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秋も深まる石見神楽2003編(2003/11/1〜3)

 

 あっと、いう間に1時間程度が過ぎるわけですが、今回は午前6時までの8時間という長丁場。これで退屈しないで過ごせるのかとちょっと心配になってきたりします。空を見上げると、うっすらと星空が見え、気温もそれほど寒くなくて、見学するにはいい感じだなぁと思っていたのですが、10時頃になると、急に雨が降り出して、私が座っていた石垣付近は雨に濡れざるを得ない状態になり、急遽退却。やっぱり傘持ってくれば良かった・・・と思った次第です。
 で、その後、神楽殿の正面の軒先に入り、延々と立ちっぱなしで見ることにしました。つらいだろうと思っていたのですが、舞に激しさが加わり、花火の演出やらなんやらで、それこそ本当に派手な神楽になっていき、あっと言う間に深夜2時。境内の中の見学者は少なくなるどころか、かなり沢山の方がいる状態で、話によると500〜600名の方が見学されていたそうです。こうなると、神楽殿の中が良かった・・・と思うんですが、神楽殿の中は、地元の方がそれこそ毛布やら座布団やらを用意されており、入る隙間はありません。それに、私はただの寄り道の見学者ですから、そんな特等席をいただけ様とは、露にも思っていません。

 

神楽13(恵比寿)

神楽14(大江山) 神楽15(大江山)

神楽16(黒塚)

神楽17(黒塚 天井に飛び移ってます) 神楽18(黒塚 これから飛びます)

神楽19(八岐大蛇 確か素盞鳴尊だったと思います)

神楽20(八岐大蛇)

神楽21(八岐大蛇)

神楽22

夜明け間近の大年神社社殿 神楽22

 印象的だったのは、大江山、黒塚、八岐大蛇。特に黒塚は、平易な島根弁でやっくれる分、なかなか聞きやすいものです。気付いたのは、広島弁みたいに「〜じゃけん」という話し方になるんですね。そういや、かっこさんが、夏は広島市浜田区になるっていっておられましたから、それぐらい広島県と交流が深いわけですから、言葉もそうなって不思議はありません。そして、動き回ることのすごいこと。神楽殿を飛び出して、拝殿を駆け上り、境内を縦横無尽に走り回り、飛ぶは跳ねるは、よじ登るわの大騒ぎ。見ていて、本当に飽きない、楽しさがありました。
 大江山では蜘蛛の糸を表現する仕掛けがあったり、八岐大蛇では、4体の大蛇が神楽殿を埋めつくし、見る側を飽きさせない工夫がある様に感じました。小学2年生の子供が演じた事代主命も妙な可愛いさがあり、魚釣りにでた恵比寿さん(えべっさんと大阪弁では言うのですが、全国的にはどうなんでしょう?)の様子が良く伝わってきました。

 結局、午前6時の予定を大きく上回り、最後は午前6時50分に終了。夜はすっかりと明けておりました。9時間弱に及ぶ長丁場、本当にご苦労さまでしたと思いました。そして、こんな素晴らしい神楽を見させていただいたことに本当に感謝します。少ないですけど、最後に観覧料の気持ちで、お賽銭を入れておきました。

夜明けの大年神社拝殿

神楽23

奉納神楽の終了

 

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