さて、美保関灯台を後にして、一路出雲空港へ向かいます。ちょっと時間的に早いかなぁと思っていたのですが、もう一カ所立ち寄るには時間が短い気がして、とりあえず、ゆっくりと戻って、空港近くで時間があまる様だったら、周辺施設にでも立ち寄ろうと思いました。本当は、美保関町までやってきたのだから、隕石の博物館がある『メテオドーム』に立ち寄りたいなぁと思っていたのですが、島根半島の東端部の北側には、東西道路が無い為断念。とりあえず、松江市内に向かうことにしました。
せっかくなので、来た道をそのまま帰るのは面白くないので、境水道大橋を渡って境港市から、中浦水門を通って、江島からまた松江市内に入るというルートをとることにしました。確かに、遠回りなんですが、中海の淡水化事業が中止され、中浦水門の横に一般道路橋の建設が始まっていることからも、中浦水門の道路を利用することも、後僅かだろうから、記憶にとどめておこうと思ったわけです。(家に帰ってから調べてみたところ、この中海は淡水化事業の他に干拓事業もあった様で、その関係から堤防を作ったとのこと。もしかすると、その堤防が先の大根島を取り囲む細長い陸地だったのかもしれません。)
境水道大橋は、本当に高いところを走っていると実感できる橋なのですが、片側一車線の道路ですので、ちょっと恐怖感を感じます。北海道の白鳥大橋もこんな感じだったと思います。ちなみに、この橋を作るにあたって、美保関町は、将来松江市との合併を島根県と約束したとのことです。なんだか、色々な問題がある様です。
そこから、境港市内を通って、水門へ向かいます。境港市は市というだけあり、なかなか交通量が多い様です。対岸の島根県側とは随分と趣が違います。中浦水門は、一般道では無く農水省が管轄する水門だったそうで、その上を道路として利用しているだけだそうです。現在、隣に江島大橋なる道路橋が国土交通省によって進められているので、淡水化事業が中止されてしまい、道路橋が完成すると全く意味の無い施設ということになります。とは行っても、休止が長く続いた間も道路として活用されたことを考えると、それほど無駄であったとはいえないかなぁと思います。ちょうど、橋のかけかえが行われたと考えると自然かもしれません。ただ、水門撤去費用は莫大な様ですが・・・。
水門特有の通行方法として、大型車のみ一般車両とは違う入口が設けられています。一般車両はそのまま直進できるのですが、大型車両はいったん入口脇に入り、信号待ちをする様です。頃合いを見て、大型車両だけの通行が行われる様になっている様です。おそらく、渋滞で、水門への負担を減らす為では無いかと思います。
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