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島根県西部地区体験旅行 その2(2002年9月15日〜16日)

 

 11時過ぎに浜田を出て、一路、弥栄ふるさと体験村へ向かいます。何度か通ったことのある県道34号の整備されせた道を使って、心地よく弥栄村へ向かいます。弥栄ふるさと体験村へは、村役場のあたりから表札がでていたはずですので、とりあえず弥栄村役場の方へ向かいました。村役場近くになると、色あせた赤い看板がふるさと体験村へ案内してくれます。道に迷うことなくふるさと体験村に到着。いつきてもすごい山奥、すごい道路だと思います。3度ばかりやってきたことがあるのですが、その時は、ヴィッツやマーチといったコンパクトカーばかりでしたから、bBなんて大きな車でここまでやってくるのは、ちょっと緊張しました。

 とりあえず駐車場に車を止めると、思っていたよりも駐車している車が多く、さすがは3連休だなという感じです。いつも1〜2台程度しか車が止まっていない状況でしたから、10台近く駐車している様子というのは、なんとも驚きでした。まぁ、維持運営するには、もっと人気がなければ難しいのかもしれませんが・・・。

 12時過ぎに到着ということで、そば打ちまでの時間はまだありますから、ちょっとふるさと体験村周辺を散策してみます。まず目に着いたのは、大規模な造成工事らしきことをしているということ。まだまだ、ふるさと体験村を拡張してお客さんに来てもらおうというものかと思います。そして、ふるさと体験村とは関係無い施設として、砂防ダムがあります。砂防ダムに登ると、ふるさと体験村を含めた山の風景を見ることができます。すぐ目の前が山ですから、眺めがそんなにいいというわけではありませんが、里を見るという普段体験できないことに一つ感慨深いものがあります。ただ、私にとって最大の問題は、「高所恐怖症」という壁。幅は2m程度あるのですが、駄目ですねぇ。真ん中を歩いていても足が震えてくるといった感じでして、かなりやばい気持ちになってきます。
 立っていることが出来ずに、座り込み・・・というか、あまりに気持ちいいので、寝ころんだら、今度は蜂が一匹登場。私にとっては、身動きできない高所で蜂に出会ってしまったので、あまり平静ではいられません。そそくさと、戻ることにしました。ちなみに、Y氏は果敢にもハチと格闘しようかという雰囲気が見受けられました(といっても、払ったといったぐらいなのですが・・・)。

 ダムから降りて、今度は工事中の河川を少しくだると、ヤマメの釣り堀がありました。ふるさと体験村の施設で、造成中のふるさと体験村き新施設の一つの様です。とりあえず、ヤマメの釣り堀を先にオープンさせたといった感じでして、周囲はぐるりと、工事中。ここだけがとりあえず完成したといった感じです。釣り人が何組かいて、糸を垂らして、ヤマメ釣りを楽しんでいる様です。確か、1時間500円2匹までだった様に思いますが自信はありまんせん。
 と、ぼ〜っと釣り人を見ていると、時折、「パチャン」と音がします。誰か釣ったのかなぁと思うんですが、釣り糸を引き上げている様子はなく、不思議に思っていると、また「パチャン パチャン」と音がしました。で、音のする方に目をやると、水紋が広がるのが見えますが、釣り糸とは全然関係が無いところ。今度は、釣り堀全体を眺めることにすると、音の招待がわかりました。ヤマメってどうやら飛び跳ねる様でして、飛び跳ねたヤマメが水面に飛び込んだ音だった様です。
 そうやってみると、結構な数のヤマメが飛び跳ねています。で、ふと思ったのが、それじゃぁ、ヤマメが飛び跳ねている姿が撮影できないかということ。音がしてから、シャッターを押して間に合うか、果たして思った場所で飛び跳ねてくれるかなど課題が山積みだったのですが、15分程度待っていると、何枚かはファインダーの中に納まってくれました。しかし、シャッタースピードが最大640分の1までしか上がらないことと、明るくする為に絞り込みを行った為にピンがなかなかうまく合わす、なんとか撮影できたヤマメもあまりくっきりした感じにはなりませんでした。う〜む、難しい・・・。

 ふるさと体験村にもロッジがあるのですが、今回は満室でしたので利用できませんでした。6人用と8人用で全部で5棟程度しか無いはずでしたので、競争率もそりゃ高いだろうといった感じです。お値段は8000円+シーツ代200円×利用人数。安い部類だと思います。
 その前に大きな水車が回っており、発電をしているとのこと。川に設置しているのではなく、効率よく回す為か、中に浮いた感じで水車が設置されていました。他にも、農家が2棟あり、こちらは大勢のグループ利用を想定している用です。ちょっとのぞいてみたら、部屋数は多く、一人3000円で利用できるそうです(5人以上で利用の場合)。また、以前営業していた、ふるさと体験村の食堂のあった味の里という建物は、現在閉鎖されており、交流館の食堂を利用する棟の貼り紙が目につきました。確かに、この施設で食堂はふたつもいらないなぁと思っていたのですが、こちらの味の里は、味のある建物で、中にはいると広い宴会場みたいになっており、個人的には気に入っていたので、少し残念に思いました。

 と、時間もちょうど13時になりましたので、ふるさと交流館の方に入り、そば打ち体験をはじめることにしました。まず、受け付けでその旨を告げようとすると、中の係の方が、そば打ち職人の格好でした。我々がくるのを準備して待っていてくれた様です。
 すぐに実習室に通され、目の前に粉が置いてあります。あらかじめ、そば粉8、小麦粉2の割合で準備されており、これを二八そば(にはちそば)というそうです。まず最初に、そば打ちの説明が書かれた資料をいただきました。それに沿ってやるのですが、今回は麺を切るところまで行うとのこと。先生がつきっきりで教えてくださり、要所要所でチェックが入りますから、そんなに変なものはできませんから安心です。

 これは細かく写真を撮ってきたので、いつかその行程を説明するページを作ろうかと思っているのですが、簡単に説明してみます。まずそば粉を混ぜ合わせ、うまく混ぜあったら、水を8分ぐらい注ぎます。水を全体に行き渡る様な感じで混ぜ、固まりがあるようだったら、それも細かく砕きます。次に、残りの水をこれまて8分近くそそぎます。先程の残りのうちの8分ですから、かなり少ない量になります。同じく、全体に行き渡る様な感じにし、今度は細かい固まりになってくるのを待ちます。最後に残った微量の水を少しずつ入れていき、固さを調整します。ここは、素人私たちにはわからず、先生が調整入ります。
ある程度固まってきたら、今度は練りに入ります。ぐっぐっといった感じで力を入れて練っていきます。これが終わると、もうそば粉では無く、そばの固まりといった感じになっています。これを、延ばし棒で延ばしていきます。延ばす際に、まずは丸く延ばし、ある程度延ばすことが出来たら、今度は四角い形になる様に巻き付けて延ばします。これを、どんどんと延ばしていき、風呂敷の様なくらいまで大きく延ばしていきます。この時に、延ばし棒の鮮やかな使い方を教えてくださったのですが、なかなかコツがつかめず、悪戦苦闘しました。かなりの大きさまで伸びたそばが目の前にあるのですが、それでも、まだ太い麺になるらしく、おそば屋さんの麺っていったいどうなっているんだろうと考えてしまいます。延ばすことができたら、引っつかない様に粉を大量にまぶし、延ばしたそばの風呂敷を半分に折り畳みます。6つ折にして、いよいよ最後の麺にする最終行程、切る作業に入ります。これが、一番至難の技でして、普段料理をせず、さらに先端恐怖症(いろんな恐怖症があるもんですが・・・つまり包丁などの刃物が怖いだけなんです(^^ゞ)の私にとっては、かなりおぼつかない状態で切っていきます。麺の細さから考えると、先生<A女史<私<Y氏といった状態なんですが、先生やA女史が切られたものは、見事に整った形になっています。Y氏と私が作ったものは・・・こんなソバ出てきたら嫌やなぁといった感じです(^^ゞ

 ということで、一連のそば打ちが終了。これを隣の食堂でソバつゆを出してもらい、試食します。ちなみに、出汁代として1人300円が必要です。一玉5人前だそうで、これを分割して試食します。私とY氏はざるそば、A女史は温ソバにしていただきました。この温ソバは関東風で、色の濃い出汁だったのですが、味はそんなに濃くなかった様です。早速の試食なんですが・・・うん、やっぱり売り物のソバの方がおいしいって感じてしまいました。普通に市販されているものとは、味そのものが別次元なんですが、この食堂で普通に出しているそばは手打ちで、本当においしいんですよね。それを知っているので、う〜ん・・・と思った次第です。ま、自分たちで作ったものですから、勿論自分たちでいただかないといけません。と、こんな書き方をしましたが、別にまずいわけではなく、麺が短くて食べにくいってことと大きさが不揃いで、見栄えが悪いってだけなんですけどね・・・。

 そば打ちを終え、ここのお風呂を利用させていただきました。400円で入浴出来るのですが、温泉では無くお風呂。つまり銭湯みたいなものですよね。檜づくりのお風呂で、木炭湯なんてものがあり、かなり心地よく入浴できます。1時間ばかり、お風呂と休憩所で休憩し、お土産コーナーで、「もぎたてトマト」なるトマトジュースを購入。これ、おいしいんですよね。ホント。私が24本パック、Y氏じ10本パック2つ、A女史が、6本と、ほとんど買い占め状態。実は、100本近く購入して帰る計画だったんですが、おしくも、在庫がこれだけだったそうです。
 風呂上がりに、トマトシャーベーット、柿シャーベット、そしてきらめきなる米が原料になっているアイスクリームをそれぞれいただきました。私は、柿シャーベットにしたのですが、ふるさと交流館の方がいうには、この柿シャーベットは、柿好きの人には大好評とのことでした。トマトは、どうかな?っておっしゃってましたが、いずれもおいしかったです。お値段から考えると、トマトシャーベットならびに柿シャーベットが105円、きらめきシリーズが250円ですから、前2つのコストパフォーマンスが高いことがよく分かります。ちなみに、製造元は弥栄村とは全然場所の違う、わたなべ牧場さん。この間、職場で少し話題になったので、覚えていたのですが、確か島根県東部の方にある牧場で、なかなか良い乳製品を販売しているそうです。ま、今回はシャーベットなんですけどね(^^ゞ

 

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