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E−1持って指宿半日観光編(2003/12/13)

 

橋牟礼川遺跡公園の花木1     橋牟礼川遺跡公園の花木2

 入館したのは、13時過ぎ。バスの時間が16時15分に指宿駅前なので、こちらの博物館を遅くとも14時半頃までに出ないと温泉に立ち寄ることが出来ません。となると、約1時間半。1階で、大型スクリーンによる映像が1時間毎に行われているので、実際に見学する時間は1時間程度しかありません。となると、あまり時間が無い感じがします。
 展示スペースそのものは、かなり趣向が凝らされていて、見やすいと感じます。また、あちこちにモニターが設置されており、分かりやすく説明されます。こちらのモニター、人感センサーにより作動する様になっており、前に行くと、突然始まります。ボタンを押さなくていいので、故障といったことが少なくなるといった効果があるのだろうと思いますが、困ったことに作動していない時に人が通ると、作動する様になっているらしく、映像が終わった後、移動しようとすると、作動してしまったりします。
 他にも、縄文時代の狩りの様子をジオラマで再現されており、人の目線、マンモスの視点、鳥の視点でそれぞれ見ることが出来る様になっていました。また、縄文時代の代表と弥生時代の代表が、それぞれの食事を自慢しあうといった展示もありました。これは、なかなか面白い趣向だと思い、2度も聞いてしまいました。
 他に、屋内に竪穴式住居が展示されており、更に、火起こしの道具が置かれており、自由に触ることが出来る様になっていましたが、これ、本当に起こせたら、危険じゃ無いかと思うのですが・・・どうなんでしょ?続いて、開聞岳の火山に関する映像などもあり、これらを見ているだけで、全く飽きません。気がつくと、14時といった具合で、後ろ髪を惹かれる思い出、大画面シアターに移動しました。

時遊館CoCoはしむれ 外観     CoCo時遊館はしむれ 館内

 大画面シアターでは、橋牟礼川遺跡が発見された背景に関しての説明がありました。この橋牟礼川遺跡が発見されるまで、縄文式土器という呼び方は無く、「アイヌ式土器」と呼ばれていたそうで、縄文式土器と弥生式土器の差は、時代の差では無く、民族の差であるという考えが正しいとされていたそうです。考古学は、常に変わっていくものだと学者がつぶやいたのが妙に印象的で、証明が出来れば、それに従うといった姿勢は、出来そうで出来ないことの様に思いました。
 このシアター、画面の前にジオラマがあるのですが、縄文時代の村落の風景を再現しており、それをレンズを通して画面で見る事が出来る様になっています。ちょっとしたことなんですけど、意外な展示に驚きでした。ちなみに、シアターで映像が放映されている間は、流石に見る事は、出来ません。上映と上映の間の約30〜40分に見る事ができます。

 シアターを見終わった後、砂湯に向かう事にしました。道は、それほど難しく無く、踏み切りを渡って、そのまま真っ直ぐ浜の方へ降りていきます。このあたりを歩いていると、やはり私が求めている田舎の風景というのは、九州や四国地方に多いんだと、改めて感じます。気候は暖かく、赤や黄色の花が、咲いています。今が、何月なのかわからなくなってきます。車や人の往来はほとんど無く、のんびりとするといった言葉がぴったりといった感じです。
 大体10分程度歩くと、砂むし温泉通りという道にでます。少し大きめの道で、こちらはバス道になっているそうです。温泉通りとはいうものの、12月の日曜日、やはりそれほど観光客はいない様に思えます。そこから、更に浜側の海沿いの道に出て、海を見ながら、歩いていきます。何度も言う様ですが、穏やかな日差しに、心地よい波の音。人影まばらな海岸沿いというのは、文字通り癒される感じです。私の旅行には、なかなかありつけない「晴天」。目の前には、対岸の大隅半島の山並みが見事で、更に少し振り返れば、桜島を望むことが出来ます。遠くを行く船が、静かに海を渡っていきます。こうやって見ていると、大隅半島まですぐそこといった感じがするのですが、地図を見ると10Km程度の幅があるそうです。

   

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