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はじめての北海道スキー編2 |
翌朝は、チェックアウトが11時なので9時に起床。体中が筋肉痛で、さすがに久しぶりなだけあると納得。朝食はバイキング形式とのことなので、レストランへ向かい、朝食をとります。バイキングの朝食ってなかなか適量になりずらく、いつも食べ過ぎになってしまうんですよね。ちと困ったものです。それでも、なんとか抑えたんですけど、それでも、かなり食べてしまいました。昨晩、食事したお店が朝食会場だったのですが、夕食時よりものんびりと食事ができました。
11時前にホテルを出て、すすきの駅へ。昨晩作っている最中だった、氷像もだんだん形になっておりました。またもや地下鉄の1日乗車券を購入して、札幌駅へ。とりあえず大きな荷物をロッカーに預けようと思ったのですが、ほとんどのコインロッカーが使用中。JR札幌駅構内には特設の荷物預かり所ができており、ホテルまで荷物を届けるといったこともしています。なんで日曜日に?思ったのですが、目的は雪祭りの様です。再度、南北線に乗って大通り公園へ。ということで私もご多分に漏れず雪祭会場へ向かいました。
といっても雪祭の会期は明後日からですので、主に作っている風景ぐらいで、場合によっては全く見れないかもしれませんが、駄目なら駄目ということで向かいました。
大通り公園の駅から上がるとまず目に飛び込んできたのは、3〜4階建てのビルに匹敵するぐらいの巨大なミッキーと飛行機の雪壁。あまりの大きさに圧倒されました。大通り公園への立ち入りは関係者以外できない様ですが、大きいだけに十分堪能できました。「逆側からみたらどうだろう?」といった気持ちで、大通り公園を西へ歩いてみます。観光客がいがいと多く、南北の道路から雪像へカメラを向ける人がかなりいました。私もその中の一人なんですが・・・。
ふと気がついたのが、南北の道路で区切られている枠を「?丁目会場」といった感じで名前がついており、私が確認しただけで、3丁目会場から12丁目会場までなんですが、それぞれの会場にマスコミの名前がついた、「よみうり広場」とか「毎日広場」といった形で別名がついてあるんですよね。
6丁目会場からはまだ雪像を作っている最中ですが、会場の中に入って間近に雪像を見ることができます。で、中でも驚いたのが、HBCのベルギーの建物。自衛隊が作成したそうですが、その細やかな作りには驚きました。こちらは完成した様で、近くに立て看板があったのですが、述べ人数3000名、制作日数28日だそうですで、これだけでかいものになると、やはり自衛隊が活躍するのかと妙に納得しておりました。
目玉にこれだけ大きな雪像というか建物とかがあり、だいたい3メートル前後の高さの雪像がそれぞれ並んでいます。スヌーピーやドラえもん、アンパンマンといった定番からドーモ君などもあります。特に人気なのが、アンパンマンで子供がアンパンマンと写真を撮るとダダをこねてるといった姿も見ることができました。
他にも巨大なものでは、韓国の光化門(あれ?こんな字だったかな?)や万里の頂上とコナンといったものもかなり巨大で驚きでした。千と千尋の神隠しコーナーは大きさはそれほどでも無いのですが、広い箇所にところ狭しと雪像が作成されていたのも見応えがありました。
そんなこんなで12丁目会場へたどりつくと、インターナショナルコーナーとかで、外国の方が作成した雪像が集められたコーナーがあるのですが・・・、まだ巨大な雪の固まりなだけで、立方形の雪に絵を書いて、今まさに作り始めたところといった状態があちこちで目にしました。中には、絵を見る限りあと2日で間に合うのか?と思ったりなんかもしました。
陽気が温かいこともあり、歩いて見て回っても辛くはありません。雪像が雪解けしはじめていたのが気にかかるところでした(その後、会期中の報道で今年は暖かすぎて、雪像を維持するのに苦労しているとのことでした)。雪像を作っているグループも自衛隊や消防団といった方々から市民グループまで様々。札幌市民が楽しんで作成していると感じるそんなお祭り手した。
途中で、警備係員の方が子供連れの方と話をしているのを小耳に挟んだのですが、会期中の人出と比べてあまりかわらないぐらいの方が訪れていたそうです。また会期中はお茶や甘酒の接待などがあるそうですが、会期前の今はそういう様なことはやっていないそうです。
結局、大通り公園の西端にあたる市資料館まで歩き、少し戻って西11丁目駅から地下鉄東西線で大通駅へ、そこからまたもや南北線に乗り換えて、今度は「自衛隊前」へ向かいました。自衛隊前駅は、南北線終点の真駒内駅の一つ手前の駅なんですが、駅前にある陸上自衛隊真駒内駐屯地が、札幌雪祭の真駒内会場にあたります。雪で作った大きな滑り台などが用意され体感する雪祭といった感じで、大通り会場に看板が掲げられていました(お子さんを対象にしている様でしたが)。
こちらは、さすがに会期前なので中に入るのは難しい感じでしたので、遠くから眺めていたのですが、こちらでもかなり大きな雪の建物があるのがわかりました。それにしても、この雪祭、かなりの割合で自衛隊がバックアップしている様で、雪の輸送から雪像づくり、さらに会場提供ということで、好印象を受けたのは間違いありません(自衛隊が必要か否かという問題とは別で、単純にそう思っただけです)。
ところで、真駒内会場を外から眺めるだけでは何なので、他に何か無いのかと思ったところ、市交通記念館の看板が駅に掲げられていました。第二・第四土曜と日曜日・祝日のみ会館だそうです。駅から歩いて100m程度のところにあるというロケーションもバッチし。自衛隊前まで足を運んだ甲斐があります。で、南へ歩いていくと・・・門がしまっているではありませんか?あれれ?と思ったら、どうやら夏期のみ営業だそうで、雪深い冬季は開館していないそうです。まぁ、入館無料ですからそれもやむなしかなぁと思ったりしたんですが・・・。柵越しに古いバスや路面電車を見ながら、残念と思いながら、なんとなくふらふらと周囲をうろつくことにしました。
自衛隊前ぐらいまでくると、札幌市内とはいんても、普通の住宅街の雰囲気でして、大阪などと違うところは、それが雪深いということでしょうか。雪深さは、さすがは北海道といった感じで、これぐらい雪深い都会というのは、他には無いのではないかと思います。ゆえに地下鉄もドームで囲まないと駄目でしょうし、道路の雪かきや屋根の雪下ろしなんかも大変では無いかと用意に推測できます。道路沿いの雪の山を見ると、雪の少ない大阪育ちの私には、なんてところだと思わずにいられません。それにしても、雪深いのに晴れているという天気は、旅行者である私にとっては、この上無い歓迎だと思いました。
続いて、自衛隊前から中島公園へ移動。14時前に到着。飛行機の出発まで3時間ほどですので、これが最後の目的地といった感じでしょうか。一応、最悪札幌15時30分頃の列車に乗れれば余裕で搭乗できると計算しておりましたので、1時間とちょっと時間がある感じです。
中島公園駅を上がると、公園の北の端・・・・。あれれ?南の端は一つ手前の幌平橋駅になっています。直線距離で約1Kmほどの大きな公園(北海道スケールではそんなに大きく無いほうなのかな?)ですが、ちょうど南から日差しが指すため、撮影しようと思うと必ず逆光になってしいます。いちいち反対向いて撮影するというのは意外と面倒なんですよね。そうやって考えると、幌平橋駅から中島公園に向かって歩いた方が効率が良かったわけです。そんなこと言っても、とりあえず、来てしまったのはしょうがないので、中島公園を一周するつもりで歩き始めました。
予想した通り、一面銀世界が広がっています。スキー場と違って、平地なのでかなり新鮮です。途中で除雪されていない歩道がありましたので、そちらへ移動。結構人通りがあるみたいで、除雪はされていませんが、道は出来ています。ただ、みんなが踏み固めてくれていると思っていると、私よりも軽い人ばかりが歩いていたのか、時折、『ズボッ』といった音とともに足がスネまで雪で埋まってしまいます。体重をおもむろに気にしてしまう出来ことです。
ふと右手を見てみると、いけがあったらしき柵が見えます。しかし、一面真っ白に雪で覆われています。寒いためかやはりいけ全体が凍っている見たいですが、その池を向かい側まで誰かが歩いてわたった足跡が見えます。もちろん私は、重たいので、そんな恐ろしいことに挑戦はしませんでしたが・・・。かなり勇気のあることをやってのける人もいるもんです。
池の横をすぎると大きな道にでました。そこで私には信じられない光景を目にしました。普通の都市公園なんですけど、スキーをやっている人がいるんです。何もこんなところでやらなくても、近くにスキー場がたくさんあるというのにと思っていると、次から次へとスキー板をつけた人がやってきます。「何かの大会か?」と思うぐらい人が次から次へとやってきます。そのままスキー板をつけた人がやってくる方へ歩いていくと、看板を発見。「歩くスキーコース」とあるではありませんか。どうやら大阪とかでジョギングなどがある様に、こちらでは歩くスキーというのが、健康の為、推奨されている様です。小学生の団体もやっていたのですが、よくよく見ると、スキー板が違うんですよね。歩きやすい様に踵が固定されていません。意外と、このスキー板を持っている人が多い様で、公園の駐車場に何人もスキー板を持参された方を見かけました。それだけメジャーなスポーツなんでしょう。
しかし、一面が雪なので、本当に歩きにくい。足先がさすがに冷たくなってきた感じがしました。
なんだかんだとしながらなんとか中島公園の南端へ到着。駅名にもなっている幌平橋がどんなものなのか見てみようということで、豊平川の方へ向かいました。といっても50mほどなんですが。ちょうど北側の歩道いるので、豊平川を撮影するにはちょうどいいやと思って、信号が変わるのを待ち遠しく思っていました。
坂を登って驚き。北側の歩道が並大抵の大きさじゃなかったんです。さらに、あまりに広いので、除雪作業は車道近くの2mほどしかしていません。雪に挟まれ、北側の欄干にたどり着くことができないのです。橋の幅としては、片側2車線の4車線道路の橋よりも大きいのでは無いかと思います。一体、この北側の歩道のスペースは夏場はどうなっているのだろうかと本当に驚きでした。
後は、中島公園の西側の遊歩道を歩いて中島公園駅へ向かいます。雪を触ると、パウダースノーであるということが実感されます。雪合戦には向きそうにありません。ふと歩道の横を見てみると、自転車らしきものが・・・。サドルまで雪に埋もれているところを見ると、放置されてかなりの日数が立っているのかもしれません。よくよく見てみると、そこかしこに放置自転車のハンドルが目に着きます。雪に埋もれて放置されたのか、放置していて雪に埋もれていたのかと妙に想像してしまいます。
そのまま歩いていくと、豊平館というしゃれた建物を発見。説明によると、明治時代に出来た札幌市内で初めてのホテルだそうです。今は、結婚式場になっているのか、玄関横に挙式を告げる看板が掲示されていました。市営の様です。中は、無料で見学できるそうですが、時間が迫ってきたので、今回は遠慮しましたが、明治時代の洋風建築ってかなり好きなので、次回北海道にくる時にでも立ち寄ってみようと思い、地下鉄で札幌駅へ向かいました。
札幌駅でコインロッカーから荷物を取り出し、駅構内にあるJALのチェックイン機でチェックイン。札幌駅のJALのチェックイン機はJASのチケットもチェックインできるらしく、マイルの登録も可能とのこと。半信半疑でチェックインをしてみると、最初にJALかJASかを聞いてきた後は、普通のJASの新型チェックイン機と操作方法が全く変わりませんでした。これは便利!とは思ったんですけど、良く考えると、JALのチェックイン機でJASのチェックインができるということを知っている人はかなり少ないと思うんですが・・・。ちなみに、札幌駅構内のチェックイン機だけらしく、空港にあるものや他のCATにあるJALのチェックイン機ではJASのチェックイン機は使えません。
そういや、昔は古いJASのチェックイン機が札幌駅に置かれていたと思うんですが・・・。このあたりも提携で合理化なんですよね。まぁ、今年の秋には経営が一体化されてしまうので、提携とかいうレベルでは無いのですが・・・。
新千歳空港では、伊丹空港とはうってかわってスムーズな荷物検査と手荷物検査。そういやJASカードで割引が聞く、空港売店のナイスウィングがなくなり、北海道エアサービスとかいう土産物売り場になっていたのには驚きでした。はじめはいったいどうなっているのか全然わかりませんでした。JASカラーが張り付けてあったので、JASグループであるということは、想像できたのですが・・・。う〜む、いつの間になくなったのかなぁ。まぁ、本当に前にあったのが、ナイスウィングだったかどうかも謎なんですが・・・。
てなことで、今回は、スキーと観光を合わせた充実した2日間の北海道旅行だったわけです。
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