酸ヶ湯温泉旅館入口 翌朝、午前7時前に目が覚めます。これだと、普段通りなので、床でごそごそと二度寝を企てようとするのですが、なかなか寝つけません。というのも、食事の時間が8時半までなので、二度寝をして、寝すぎると朝食がとれないというのが、気になっているというのも事実ですが、それ以上に、廊下を歩く音が聞こえて、それが気になってしょうがないんですよね。木造の建物ですので、これが当たり前なんですけど、結構な人が、玉乃湯や洗面に向かうのか、それとも、朝食に向かうのか、バタバタと歩き回っています。何だか、こういう朝の風景も、何だか酸ヶ湯の特徴だなぁと思って、これ自信を楽しむ感があります。
 結局、寝れないんだからということで、朝食に向かおうかと思ったのですが、どうも寝癖がすごそうな感じがします。ヒバ千人風呂は午前8時〜9時の間は、女性専用になるので、この時間だとまだ、大丈夫なんですが、なんとなく入浴は出発前の9時からにしたかったので、さっと、玉乃湯に向かう事にしました。歩いてすぐの場所ですから、便利なんですよね。

 

酸ヶ湯前の辰五郎清水 さっと出てきたので、8時前に朝食、8時半頃に部屋に戻って、ゴロゴロしながら、テレビを見ます。どうやら周りのお客さんは出発したのか、ところどころで、掃除機の音が聞こえます。さて、9時を過ぎたところで、ヒバ千人風呂に入りに行きます。気のせいかわかりませんが、何となく肌が滑らかになった感じがするので、温泉の効果は有りの様です。8時〜9時が女性専用時間ということもあってか、多くの男性客のスリッパがありました。といっても、中に入ると混雑しているいう様な感じがしないのは、やはりお風呂自信が大きいからなんでしょう。

 部屋に戻って、着替えてから、出発の準備をします。1泊2食で1万4010円の宿泊費。1人で占有ですから、若干割り高とは思うのですが、やはりまた来たいなぁと思うんですよね。ちなみに、10月は多客期ということで、普段よりも高い値段になっているそうです。そういや、昨年の12月の時は、12000円程度だったと思うんですよね。といっても、部屋食じゃなかったですが・・・。

 

城ヶ倉大橋からの紅葉1 外に出ると、所々青空が広がっています。昨日に比べて、気温が随分違い、さらに風があまり強く無いということで、体感温度が全然違う様です。全館来た時に気がつかなかったのですが、どうやら酸ヶ湯の前で湧き水がありました。冷たくて、「あ、こんな味のミネラルウォーターあるなぁ」というのが、その感想。悔しいかな、ペットボトルを部屋に置いてきてしまいました。これが、あれば、良かったんですけど・・・。

 

 天気も悪く無いし、八甲田ロープウェイに乗ってみようかと思い、車を走らせることにしました。その手前で、城ヶ倉渓谷への別れ道があったので、一度立ち寄ってみようかなぁということで、左折。今年の3月にかなりの積雪の城ヶ倉大橋を見たのですが、今の時期はどうなんだろうか?という興味本位です。

 

 車で10分。城ヶ倉渓谷に到着すると、車が一杯で、駐車場も満車の状態。ほとんどの車が路肩に駐車している状態で、観光バスもひっきりなしにやってくる状態です。とりあえず、気になったのは、味噌こんにゃくの屋台。『青森名物』と書いてありましたが、そうだったんだ・・・青森名物だったんだと、後で食べてみる事にしました。

 車を降りて、見てみると、それは『見事!』としか言いようの無い紅葉でした。何だか、八甲田ロープウェイに乗らないと見られないと思っていた、一面の紅葉が、ここで見られるのかと思うと、この駐車している車の量に納得。本当は10分程で移動するつもりだったのですが、その景色の美しさに惹かれて、結局1時間ばかり滞在してしまいました。
 雲が多いのですが、時折太陽が顔を出したときの、黄色く染まった木々の色は、神秘的な感じすらします。悔しい事に、城ヶ倉渓谷遊歩道は、立ち入り禁止になっており、その木々を間近で見る事が出来なかったのですが、橋の上から、それは堪能できるぐらいに見て、撮って、楽しみました。
 城ヶ倉渓谷遊歩道が、通行止めになっている理由は『事故調査の為』と書いてあったのですが、いったいどういう理由なんでしょう。ああ、あの遊歩道に行ければなぁとちょっとばかり恨めしい気がしました。

 

城ヶ倉大橋からの紅葉2 黒石側駐車場のキツネとウサギ
 城ヶ倉大橋も、積雪が無いときは歩道が使えるんだ、と驚いたんですが、その歩道を歩いていても、高所恐怖症の私は怖く感じてしまい、出来る限り車道側を歩いたりします。写真を取る時は、かなりへっぴり腰になってたのですが、その怖さを超越するぐらい、一面の紅葉に驚きでした。黒石市に向かって左側は、谷になっており、渓谷が美しく、人を寄せつけない感じがします。眼下には、渓谷に降りる道が続いており、太陽が差し込むと、紅葉がキラキラと光り、本当に見事な光景です。
 中央付近の高さは、地上122m。ご丁寧に、最高地点という表示が、歩道に埋め込まれています。そういうのをみると、下を見てみたくなるのですが、遠くを眺めるしか私にはできません。とりあえず、カメラで、下を撮ってみたのですが、勿論、ファインダーを除く余裕などありませんから、どんな画が撮れているのかは、想像できない状態でした。
 黒石側の駐車場も同様にく、車が多く駐車していますが、こちらの方が駐車スペースが多い様で、幾分空いている様です。こちらにも屋台が出ており、やはり良く売れている様です。こんにゃくで無かったので、あまり興味なく、立ち去ります。そういや、その屋台の後ろに、キツネとうさぎの置物(コンクリート像?)を発見。もう数カ月後には、雪で埋まってしまうんですよね。

  

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