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2002年夏の道南!大沼・登別編

 

 翌朝は、朝風呂を浴びて、雨が上がっていれば、周辺を散策と思い、午前6時30分に目覚める様に時計とY氏の携帯をセット。見事に目覚めたものの、雨が降っているなぁなどと考えていると、そのまま二度寝してしまい、次に目覚めた時は8時15分でした。気づいた直後は、慌てること、慌てること。朝食バイキングが9時までの受け付けということもあり、余計に忙しいのです。ただし、チェックアウト時間は13時までOKなので、その点は、まだ安心。レイトチェックアウトに感謝といったところです。また、朝食券を昼食券としても利用できるとのことだったのですが、今日の後の行程を考えると、時間的に厳しいものになってしまいます。
 とりあえず、身支度をして、またもやお風呂セットを用意してから、ベルカウンターに電話を入れます。すると、ただいま混み合っていますので、20分ほどお待ちくださいとのこと。時計を見ると、8時25分。8時45分にくるということは、朝食時間としては、ギリギリだなぁと思いながら、車を待ちました。
 コテージの前を車がひっきりなしに通るので、忙しいというのはよくわかります。ただ、前日の晩よりも車の数が少ない様に思うのですが、そのあたりは気のせいでしょうか?外では雨が結構きつく降っており、今日は一日この調子かと不安を覚えながら、車を待っていました。こうしている間にも、またもや瞼が重たくなってきます。

 ほぼ、時間通りに車が到着。ホテルに向かいます。途中で、別のコテージの方が同乗しての行動ですので、輸送効率が悪いとかいう状態では無い様です。やはり、車の絶対数が不足しているのか?と思ったりするのですが・・・。
 雨は、どんどんひどくなる一方ですが、不思議とここまで整備されたリゾート地は雨も絵になるなぁなどと考えていました。ホテルに到着して、朝食会場である2階の宴会場に向かうと、何とか間に合った様子。朝食バイキングはいつも食べる量を間違うので大変なのですが、一番しんどかったのは、最後の最後でカレーを見つけてしまったこと・・・。これをたべるのはしんどいけれど、ホテルのカレーっておいしいからなぁなどと考えて、結局、少ないながらもカレーをいただきました。すると、口の中がカレー一色に染まってしまい、口直しにおかゆをいただくことにして・・・。昨日とはうってかわって飽食な日となってしまいました。和食、洋食のツボを抑えている内容だったのですが、人気メニューのほとんどが無くなっており、かつ時間が遅かったためか補充もなく、食べることができませんでした。特にイカそうめんが無くなっていたのはちょっとショックだったんですが・・・。

 

 食事を終え、お風呂に入ったのですが、旅館と違ってずいぶん空いています。時間が10時前ということが原因していたのだと思いますが、広々としたお風呂に、閑静な森、なんともいい雰囲気です。なんだか、こんないいところに、バタバタとやってきて、バタバタと飛び立つというのは、なんとも勿体ないという感じがし、今度はゆっくりとやってきたいと思いました。
 さて、お部屋に戻ると、10時半頃。駅までの送迎バスが11時10分頃でしたので、少し早いものの、迎えの車が混雑すると気が焦るので、チェックアウトをすることにしました。

 雨はいくぶんか小降りになってきており、ホテルから出発する時間にはほぼ止んだ状態でした。車から見る小沼はすばらしく綺麗で、日本とは思えません。11時20分頃に大沼公園駅に到着。乗車する列車まて30分程あるので、駅の裏手にある小沼に写真を取りにいくことにしました。片道10分、撮影10分で合計30分。これだと間に合うという算段で向かいました。
 綺麗な湖(沼?)と、雲が垂れ下がる山、雨上がりもいいなぁと思いながら、写真撮影。と、時計を見ると、後10分を切っているでは無いですか!こりゃ、やばいってわけで、走って駅に戻る始末。駅に到着すると、1分程で電車が到着、なんとか間に合ったといった感じです。

 スーパー北斗に乗り込み、指定された席に座ります。JR北海道の車内紙がなかなか気に入っているのですが、今日は眠たいので、とっとと眠りたい気分です。また、座席前ポケットには車内販売のメニューがありそれに目を通すと、チーズケーキなるものがあるのを発見。ちょっと食べてみたいということで、車内販売の方が回ってくるのを待ちます。数分後に登場されたので、なかなかタイミングが良いと思っていたのですが、販売はあるものの別で回ってくるらしく、通常のワゴンサービスでは扱っていないとのこと。どうやら、お弁当の販売が終わった後のデザートとしての販売の様です。そういうわけですから、そのデザートが回ってくるのを待たなければなりません。車窓は、道南の森の中を駆け抜け、所々で見えるホームだけの駅がなんとも印象的です。
 しかし眠たい、でもレアチーズケーキは食べたい。という、妙な葛藤に悩まされながら、30分。車内放送で、アイスクリームとレアチーズケーキなどの案内がありました。しかし、私が乗車している1号車はどうやら一番最後らしく、さらに15分程待っての登場。やきもきさせてくれました。
 待望のレアチーズケーキは、まぁ、こんなもんかと・・・。元町のレアチーズケーキとのことで、車内販売としては、函館〜札幌間の特急のみの販売とのこと。他の特急には札幌のチーズケーキが販売ということで、そちらの方が安いということが、メニューを見ていてわかりました。50円程高いわけですから、おいしいのでしょう。いや、それでも、納得していただきました。はい。

 14時前に目的地、登別駅に到着。雲行きがなんともあやしくどんよりとしています。登別というと、依然に利用した時に熊の剥製があったなぁなどと思っていると、1年前と変わらず熊の剥製が、駅舎付近にありました。
 とりあえず、改札から出て、まずはバスの時間を確かめます。有名な温泉地だけあって、バスの本数はかなりある様で、1時間に3〜4本、少なくても2本は確保されています。これだったら、気にしなくてもいいやということで、ちょっとばかり海を見るため、東の方にあるくことにしました。ところが、歩き始めて数十歩、小雨がパラパラとやってきまして、再度駅に戻ることに・・・。やはり、傘は買わねばならないかということで、駅に戻ってビニール傘を購入。もう一度、海を目指して歩き始めます。雨は通り雨だった様で、傘は指さなくてもなんとかなりそうな状態。左手前方に、登別マリンパークの建物が見え、その建物に妙にカモメがたかっているのが気になります。遊園地みたいな施設なのですが(見方によると、ラブホテルとも思える雰囲気(^^ゞ)、人気が少なく、なんだか寂しいなぁと思いながら、マリンパークの裏手にある踏み切りをわたろうとすると、ちょうど踏み切りがしまり、列車の通過らしい時間。
 ということで、カメラを構えると思ってもみないものが目の前を通過。ディーゼル機関車がビニールシートに包まれた列車を牽引していったのでした。どうやら、新車の甲種回送だった様で、こりゃ、珍しいものを見ることができたと思ったのですが、写真の出来はいま一つというか、ちょうど電池切れにあってしまい・・・。シャッターがまともに切れない状態でした。デジタル機器の宿命といったところですね。

 踏み切りを超えると、海が見える位置・・・と目の前に広がったのは、漁港。これは、ちょっと予想しておらず、沢山の漁船が停泊されていました。さすがに漁協管理区域に入るわけにはいかないだろうということで、駅に戻り、少し早いものの登別温泉に向かうことにしました。

 14時30分のバスに乗車し、登別温泉バスセンター到着が14時50分頃。バスセンターから今回のお宿、登別プリンスホテル石水亭までは、かなり距離があるらしく、とりあえずお祭り準備中のメイン通りである極楽通りを歩きます。まだ、準備中といった感じなのですが、昨年とかわらず出店が出ており、第一滝本館前には特設ステージが設けられています。
 昨年と同じ風景が目の前に広がっているなぁと思いながら、極楽通りを超え、石水亭を目指します。空のどんよりとした雲は変わらず、荷物を持っていることもあって、なんて遠いところにあるホテルを選んでしまったんだとちょっと公開しつつ、歩いていきます。バス停留所はあるものの、時刻が載っていない様で、営業をやめてしまった様子。ホテルの送迎があってもいいのにと思いながら上を見ると、どうやら坂の中腹に目的の石水亭がある様でした。中腹とはいえ、かなりの坂の様に思え、さらに雲が下がってきているおかげで、霧の向こうにあるホテルといった雰囲気です。北海道スケールなのか、この坂にさしかかると、間に建物は無く、石水亭が少し離れたところにあるというのを強調している様にすら感じます。やはり、レンタカーを前日から借りるべきだったか、もしくはターミナルからタクシーにすべきだったか・・・と思いながら、坂を登っていきます。

 段々と全容が明らかになっていくと、どうやら当初思っていたよりも、かなり大きな建物でして、え?こんなところだったの?といった感じです。事前にインターネットなどで評判を調べてみると、意見は二分されている様で、良いというのと、悪いというのが完全に分かれているので、あまり期待していなかっただけあって、これは驚きでした。
 なんとか到着すると、ホテルの従業員の方が、ホテルの敷地近くまでやってきており、荷物を運んでくださったのですが、そんなサービスするんだたら、バスで迎えにきてくれてもいいのに・・・と思わずにはいられません。
 とまぁ、導かれるまま中に入ると、思っていたよりもずいぶん立派な旅館といった感じです。フロントが整理柵が設けられているのは、合理的な北海道らしいなぁなどと思いながら、順番を待ちます。先のお客さんは、鍵を渡されて、お部屋の位置の説明を受けている様なんですが、温泉旅館でそれって珍しいんじゃないかと思います。もしかしたら、見かけ倒しか?などと不安になり、私の評価も悪いという方になりそうな予感すらあります。なんといっても、交通が不便ですからねぇ。車でくるお客さんには関係無いんでしょうけど・・・。

 

 ところが、予想に反して、受け付けを終わらせると、係のものがお部屋まで案内しますので、ロビーでお待ちくださいとのこと。じゃぁ、先程の部屋の場所をフロントで説明されていたのは、どういうこと?となるのですが、どうらやお部屋食プランとなる本館のみ仲居さんがいる様で、銀杏館や桜館などについてはビジネスホテル風になっている様でした。ちなみに、別館はバイキングになるらしく、どうも温泉旅館でバイキングってのは好かんなぁなどと思って本館プランとしたのですが、サービスそのものが変わるとなると、本館にしておいて良かったと思いました。温泉旅館ってお風呂も重要なんですけど、お風呂だけじゃ無いと思うんですよね。

 仲居さんにお風呂の説明をしていただきながら、部屋に通されました。お風呂は本館、銀杏館の最上階、そして、道路を挟んで向かい側にある紅葉館の地下1階と3カ所あり、特に、紅葉館は源泉100%使用の露天風呂があるということを売りにされていました。
 部屋に通していただき、お茶の準備をしている間に、お部屋を一通りを確認。温泉旅館ですから、和室だと思っていたのですが、本館の休めのプランの場合は、和洋室でした。入ると、ホテル風の洋室があり、その奥に和室があるといった感じなんですが、和室と洋室の間に敷居が無いので、扉が開くと奥間でズドンと見えてしまうのは、ちょっと違和感を覚えました。和室だったら、扉があって、踏み込みがあって、障子で仕切られた向こうに客室があるので、食事している時も、ちょっと安心なんですけど、このあたりはちょっと違うなぁなどと思いながら、部屋を眺めていると、以外にも細々としたサービスが目に着きます。その中でも一番気に入ったのが、裁縫セットがおいてあるということで、これをわざわざ準備してくれているお宿ってあまりないですよね。もちろん、言えば用意してくださると思いますが、常時使える様にしてあるというのは、なかなかな気配りだと思いました。いや、私は使いませんけどね。

 仲居さんが、お茶を入れて再度戻ってこられたのですが、抹茶茶碗にお抹茶の組み合わせには驚きました。抹茶茶碗にお抹茶は当たりまえですね、着いて早々のお茶が、お抹茶であったことに驚いたわけです。仲居さんに、地獄巡りについて話を聞くと、今日は霧が大変濃いので下側から向かった方が、足場などの関係からもいいというアドバイスをいただきました。それとお祭りを考慮して食事の時刻を18時にお願いして、一息着いてから登別温泉の地獄巡りに向かうことにしました。

 そうそう、客間にどこかで見たことのあるパッケージの粉末のお茶がありました。「唐がらししいたけ茶」・・・。ん?これは初めて見た様な・・・。でも、唐がらし梅茶の姉妹品の様に思えるしというわけで、後から売店で確認してみると、しっかりと、唐がらし梅茶と唐がらししいたけ茶が並んで販売されていました。これって、ホントにどこの名産品なんでしょ!私が手に入れたところだけで、島根県と岐阜県山形県とそして北海道と、日本列島に広がって販売されていますねぇ。もしかすると、九州や四国でも販売されているかもしれません。う〜んと悩んでしまうお土産ものですねぇ。

 

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