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桜・神社・JALS初めての松山編4(2003/4/5〜6)

 

 午前7時50分に目ざましをセットして、就寝したところ、朝までぐっすりと眠れました。さすがに、歩き疲れたのか、足がだるーい感じがするのですが、これは、いつものことですから、あまり気にせず目ざました。セットした時計の音が小さく、良く、こんな音で起きる事ができたなぁなんて思いつつ、窓の外を見ると、まばゆいばかりの太陽が部屋を照らしてくれます。眼下の道路を見ると、まだ車どおりが少なく、「朝」らしい雰囲気です。にしても、8時でこれぐらいの通行量って少ないなぁなんて思いつつ、身支度をしました。
 淡々と身支度ができてしまったものだから(普段はぐずぐずしていて、あっという間に30分ぐらい過ぎてしまいます(^^ゞ)、ちょっと時間があるなぁなんて思い、ノートパソコンを使って旅行記を書きはじめました。30分程書いたところで、そろそろ朝食にでも行こうかな?と時計に目をやったところ、「午前7時30分」の文字。ん・・・!?とまぁ、キツネにつままれた感じです。

 思っていたよりも1時間も早く目覚めてしまった様で、その目ざましの音というのが、腕時計の小さな電子音。本当によくもまぁこんなので目が覚めたものだと感心してしまいます。車どおりが少ないのも、そのせい・・・と思ったんですけど、どうも松山の朝は遅い様で、昨日も8時すぎに松山市内を歩き回りましたが、やはり車どおりは少なかったと思います。

 早起きは三文の得とは申しますが、私としては、随分と損をした気分でして、身支度も終えた後でかつ、もうしっかりと頭が動いている状態ですから、さすがに二度寝をする気分にはなれません。かといって、天気がいいので、予定より早くホテルを出るってことも、あまりやりたくありません(せっかくお金を払っているのだから、ゆっくりとホテルを出たいって思う質なんです)。そういうわけで、続けて旅行記を書き綴りました。
 ようやく一区切りついたところで、8時40分。思ったよりも時間を喰ってしまったので、急いで朝食会場へ出向きました。

 

 昨日の夕食が情けなかったので、その分、朝食でなんとかするっていう気持ちは勿論あります。さらに、ところどころで触れていますが、旅先での朝食でかつバイキングってかなり食べすぎてしまう傾向にあるんですよね。一通り、食べてみたく感じてしまうので、ごはんとおかゆとパンとフレークってパターンもあるぐらいで、さらにごはんはお替わりしたり、パンも数種類あれば、それら全て取ってきたりするので、明らかにカロリーオーバーになってしまいます。
 で、JALシティの朝はというと・・・なんとなくですが、おかずが少ないかなぁと思うのですが、いずれもおいしくいただけ、ごはんとパンとうどんをいただきました。うどんがあるところが、四国だなぁって思うのですが、伊予の国にも讃岐文化が入ってきているってことなんでしょうね。で、このうどんがおいしいので、3杯もいただいてしまいまして、ごはんは2杯、パンは3種類とまぁ、やっぱり食べ過ぎ・・・ってことになってしまいました。勿論、栄養バランスを考えてサラダも食べたんですけど、食べ過ぎが一番いけないわけですから、何の意味も持たない様な・・・。

 飲み物も、トマトジュースに牛乳ははずせないし、食後のコーヒーだって飲みたい。しかし、ごはんやうどんにトマトジュースも牛乳も合わないので、お茶が必要だし・・・。昨日の恨みを晴らすかの様に、食べに食べた結果、満腹で動きづらくなってしまいました(^^ゞ やはり、食べるのはほどほどが一番といつも朝食が終わった後に後悔しているのですが、この度も後悔、先に立たずになってしまいました。

 チェックアウトが11時までとのことだったのですが、あまり遅くなると残された松山での時間がもったいないので、10時頃にホテルを後にしました。まず、最初に向かった先が、清水町。昨日、ちょうど桜と路面電車のコントラストが素晴らしいと思っていたところです。路面電車は3分ほどで到着。新しい低床式の路面電車でアルナ工機の銘板がありました。そういえば、この伊予鉄道の路面電車の製造元はどれを見ても、アルナ工機もしくはナニワ工機の銘板があり、分社解体されたアルナのシェアの高さを改めて知った次第です(なんでも、路面電車では80%のシェアを持っていたそうです)。西堀端を出発した電車は、大手町のダイヤモンドクロスを通る時は、珍しいガタゴト音と電車の揺れを楽しんだりしたのですが、こんなところは、やっぱり電車好きなんだなぁなんて思いました。JR松山駅前からは、未知の区間で楽しみだったのですが、ここから電車本数も半減することもあって、お客さんも半減。いや、半減以下になってしまい、寂しい限りです。さらにここからは、路面電車の単線になることから、これまたちょっと珍しいなぁなんて思いながら、外の風景を楽しみます。
 ところが、お客さんが空いていたのは、この一区間だけで、宮田町の電停でお客さんが増え、伊予鉄道、高浜線との乗換駅の古町駅でも、さらにお客さんが増えていきます。てっきり単線なので、お客さんが少ないのかと思っていたのは、大きな勘違いで、10分に1本の割合で運転する必要があるぐらいの乗客を見ていると、路面電車が息づいている町だなぁと改めて思いました。

 萱町、本町6丁目、木屋町、高砂町と、小まめに停車しますが、それぞれにお客さんの乗降があります。距離にして、数百メートルという区間もあったりしますが、これを効率化の為といって減らしてしまっては、路面電車の意味がなくなるのだろうと思います。高砂町を出発すると、目的の桜のトンネルとも終える場所を通過します。天気もいいし、これなら綺麗な写真が撮れるだろうと思って、清水町で下車して、目的の場所、清水公園へ向かいました。
 すると、同じものを狙っている学生さんらしき人が、大きなカメラを持って、待っていました。なるほど、みんな考えることは一緒なんだなぁなんて思いながら、電車がやってくるのを待つことにします。順光で撮影するには、高砂町から向かってくる列車がベストですが、逆光でも撮影できないだろうかと試行錯誤を繰り返します。電車は10分に一本の割合で、単線区間ですから、5分ごとに交互にやってくる感じです。途中、10分以上空いたことがありましたが、これは同路地上か何かが原因だったのだろうと思います。

 どうしても、うまく撮影できないので、連写撮影をして、電車のタイミングをとったりするんですけど、やっぱり難しいものです。これだけ沢山撮影すれば、そりゃ、良さそうな写真も撮れるだろうに・・・ってぐらいシャッターを押してました。デジカメ故にできる事なんですよね。1時間ほどそこにとどまり、まぁまぁ思った通りの写真がとれたので、そこから退散。
 いい天気で良かったと思いつつ、本町6丁目の電停を目指します。今回の目的は、西堀端から本町6丁目へまっすぐ南北に貫いている本町線に乗車すること。なんとなく、別の線に乗車してみたいと思ったわけです。それに、違う景色も見られますしね。清水町から先の城北線は昨日、歩いていますので、こちらの方が新鮮というわけです。
 ちなみに、清水公園から一番近い本町線の電停は、本町5丁目。しかし、400m程度の距離で始発電停である本町6丁目があるんだったら、そちらから乗ってみようと思ってしまうものです(^^ゞ

 どれぐらいの本数があるのかわからずに、本町6丁目の電停に立つと、20分間隔の運転であることがわかりました。次の出発まで約10分の待ち合わせ。急ぐんだったら、城北線に乗車すればいいのですが、目的地にいくのが目的でなく、この路線の路面電車に乗るのが目的ですから、そのまま10分待つ事にします。次の目的地は、二の丸公園。確か、獅子舞の上演が行われているはずですから、それを見に行こうと思ったのですが、二の丸公園には、いったいどこの電停で降りたらいいのか、検討がつきません。まぁ、なんとかなるだろうと思いながら、電車を待っていました。お客さんは誰もいません。20分に1本程度の運転で、かつ城北線と路線がかなり重なるとなると、利用客も限られてくるのだろうと思っていたのですが、やはり電車到着近くなると、お客さんがやってくるもので、数人のお客さんが乗車されました。
 面白いなぁと思ったのは、運転手さんが出発間際まで進行方向とは逆の運転席に座り、お客さんとおぼしき人が、信号を渡ってこないか見ていました。出発直前には、車外放送で案内するなどしているところも、なかなか物珍しく感じました。それを聞いてからか、城北線の列車を待っていたお客さんが、こちらの方が先にやってきたということで、駆け込んでこられました。細かい路線網でお客さんをつかむ典型的なパターンなんだろうなぁなんて思いつつ、電車は本町6丁目の電停を出発。本町5丁目、本町3丁目の電停を過ぎると、左手に松山城のお堀が見え、桜が綺麗に水面に映っています。

 結果的に本町線の起点である西堀端の電停で下車することにしました。西堀端から先は昨晩乗車したので、ここらあたりで下車して二の丸庭園に向かうのがベストだろうと思ったわけです。堀之内と呼ばれる公園内を歩きます。綺麗に整備されたとはいいにくいのですが、松山市の公共施設の多くがこの敷地に設置されています。松山市民球場や松山競輪場(県陸上競技場)、市民会館に美術館とあります。さらに、その横には県立博物館があったそうなんですが、それに気づいたのは、夕方5時前だったので、次回の楽しみに取っておくことになりました。

 

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