごみ箱の中に捨てられています。何かあるのでは無いかと、レストハウスに近づくと、シャッターが下ろされた店舗跡らしきものが・・・。もしかして営業廃止・・・!?などと不安になったのですが、空き缶やごみ箱が古いわけでは無く、よ〜く見てみると、店舗らしきところとトイレの間に細い通路があり、その通路のところにあきらかに自販機の空き缶入れが目につきました。ということで、その通路に入ると、ありました3台の自動販売機が。
 どうやら自動販売機を隠して設置してあり、人目に着きにくくしている様です。確かに、公園全体を考えると、自動販売機は雰囲気を壊すものなんですが、今回はなんで、こんなに目立たない様にしているのかと思ったりしました。まぁ、現金なもんです(^^ゞ

 とりあえず、水分補給をして、また園内を歩きます。造園業者の方が芝生に水を撒いたり、雑草を抜いたりしています。大きな公園を管理するのは大変なんだろうと思いながら、園内を歩きます。石で作られたオブジェの様な滝というか、水辺があります。が、しかし人がいない為か、どことなく寂しげに見えます。その奥の子供向け遊戯施設も、子供は皆無ですから、大きなすべり台やらアスレチック施設が所在無げに佇んでいます。少子化の影響か、紫外線対策か、親が上がってくるのを拒んだのか、それともこういうものでは遊ばなくなったのか、素晴らしい施設であるにもかかわらず、誰もいないということの不思議さを感じました。ふと、眼下を見てみると、徳島市内が見え、なかなかな高台だなぁと驚きました。

 さて、園路を歩いて、こんどは展望台へ向かうことにしました。展望台と名打っているだけあって、ここよりも素晴らしい眺めなのだろうと、期待しながら展望台へ向かいます。展望台は、先のレストハウスのまったく逆側にあたりますから、レストハウスと展望台に向かうことで、この文化の森総合公園をほぼ一周したことになります。21世紀館のちょうど裏にやってくると、21世紀館から階段状にまっすぐに伸びた水辺がとても綺麗に見えます。これは、この公園の一つの顔なのだろうと推察しました。
 少し下り坂になりながら、降りていくと、目の前に急な斜面とそこを這う様できた通路と階段が目に入りました。げ、あれ登るの・・・?と思ったのですが、展望台の為、頑張って登ることにしました。この斜面、県内の各市町村の花と木を植えているらしく、数メートルごとに説明があります。ゆっくりできるのであれば、一つ一つ見ていくですが、この暑さにやられてしまって、はやく目的地につきたい一新です。それに、花はいずれも咲いていない様でして・・・。どうやら5月〜6月頃はこの斜面中央にあじさいが咲いているそうですが、時期を思いっきり外した様でした。

 この斜面の上が展望台・・・だと思っていたのですが、実は、そこからさらに山道を少し行き、階段を一挙に登ったところが展望台でした。素晴らしい展望・・・といきたいところですが、前回の奥出雲おろちループの際と同じく、展望台周辺の木々が見事に成長してしまって、展望なんてできません。ただの休憩所といった感じです。どっと疲れてしまって、ベンチに座って、涼を取るのですが、止めどなく汗が出てきます。どうも、タオルが絞れそうな雰囲気です。
 と、そこに展望目当てでやってこられた、カメラマンらしき方が登場されましたが、これまた、一周して諦められた様です。声をかけてくださったので、少し話をしたのですが、なんでもソビエト製のカメラを使って、写真撮影をされているそうです。安いのが取り柄とか言ってられましたが、恐らく、何かこだわりがあるのでしょう。でも、ボディは3000円と言ってましたので・・・かなり驚きです。
 まぁ、ボディが安くても・・・現像にお金がかかるので、私はデジカメから抜けられないんですけどね。失敗しても金銭的につらく無いですからね〜(^-^)

 結局、残念ながらいい写真をとれずに、展望台を後にしました。そのまま坂道を降りていくと、少し古めかしい雰囲気の建物がありました。文書館という建物らしく、企画展で「戦前の建物」とかいうのをやってました。あ、これは是非見てみたいと思って、入り口に近づいたのですが、残念ながら閉館時間ちょうどだった様です。先に、ここにやってきていれば・・・と思ったのですが、そんなのは後の祭りです。じゃ、次回やってきた時と思ったのですが、この企画展は8月4日までとのことなので、これは絶対に見られないというわけです。惜しいことをしました。

 

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