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台風4号!東島根旅行編6(2003/5/31〜1)

 

境水道大橋 さて、美保関灯台を後にして、一路出雲空港へ向かいます。ちょっと時間的に早いかなぁと思っていたのですが、もう一カ所立ち寄るには時間が短い気がして、とりあえず、ゆっくりと戻って、空港近くで時間があまる様だったら、周辺施設にでも立ち寄ろうと思いました。本当は、美保関町までやってきたのだから、隕石の博物館がある『メテオドーム』に立ち寄りたいなぁと思っていたのですが、島根半島の東端部の北側には、東西道路が無い為断念。とりあえず、松江市内に向かうことにしました。
 せっかくなので、来た道をそのまま帰るのは面白くないので、境水道大橋を渡って境港市から、中浦水門を通って、江島からまた松江市内に入るというルートをとることにしました。確かに、遠回りなんですが、中海の淡水化事業が中止され、中浦水門の横に一般道路橋の建設が始まっていることからも、中浦水門の道路を利用することも、後僅かだろうから、記憶にとどめておこうと思ったわけです。(家に帰ってから調べてみたところ、この中海は淡水化事業の他に干拓事業もあった様で、その関係から堤防を作ったとのこと。もしかすると、その堤防が先の大根島を取り囲む細長い陸地だったのかもしれません。)

 境水道大橋は、本当に高いところを走っていると実感できる橋なのですが、片側一車線の道路ですので、ちょっと恐怖感を感じます。北海道の白鳥大橋もこんな感じだったと思います。ちなみに、この橋を作るにあたって、美保関町は、将来松江市との合併を島根県と約束したとのことです。なんだか、色々な問題がある様です。
 そこから、境港市内を通って、水門へ向かいます。境港市は市というだけあり、なかなか交通量が多い様です。対岸の島根県側とは随分と趣が違います。中浦水門は、一般道では無く農水省が管轄する水門だったそうで、その上を道路として利用しているだけだそうです。現在、隣に江島大橋なる道路橋が国土交通省によって進められているので、淡水化事業が中止されてしまい、道路橋が完成すると全く意味の無い施設ということになります。とは行っても、休止が長く続いた間も道路として活用されたことを考えると、それほど無駄であったとはいえないかなぁと思います。ちょうど、橋のかけかえが行われたと考えると自然かもしれません。ただ、水門撤去費用は莫大な様ですが・・・。
 水門特有の通行方法として、大型車のみ一般車両とは違う入口が設けられています。一般車両はそのまま直進できるのですが、大型車両はいったん入口脇に入り、信号待ちをする様です。頃合いを見て、大型車両だけの通行が行われる様になっている様です。おそらく、渋滞で、水門への負担を減らす為では無いかと思います。

佐太神社 国道431号線を通って、松江市内を目指します。松江大学のあたりから、進路を北側にとり、『佐太神社』に立ち寄ることにしました。こちらも大きな神社の様で、境内横に大きな駐車場がありました。駐車場に車を停めると、まず目に飛び込んでくるのが、大きな石灯籠です。こちらの神社はなんだかどこからどこまでが敷地なのか、境内なのか良く分からない、ある意味『開放的』な神社という感じがします。本殿は3つあり、私が理解できたのは、真ん中がイザナギノミコト・イザナミノミコト、左手側の南社が素盞鳴尊、右手側の北社が天照大神を祭っているとのことでした。他にも色々と神様の名前がかかれてあり、真ん中の中社に佐太大神とあったのですが、この神がどの様な神様なのかわからないので、一番わかりやすい名前を覚え込んだといえます。なんともいい加減な話です。

 駐車場に戻り、大きな石灯籠を見ると、横に「鹿島町立民族資料館」の文字を発見。施設は別らしく、駐車場も町立民族資料館用に用意されている様ですが、便宜を図る為に小さな細い道が神社の駐車場から付けられていました。残念ながら、開館時間を過ぎていたので、見学することはできなかったのですが、外からみたところ、こちらの施設は、かなり私の興味を牽く様でした。また、今度やってこようと思ってのはいうまでもありません。
 ちょっとばかり周囲を歩いてみたのですが、佐太神社もいいのですが、なによりも、こちらの川の雰囲気が松江の『堀川』彷彿とする様な感じでこれまた趣があります。こちらはまた、人が少ないので余計に、いい雰囲気に思いました。ちょうど、日が傾きはじめていたので、川面が微妙に赤みがかってきているので、それがまた綺麗に感じます。

秋鹿なぎさ公園より望む宍道湖の夕日 さて、最後にひとっ走りと、出雲空港を目指します。宍道湖湖畔に出てくるともう一息という感じなのですが、意外に距離があるものです。秋鹿なぎさ公園で一休みしたのですが、ちょうど出雲大社でやっている『とことん島根県』の特番が放映されていました。審査発表か何かの場面でした。ちょうど、その頃、踏切の音が聞こえたので、前を走る一畑電車の写真を撮ってみました。これが、意外にうまくとれたなぁと思ったのですが、まぁ、ようやく撮り慣れてきたぐらいでしょう。電車がやってきた時に、あわててシャッターを押してしまう癖は治っていません。まだまだ、偶然の産物といったところかもしれません。
 結局、時間を持て余すだろうと思っていたのですが、トヨタレンタカーの出雲営業所に到着したのが、18時50分頃。ちょうどいい時間です。19時30分のJAC478便で帰路に付き、無事、大阪に到着しました。

 時間的にもゆっくりとした島根の神社巡りだったのですが、今回の大きな収穫は、なんといっても『民話館』だった様に思います。なんだか、また訪れてみたい施設として、私の頭の中にリストアップされました。なんだか、島根通いはまだまだやめられそうになさそうです。

 

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