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宇宙と海の宮崎編 |
宮崎県へは、昨年から何度か旅行計画をたてるも北海道や島根県へ変化しており、なかなか行けないところでした。で、今回、宮崎への旅行を計画・・・というよりも、たまたま阪急交通社のパンフレットを見てみると、『宮崎 2泊3日8000円!』の文字を発見!!やここ氏と相談して、予約する運びとなりました。
2泊3日とはいえ、船中2泊ですので、実質現地日帰りの旅行。それでも、往復は2等寝台ですので、2等船室の桟敷の部屋に比べると、大分楽です。その船の往復に、シーガイアの遊泳券がセットされただけの簡素なツアーですが、それでも、格安なのは、船の運航会社のホームページを見ると、一目瞭然です。
たしか、片道が2等船室(桟敷)で7000円弱、2等寝台で1万円弱だったと思います。さらにシーガイアの遊泳券までセットになっているので、半額以下の値段になるということになります。
9月22日の出航の日。前日、夜遅くまで起きていた為か、目がさめたのが、午後2時。とりあえず、やここ氏に電話連絡して、朝食(昼食?)となりました。母親が造ってくれた色とりどりな食事をパクパクといただいていたのですが、その中に肉まんなるものが2つありました(冷凍のやつね)。あんまり肉まんを食べない私は、味覚がよく分からず、あんまりおいしくないなぁと思いながらいただきました。で、2つ目にとりかかる時に、なにげに2つに割ってみたら・・・「あれ?糸が引いてる?ん?これって?」と思いながら、じ〜っと具を見ます。で、竹の子とかが入っているので、肉まんというよりも中華まんの系統なのかと思い一口パクっといただきます。でも、気になるので、もう一度、肉まんを割ってみると、やっぱり糸が引いています。「あれれれ〜?」と思い、とりあえず口の中にある肉まんをとりだし、捨てることにしました。で、母親に、「いつの肉まんやったん?」と聞いたところ、『だ〜いぶ前』という回答・・・。こりゃ、やばいと思ったところ、妹がやってきて、『何?この納豆みたいな臭いにおい』と言われてしまいました。たまたまその日は鼻の具合が良くなかった為に、いま一つ匂いに無頓着になっていたのです。で言われてから改めて部屋に充満するにおいをかぐと、本当に納豆の様な匂い。直接的に書く必要も無く、まぎれもなく腐っていたものを食べてしまったのです。
そこからは、責任を感じた母親が大変。とりあえず、薬局に走って、食中毒に効きそうな薬を買いに行ったものの、薬剤師さんから、食べたものをもどして、病院に行く方が良いとアドバイスを受け、今度は救急病院に走っていき、診てもらえるか確認。再度、戻ってきて、私がひっぱられていった感じでした。ちなみに、私は発病するかどうかわからないので、食べたものは食べたもの、もうどうしようも無いと思っていましたので、かなり落ち着いておりました。更に、その後ご飯を食べ続けました。どちらかというと、食中毒よりもフェリーの時間が気になります。
で、近くの救急病院に行ったところ、医者に「まぁ、発病するかどうかまだわからないからねぇ。ただ、普通の食べものは糸引かないからねぇ」と言われ、「胃洗浄という手段もあるけど、まぁ、そこまでする必要も無いだろうし、かなり苦しいけど、どうする?」と聞かれました。ということで、結果的に、「強制的に食べたものをもどす為に、棒で喉を刺激して戻す」という手段になったのですが、これが、やっぱりかなり苦しかったです。一応、いくらかは出たのですが、肉まんまでたどりついたのかどうか・・・。看護婦さんに、「あの後、続けてご飯食べちゃったんだね?そういう時は、すぐに食べるのをやめて吐き出さないと」と言われました。なるほど、一つ賢くなりました。でも、あんまり戻すということになれてない私にとってはかなり苦しい作業。結局、棒で喉をつつきすぎた為に、ちょっと血が出てしまいました。看護婦さんも、それは承知している様でしたので、とりあえず安心。ただ、その後、1日程、扁桃腺が晴れている様な感じになりました。
その後は、再度、「胃洗浄をどうするか?」聞かれたのですが、あんまりすすめる様子も無かったので、整腸剤と胃腸薬を処方してもらい病院を後にしました。なんだか、旅の幸先がすごいことになってきた予感。ちなみに、この後、鼻水がとまらなくなり、翌日の昼ぐらいまで、ティッシュペーパーが手放せなくなってしまいました。
とりあえず、家を出て、梅田に向かいます。梅田で、乗り換えるついでに、カメラのナニワ梅田北店に寄って、OLYMPUSのE−20の情報が無いかを確認。E−20に関しては何も無いものの、E−10の現物が置いてありました。いやぁ、あんなに大きいとは思いませんでした。気楽に持ち歩ける大きさとは思えません・・・。
そんなこんなで、御堂筋線〜四つ橋線〜ニュートラムに乗車して、フェリーターミナル駅に17時45分ころに到着。宮崎行きのフェリーは南港フェリーターミナルからでは無く、そこから少し離れた(4キロ程度)ところにある、かもめフェリーターミナルから出航します。旅行会社からもらった案内には、「フェリーターミナル駅から徒歩2分の南港バスターミナルから市営バス(有料)」の表記と「南港バスターミナルから徒歩2分、南港フェリーターミナルから無料送迎バス(18:00/18:30発)」の2つがあります。これだったら、徒歩2分ではなく徒歩4分歩いて、200円のバス代を浮かそうと考えてしまいます。ェリーの出発はそこから、バスに乗って5分程度のところにあるかもめフェリーターミナルになります。パンフレットを見ると、無料送迎バスが、南港フェリーターミナルから出ているとのことでしたので、とりあえず、南港フェリーターミナルに向かいしました。
ただ、ところどころに見かける看板には、宮崎行きのフェリーへは市バスを利用する旨の掲示が張ってあります。無料送迎バスの看板には、括弧書きで「那覇」と表記されていて、あれ?って感じです。とりあえず、南港フェリーターミナルの前のバス乗り場に到着すると、何も書かれていません。やはり、廃止された様で、那覇行きのフェリーが出航する時のみ運行される様です。つまり、古い案内が入っていたことになります。
再度、南港バスターミナルに戻り、かもめフェリーターミナルの前を通る、南港南六丁目行きのバスを待ちます。バスは6時発でしたのでフェリー乗船には大きな影響はありません。このバスを待っている人はほとんど、これからフェリーに乗船する雰囲気の人でした(というか、かもめフェリーターミナルに到着すると、全員降りてしまいました)。
バスの値段は、ニュートラムとの乗り継ぎ割引が効いた為100円。たまたまスルッと関西対応カードを利用していたので割引が効いたのでこの値段になったのですが、普通に乗車券を購入する場合は、切符購入時に乗り継ぎ券購入をしなければならないので、無料バスを利用するつもりの今回のパターンでは割引が適用されないところでした。みみちい話ですが、このあたりの情報はきちんと伝えて欲しいと思います。
ただ、今回の送迎バス廃止の問題は、往路より復路にあります。この件については後述します。
かもめフェリーターミナルで乗船手続きをすませ、10分程すると乗船開始されました。ただこの手続きもよくわかりません。というのも、クーポン券には係員に提示してくださいとだけ表記されています。この係員というのは、窓口で乗船券に引き換えるものなのか、それとも、旅行社の係員がいるのか判らないのです。ざっと見回したところ、私が予約した旅行社はいない様です。そんなわけで、乗船券受付の窓口で聞いてみると、乗船券と引き換えるので、乗船名簿に記入して再度並べとのこと。そのあたりの案内が何も無いというのはちょっと考えものだなぁと思いながら、乗船名簿に記入しました。ただ、これを感じているのはどうやら私だけでは無く、他のグループのお客さんも同様のチケットで右往左往されていました。改善の余地ありそうだと思った次第です。新日本海フェリーのフェリーターミナルでしつこいぐらいに案内放送で、「旅行会社発行のクーポン券はそのままではご乗船になれません。乗船名簿を記入の上、乗船券にお引き換えください。」と案内放送が流れていました。
今まで、長距離フェリーは新日本海フェリーしか乗ったことが無かったので、雰囲気やサービスの差などが新鮮です。同時に比べてしまいますが・・・。
若干時間があったので、フェリーターミナルのお土産物売場で時間をつぶしました。大阪土産とはいったいどんなものが?と思って見たのですが、あんまり大阪とは関係の無いお土産に目を奪われました。缶ジュースの『なっちゃん』の”雰囲気”のマグカップ『やっちゃん』とか、缶コーヒーBOSSの雰囲気のマグカップ『BOZU』などですね。これは、いったいどんな人が買っていくんでしょう・・・。でも、私は、一つ欲しくなりました。買いませんでしたが・・・。
すると、すぐに店のおばちゃんが、『すいませんが、閉店しま〜す』と大声で言った後、すくさま閉店作業が始まりました。なんでも、「今日は、土曜日だから最終バスが19時で終わってしまい、帰れなくなる」とのこと。出航が19時30分で、フェリーターミナルの売店が18時30分で終わり・・・。なんだか、矛盾を感じてしまいます。なんだか、かもめフェリーターミナルは全体的に不遇だなぁと思いました。
乗船して、B6−1番・2番の寝台に入ります。寝台の指定は、新日本海フェリーと違って、乗船券窓口で受けます。その為、案内書の前に行列ができるといったことはありません。乗船する時の雰囲気などが新日本海フェリーとは違うなぁと感じました。私、長距離フェリーは新日本海フェリーしか乗ったことか無かったので、新鮮な反面、妙に比べてしまいます。乗船の際の出迎えといった面はほとんど何もありません。微妙な差なのですが、新日本海フェリーは出迎えてくれたという雰囲気、見送ってくれるという雰囲気が感じられて好きなのですが、今回のフェリーはその様な人的サービスに欠けている様な気がしました。
で、すぐにフェリー内の探検。客室は、3階Bデッキと4階Aデッキのみで、5階は、操舵室になっており、一般客の立ち入りは出来ない様です。フェリー後方のデッキからは海を眺めることかできます。お風呂は4階にあり、湯と書いたのれんが特徴的です。特筆すべきは3階から4階への階段。かなり急です。揺れてないから大丈夫ですが、波が高い時はどうなるのやらと気になります。
新日本海フェリーと比べると、小振りなフェリーですか、新造船なのか清掃が行き届いているのか、新日本海フェリーのそれと比べて、「燃料の匂いがしない」「エンジンが原因の揺れが少ない」「明るく清潔感がある」と思います。
自動販売機に関しては、かなり値段が高い様に感じました。ジュース類はカップベンダーか紙パックのもののみで、特にカップベンダーは150円!というお値段。紙パックは120円だったか130円だったか・・・とりあえず高いです。アルコール類は発泡酒が350円、ビールが450円というわけで、これもかなり高い様です(アルコールは私が飲めないのでよくわかりません)。
売店では、缶ジュースとペットボトルのお茶が売っていましたが、缶ジュースは150円。500mlのペットボトルは180円とやはり行楽地価格になっています(行楽地価格よりも高いかもしれない)。新日本海フェリーは缶ジュースが120円でしたから、かなりぼられています。
他に気になったのはフリースペースがかなり少ないと感じました。まぁ、船の総トン数は新日本海フェリーの6割程度で、最大定員が8割と考えると、いたしかたないことかもしれません。まぁ、それもこれも、全て運行時間がからんでいるのかなぁと思いながら、船内を回っていました。
出航の30分程前から3階レストランが開店します。お値段破格値の1300円でバイキングになっており、食べ放題。これは、安いと思いながら、あまり期待せずに行ってみましたが、予想外においしくいただけました。品数も少ないわけではなく、逆に多いわけでもありません。営業時間が1時間30分程しか内ので、ちょっと忙しいですが、大満足でした。でも、あのビュッフェ形式ってどうしてあんな風に計画的に取れない様になっているんでしょうねぇ。大体、後の方で本当に食べたいものが並んでいて、自分の皿を見るといっぱいになっていて、取れないんですよね。ちなみにバイキングですのでお代わり自由です。
この値段の安さは一体どこから来ているのかとじ〜と見ていると、やはり給仕の部分を大幅に切り詰めていると思います。お皿は一人一枚のみということで、単品で出すよりも効率の良い食器の扱いが可能です。また、完全なセルフサービスにしたので、ウェイターやウェイトレスといった人件費を削減することも出来ています。徹底的な人件費削減をした結果、この値段が実現できたんだなぁと感心しておりました。
逆にもったいないなぁと思ったのは、紙コップ。コーヒー、オレンジジュース、お茶、水が一応用意されているのですが、これらは紙コップを利用する様になっているんですね。これを、プラスチックの容器とかに出来なかったのかなぁと環境問題的な側面で考えておりました。が、やはり食器を洗うという作業の方が高いということになるのでしょうか?ちょっと考えさせられました。
食事を終え、フェリーの外に出て、大阪湾を眺めます。左舷には、明石海峡大橋が見え、右舷には関西国際空港が見えます。しばらく、関西国際空港に離発着する飛行機の姿を眺めておりました。光が次々に光の渦から出て行っては入っていく様は、なかなか都会的な雰囲気を醸しだし、なかなか気に入りました。夜の飛行場というのは、やはり絵になりますね。
その後、ご自慢の風呂へ。展望風呂と言っているだけあり、夜景を眺めながらお風呂に入ることができます。サウナも併設されており、船の中のお風呂としてはなかなか充実しているなぁと思いましたが、狭いのがたまにキズ。特に脱衣所は狭すぎる様な気がしました。まぁ、北海道便みたいに長距離で無いのでこんなものなのかなぁと思いながら入浴しました。ちなみに新日本海フェリーでも、フェリーらべんだあには、展望風呂があるのですが、航路が航路なので、展望と言われても・・・これといった風景は見えません・・・。展望風呂は、マリンエキスプレスの勝ちですね!ちなみに、お風呂は22時まで利用可能です。
その後は、夜景を眺めながら、高千穂高原の水で宴会(^_^; 先述の通り、船内で販売している飲み物は、とりあえずどれも高いので、一番安いお水としたわけです。ちなみに、高千穂の水は、1リットルが250円だったので、他のものに比べれば幾分ましといったところです。でも、味は、なかなか良かったです。故に、往復で3本購入しました。
22時30分には消灯。翌朝8時すぎの到着に備える為だと思いますが、なんだか早すぎる様な気がしなくもありません・・・。
翌朝もとりあえずモーニングバイキングから始まります。モーニングバイキングは800円と安くなっております。船中の食事がなかなか良いので気に入っています。宮崎到着後の時間を考えると、食事をとっている時間はあまりありませんから、助かります。
下船の際の手順が新日本海フェリーと違うなぁと思いました。新日本海フェリーの場合、着岸前から下船準備を促す放送がじゃんじゃん入って、追い立てられる様に下船する感じになるのですが、こちらは結構のんびりしています。折り返しの時間の問題もあるのでしょうが、驚きでした。また、新日本海フェリーでは、下船券の回収を行いますが、マリンエキスプレスでは下船の際は特に何もありません。
こうやって、往路は新日本海フェリーとの差を色々と考えつつ、あれもこれも、新日本海フェリーだけのやり方だったことに気づきました。こうなると、他のフェリー会社の場合も、もっと違うのかもしれません。興味が沸きます。
午前8時に宮崎港に到着して下船。宮崎港はフェリーターミナルと乗船橋が一体になっておらず、岸壁に到着後、移動階段(飛行機のタラップみたいなもの)を使って下船します。そこから、フェリーターミナルの前を通りすぎたところで、シーガイア行きと宮崎バスターミナル行きのバスが待っていました。また、タクシーもフェリーターミナルの前(つまり玄関と逆側)にとまっていましたので、フェリーターミナルの中に入らないまま、目的地に向かうことになります。
小樽フェリーターミナルの無用に長い連絡橋を通ってターミナルの中を出る方法に比べてかなり合理的と感じましたが、なんだかターミナルに入らないまま、目的地に向かうというのは、『着いた』っといった感じにはなれませんでした。妙に何かが抜けている、そんな気持ちで、バスに乗り込みました。
、とりあえず宮崎駅の方に向かいました。シーガイアへは午後にいくことにして、午前中は宮崎市内をうろうろとすることにしました。
バスから車窓を眺めていると、道路が広いなぁと感じました。あんまり狭い道路がなく、片側2車線の道路が目立ちました。日曜日の朝ですので、車の流量が少ないのでそう感じただけかもしれません。でも、JR宮崎駅、宮崎空港、宮崎港がそれぞれ近いところにあるというのは、便利なところだなぁと感じました。
バスで15分ほどで宮崎駅に到着。さて、これからどこいこう?と考えるのですが、空は、あいにくの曇天。無計画で、向かったものですから、とりあえず到着したものの、何かいい施設、いい撮影スポットは無いものかと考えます。結局、駅から徒歩圏内にある中央公園に向かいました。まず、中央公園で目をひくのは、H1ロケットの実物大模型。いい被写体を見つけたと、写真撮影に挑戦してみるものの、白い塗装のロケットに白い曇天の空。いやぁ、映えない・・・映えない・・・。
横に庭園があるものの、これまた曇天なので、なかなか難しいですね。やっぱり晴れてないとなぁと思って行ったら、空が泣き始めまして、とりあえず横にあった、宮崎科学技術館を見学することにしました。プラネタリウム込みで730円の価格は安いと感じさせる内容。主に、宇宙に関しての展示が多いものの、色々と体感実験が可能なものが多く展示されており、なかなか楽しめます。特に、個人的に目玉だと思うのは、スペースシャトルのシミュレーターですが、どれも待つ程混んでいるわけでは無いので、気軽に楽しむことができます。
入場料を払って入ろうとすると、受付のお姉さんが、『お荷物を預かりましょうか?』と声をかけてくださいました。こんなサービスを常にしているかは謎なのですが、大変ありがたいので、荷物を預け、身軽になって、館内見学に没頭することができました。ちなみに、館内を回っていると、受付の左手奥にコインロッカーがありました。有料なのか、後でお金が帰ってくるのかは判らなかったのですが、これを案内せずにその場で預かってくれたんだなぁとちょっとうれしくなりました。
展示内容は、先のシミュレーターや体験実験の他に、コンピュータを使った掲示板のコーナー(どうやらここは、インターネットの掲示板とリンクしてある様ですが、他へジャンプすることは出来ない様に設定されていました、ただ、漢字変換の機能が入っていない様に見受けられたので、入力は、全部カタカナもしくはアルファベットになってしまいます。)や、工作実験コーナーなどがありました。工作実験コーナーでは、11時頃から発砲スチロールを使った飛行機の製作者を募っていました。時間があったので、やってもいいかなぁと思っていたのですが、もらって帰ってもねぇ。それこそ、島根の時の重たい彫刻みたいに困りものになんでしまいそうです。
10時からプラネタリウムの上映が始まります。施設そのものがあたらしいのか、結構大きい方の施設だと思います。200人は入る施設だと思いますが、その日の上映は20人いたかいなかったかといった感じです。内容は、かなり趣向の凝らされており、驚きました。今日の夜空の解説の後、神話のお話がおりまぜられ、最後はウルトラマンティガ(だったかな?)の宮崎科学技術館専用の番組まで上映されました。動画では無いものの、プラネタリウムをうまく使った紙芝居風に感心しました。大阪科学技術館などで上映しているオムニマックスではなく、あくまでプラネタリウムの機能を使ったところが斬新に感じられました。
最後にウルトラマンティガのアンケートを書いてプラネタリウムの施設から出たのですが、アンケートに答えると、『抽選で当上映のポスターをお送りします』とのこと・・・。う〜む、あんまり欲しくないぞ。あたったらどうしよう(^_^; まぁ、当たらないと思いますけどね。
結局、雨宿りを終えたのが、12時前。気がつけば3時間ぐらいいたんですね。なかなか長居したものです。科学技術館からでる時、受付に人が並んでいましたので、結構人気がある施設なんだと感じられました。外の天気はまだどんよりしているものの、雨はとりあえずあがった様子でしたので、またまた公園の散策。赤ちゃんとベンチでお昼ごはんを食べている母親の姿がなんともほほえましく感じられます。うろうろとしてていると、結構大きなネコがこっちを見ています。少しずつ少しずつ近づいて写真を撮ってみようと挑戦します。ズームの効くカメラだったら、気楽なのになぁと思いながら、逃げない様にゆっくりと近づきます。無用におびえない彼(オスでしたので)は、そこそこ近づいてもなんとかその場に居続けてくれたので、なんとか写真に納めることができました。で、出来上がったものを見てみると・・・全部露出オーバーに・・・。情けない。で、しまったと思っている間にどこかにネコはどこかに行ってしまいました。
ところが、さほど遠くに逃げたわけでは無く、元いた場所の垣根き裏側にいるのを発見。クモの巣の多いのを気にしながら近づきました。彼に視点を合わせていると、足元に今度はペルシャネコ?と小さな子猫(こちらはトラネコ?)が集まっておりました。小猫は臆病なのか、すぐにどこかに逃げてしまうのですが、残りの2匹はじ〜っとこっちをうかがっております。今度こそと思いながら、カメラを向けておりました。
とすると、また雨が降ってきました。なんだかなぁと思いながらも、結構強い雨。またもや科学技術館の前で雨宿りをしたのですが、少しましになってきたので、駅へ向かうことにしました。といっても、徒歩2分程度。時間も12時半頃でしたので、シーガイアに向かうことにしました。当初は、シーガイア行きの直行バスで向かう予定だったのですが、地図を見ると列車の最寄り駅から3Km程度であることがわかり、やここ氏に判断をゆだねました。結果、まだ、乗っていない九州の列車を利用することにしました。ちなみに、発車時刻は、電車・バスとも同じ12時45分でした。
とりあえず、シーガイア最寄り駅の蓮ケ池という駅までの乗車券を購入。高架下の改札口を通りホームに上がるのですが、この駅の改札口、なかなか特徴的です・・・。かなり高架下のショッピングセンターに溶け込んでいる雰囲気で、すごく明るい印象です。右手と左手にホームがあるのですが、それぞれのホームごとに改札口が分かれています。間違った改札口から入ると、再度改札口からでないと向かい側のホームにはいけません。他に改札口はなくメインの改札口の様ですが、かなりこじんまりとしていました。初めてみたら、驚く人は多い様な気がします。
蓮ケ池駅とはどんな駅だろう?蓮ケ池の周りはどんな感じだろうと思いながら、ホームにあがると、JR九州独特の原色に彩られた列車がどど〜んととまっています。10分程の待ち時間だったのですが、駅そばを発見したので、昼食としました。天ぷらうどんを注文したのですが、かなりおいしくいただけました。私の味覚にあったうどん。ダシがちょうどいい感じで、驚きでした。今まで、立ち食いの駅そばは「十三駅の阪急そば」が一番おいしいと思っていたのですが、宮崎駅のそれは、私の中で、同等にランクインしました。食べて良かったと思う駅そばです。
JR九州の原色に彩られた列車がやってくると思いきや、普通のクリーム色の列車がやってきました。キハ40だったと思います。あの重厚な車体、直角のイスだ旅行気分をかき立ててくれます。宮崎から2駅だけですが、ローカル旅気分を味わいました。蓮ケ池駅は、小さな小さな無人駅。あまりに小さな駅で、駅前にコンビニどころか、商店のひとつも見当たりません。駅の出口とは逆側に直線距離で、目測500mぐらいのところにコンビニ(ファミリーマートだったと思います)が見えていますが、逆側に行くための踏み切りすら見当たらない状態で、どの様にしたらたどりつけるのかすら検討がつきません。しかし、コンビニ側にシーガイアがあるので、そちらへ向かわねばなりません。さらに、駅から下りたら、雨がポツリポツリと・・・。
すぐに雨がやんだ為、とりあえず歩き始めます。まずは線路を超える為の踏み切りがあるかが焦点でしたが、少し歩くと、少し大きめの道に出て、『シーガイア』と書いた道路標識を発見。その道に沿って歩くと、踏み切りがありました。後は、その道路沿いに歩いていくだけなので、道に迷うことはありません。駅から見えていたコンビニの前を通り、まだまだ歩かねばなりません。このコンビニ、「ファミリーマート シーガイア入り口店」だそうで、結局、これ以外に周囲に商店は無かった様に記憶します。ここから、駅を眺めると、いったいどこに駅があったのか・・・と考えてしまうほど、田んぼと夏草が生い茂っています。
ファミリーマートを過ぎると上り坂になり、しばらくするとガスタンクが見え、その無効にマユの様なドームが見えます。オーシャンドームです。道中、気になるのは、クモが多いこと。それも、結構育ったクモが、街路樹と垣根に糸をはっていたたりして、背が高い人や、自転車を立ちこぎしている人では、クモの巣にひっかかるのでは無いかと思います。
道路そのものは整備されているものの、車通りも少なく、あきらかにシーガイアへのメイン通りとは思えません。蓮ケ池駅近く(といっても駅から200mほど離れています)に『シーガイア』と書いてあった標識以来、何も案内はありませんでした。大雑把な地図を頼りに歩いていたわけですが、一本道ですから、迷うことなく到着。シーガイアの手前にある市民の森公園というのが、気になりつつも、そのままオーシャンドームへ向かいました。
結局、写真をとりながらトボトボとのんびり歩いていたので、到着したのは、14時頃。小一時間ほどかかってしまいました。バスの出発は17時50分のはずですから、オーシャンドームで遊べる時間は3時間程度ということになります。
入り口は、テーマパーク風のチケット売場。とりあえず、遊泳チケットのクーポン券を交換し中に入ります。砂浜があって海というイメージが強かったのですが、中に入ると、プール独特の塩素の匂いがし、あれ?っと思いました。一番奥にロッカールームがあるのですが、これが・・・高い・・・。ロッカー費用が300円『も』必要です。一応、1回目だけが、300円だそうですが、2回目以後はロッカーにいる係員に鍵を見せてから空けると用事が終わると閉めてくれます。しかし、これはかなり効率が悪い様に感じます。ロッカールームを無料開放し、ロッカールームの人員を削減した方がいい様に感じたのですが・・・。まぁ、係員がいるとなると、安全性の面では貢献しているとは思いますが・・・でも、やっぱり高いと感じずにはいられません。とはいえ、よ〜くロッカーを見ると、「1回目」と書いてある文字はシールで貼り付けてありましたので、以前は、1回300円だったのかもしれません。これでも値下げしたと考えた方が幸せかも知れません。
でも、たまに思うのですが、温泉でロッカーが有料なところというのは、ほとんど出会ったことが無いのですが、プールってロッカーが有料なところって多いですよね?服を脱ぐという面では同じでロッカーは絶対に使うものだと思うんですけど・・・。無用に複数のロッカーを占有させない為の対策なのかなぁ。
とりあえず、オーシャンドームでは財布を持たなくても利用できるプリペードリングなるものが販売されています。プリペイドカードではなく、腕に巻き付けて、その先にあるバーコードで集中的に残金を引き落としていくタイプのものです。腕に巻き付ける為、なくす心配はほとんどありません。ロッカーの鍵も収納できる様になっているので、結構便利です。更に、残金は最後に返金してくれるとのことなので、安心して使えます。ということで、一番安い3000円のプリペイドリングを購入。
ちなみに、プリペイド機能の無い鍵保管用のアームリングは、ロッカーで無料で貸してくれます。
これで準備万端、早速、プールへ向かいます。
まず、入ると驚くのが、天井の高さです。かなり高く造ってあります。メインの造波プールは、確かに大きいのですが、人工密度が高すぎる様に感じます。それにしても、経営難のはずのオーシャンドームなのにこの人の入りは何?と思うぐらいの来客です。値段を下げたことにより気軽に訪れやすくなったということなのかもしれませんが、本当にすごい人の数です。PICと同じ様に随所に監視員が歩いていますので、セキュリティ面でも安心な様に思います。ただし、監視員単位の客数はとんでもなく違う様な気がしますが・・・。また、監視員がさほど客と遊ぶわけでは無いので、「あ〜、やっぱり日本だなぁ」と思います。
まずは、造波プールに入ります。砂浜にあたる部分が小さめの軽石らしきものが敷きつめられており、裸足で歩くと、痛い痛い・・・。まぁ、私はビーチサンダルを履いていたので、影響は無かったのですか・・・。造波プールは意外な程深いところまで造られているんですね。ブイとロープを貼って、奥まで行けない様にしてあるのですが、ロープぎりぎりのところでも、推進1.5m以上あります。波がやってきた時は、2mを越してしまい、私も足がつきません。それはいいのですが、造波プールの奥に書いてある絵が妙に気になります。カリブ海をイメージしたプールというのはわかるのですが・・・わざわざ描かなくても・・・。あ、富士山だったら銭湯だなぁ(^_^;
ちなみにシーガイアのホームページの『オーシャンドーム攻略法』−『リゾート地で魂の休息だ〜"お昼寝しません?" ”気分爽快!"』の気分爽快!の中にあるドーム開閉の様子のところにその絵が掲載されています。
続いて、ウォータースライダーに挑戦(ドラゴンスライダーという名前だそうです)。このアトラクションは有料なんだろうなぁと思っていたところ、これだけは無料とのこと。岩山の上から2本のスライダーが出ているのですが、結構高いところから滑り落ちるので、なかなか面白そうな感じがします。2本のうち片方が岩の外を通るタイプで、もう片方が中を通るタイプ。スライダーへ上がっていく為の道中で、身長ならびに危険なものをつけていないかをチェックされます。安全面への配慮は相当なもので、かなり厳密に身長チェックをしている様です。私は、眼鏡を預け、腕時計を小袋に入れることになりました(これも危険回避の為だそうです)。ウォータースライダーへの入り口までは、結構人が詰まっており、結果的に15分程まって滑ることとなりました。これも安全性の為だと思いますが、一人が滑った後、次の人が滑りおりるまでの時間もかなり余裕を持っている様です。そんなわけなので、内側を通るタイプのもの1回だけ滑り降りたのですが、これはなかなか楽しかったです。これは、面白いと思いました。しかし、15分も待つことを考えると・・・。平日に行くといいのかな?
今度は逆側の浮輪を使って滑る方のスライダーに向かいました。が・・・こちらもかなりの順番街。スライダーの入り口ではなく、浮輪を手に入れる為の順番待ちになっていたのですが、これがちょっとねぇ・・・。こちらは有料で200円。待ってまで利用したいとは思わなかったので、他のアトラクションを探しました。後、3つ程アトラクションがあったのですが、有料の600円。う〜む、この値段は微妙な値段だぞと思いながら、体感型3Dシアターにすることにしました。ちなみに、有料アトラクション乗り放題のチケットは1200円。これを使えば値段を気にする必要もありません。
3Dアトラクションは30分ごとの上演だそうで、時計を見ると、ちょうど始まったところだった様なので、近くにあるココナッツミルクという名のジャグジーへ。温水になっているので、ぼ〜っと、そこでリラックスしておりました。一度、温水につかるとなかなか出たくなるもので、結局、3Dシアターが始まる時間ぎりぎりまで、ジャグジーでぼ〜としておりました。『宮崎温泉シーガイア』などと馬鹿なことを言っておりましたが・・・。
アドベンチャーシアターと名付けられた体感型3Dアトラクションは『銀河鉄道999〜ガラスのクレア〜』を上映しておりました。3Dメガネをつけることによって、より立体的に見えるというものですが、私は近視でかつメガネを使用している関係で、かなり妙な3Dメガネの装着となりました。いやぁ、銀河鉄道999だなぁと思ったのですが、基本的に映像は映画版を基にしている様です(スマートな鉄郎)が、鉄郎が妙にリアルで気持ちが悪い・・・。メーテルとかはそんなに思わなかったのですが・・・。鉄郎のニキビ面が気持ち悪かったのか・・・。もっと他のところに気持ち悪い何かがあると思うのですが、とりあえず『え?』と思う鉄郎が登場しちゃいます。
ところで久しぶりに銀河鉄道999を見たのですが、車掌の声ってスネオの声やっている人だったんですか?今まで全然しりませんでした。
その後、流水プール周囲にある温水などにはいってホコホコしてました。館内は30度でかつ水温は28度と決して寒いわけでは無いのですが、温かい温度の温水に使ってしまうと、なかなか普通のプールなどに入ろうと思わなくなってしまいます。本当に、宮崎温泉シーガイアになりつつある感じです。
結局、その後は流水プールやよく分からない洞窟などにつかり、4時30分頃から再度、造波プールに挑戦しました。最初は、奥の深いところにいたのですが、波の具合から見ると、どうも波打ち際の方が面白そうということで、波打ち際でビッグウェーブを待つことにしました。で、すぐにやってきました。波と一緒に人も沢山・・・。波の勢いは、思った以上にすごくて、わやくちゃになってしまいました。で、この時、メガネが行方不明に・・・。わ〜、えらいこっちゃと思ったのですが、どこにいったのかわからず、探していると、近くにいた子供が見つけてくれました。いやぁ、あれは本当にえらいことになるところでした。
で、4時55分頃に水底チェックの為、造波プールの遊泳禁止時間に。そういや市民プールとかにも1時間に1回あったなぁと思ったいたのですが、ここの場合は、この時間に水底の落とし物を拾い集めているのかもしれません。で、時間もちょうど良かったので、これを機会にプールから上がることにしました。で、気になった食べ物、『日向夏ソフトクリーム』をいただきました。結局、宮崎では昼間の駅そばと日向夏ソフトクリームしか口にしませんでした。味は、あ〜、夏みかんのソフトクリームと・・・そのままヤンケ!ってことになりますが、なかなかおいしかったです。ちなみにやここ氏は、バニラソフトにされましたが、こちらも上々だったとのことです。
結果的にシーガイアの特徴は、プールとかなんとかよりも、『安全性』と『快適性』なのかもしれませんね。あれだけのスタッフを投入していると、お金もかかるなぁと思います。施設そのものは、確かに人口のものとしてのスケールは大きいですが、海が間近にあることを考えると、あんまり特徴的では無い様に感じました。逆に、自然の海ゾーンというのも造ってしまって、夏場はオーシャンドームのプライベートビーチとして営業してみるというのもいいかもしれないかなぁと思ったりしたんですが・・・。しかし、こうなると、安全性はどう確保するのかという問題が発生してしまいますが・・・。でも、子供連れでも安心して遊べる『海』として考えると、面白いなぁと思いました。
後でホームページを見ると、オーシャンドームはシーガイアの目玉の一つであることは確かですが、他にも色々と施設がある様ですね。今回は本当にオーシャンドームのみしか体験できませんでしたが、今度機会があったらオーシャンドームでは無く他の施設も色々と見て回りたいと思いました(ただし、晴れて欲しいですが・・・)。
シャワーはかなりの数を完備。洗面台も充実しており、脱水機まで置いてあったのには驚きました。17時35分頃にゲートを出て、プリペイドバンドの残金の返金を入場券の発券窓口でやってもらいました。ちなみにプリペイドバンドは館内のレンタルショップなどで販売されているのですが、どういうわけか返金は外でないとやってもらえない様になっています。まぁ、館内でないと返金してくれないとなると、返金忘れの客などが騒ぎ立てることになりそうですから、発券窓口で返金というのはなかなかいいアイデアかもしれません。
17時50分のバスに乗車するのですが、お土産を購入しておかないと、フェリーターミナルでのお土産もの売場は期待できません。ということで、バスの発車までの10分間でバス停前にあるお土産物売場でお土産の購入をすることにしました。バタバタと目についたものを購入して、バスに乗車ということになったのですが、ここのお土産物売り場は、なかなか充実してました。空港で良く目にする、「全日空商事」さんも構えていましたので、空港で購入できるものだったら、ここで揃うなぁと感じました。
バス停に戻ると、40〜50人の行列になっていました。空港行や宮崎駅行と同じ乗り場になっているのですが、みんな並んでいるものの、どのバスにのる客か全くわかりません。バスの時刻表を見ると、宮崎港行のバスは、17時50分発1本のみ。空港行きなどは結構本数が出ているのですが、宮崎港へは1日1往復のみの様です。
宮崎港行のバスが到着し、すぐに宮崎空港行のバスが後ろに着きました。あ〜、みんな空港かなぁと思っていたのですが、実はほとんど宮崎港行で、バスは満席、結構な立ち客もでるくらいで、驚きでした。逆に空港行はガラガラ。バスの車内からは関西弁がそこらじゅうから聞こえます。
バスの車窓を眺めると、火の玉の様なものが、西の空を飛んでいます。あれは、いったい何?と思ったのですが、わからずじまいで見えなくなってしまいました。人工衛星でも落下したのかなぁ?かなり長い時間、目視できました。
フェリーターミナルに到着し、乗船手続きとなったのですが、バスが到着すると一挙に人が増えた感じで、窓口は行列になっています。ちょっと時間差で受け付けをしようと思い、すいてから並ぼうとし、お土産もの売り場を見学。かもめフェリーターミナルよりも郷土色豊かでいい感じです。でも、やはりシーガイアのお土産屋さんで購入しておいて良かったと思いました。その中で気になったのが、『冷し汁』なるもの。これをやここさんが購入し、翌日の晩御飯とすることになりました。宮崎の郷土料理です。手軽に造れて食べれますが、量が多い・・・。2人で食べるにはちょっとしんどい量でした。みそを水で溶き、そこに手で握りつぶした豆腐やネギを入れて、ご飯にかけて食べるそうです。その様にして食べたところ、味がとっても濃いんですね〜。嫌いでは無い味でしたが、ご飯が無くなるとそれだけで食べることは、濃すぎて私にはできませんでした。
お土産屋さんをでて、何気なく自動販売機に目を写したところ、『イモジュース』なるものを発見。これは購入せにゃならんってわけで、2本を購入。1本を会社へお土産、もう1本は、船の中で味見用にしました。これの感想は、なかなかいけます。イモジュースというよりも、グレープジュースの様な味でした。色は紫芋の色素を使っているそうで、『紫』でした。
で、窓口に目を写したのですが、乗船開始時間になっても人が減る様子がありません。こりゃ、いかんと思って、窓口に並んだのですが、4つある窓口のうち2つが大阪行き、残り2つが川崎行きと完全に分かれていて、大阪行きが行列していても、川崎行きでは受付をしてくれません。なんだか、臨機応変にならないものかと思いながら並んでいました。
川崎行きの受付には、海上の天候が良くない為、妊婦の方の乗船を断る旨と、2時間程度到着が遅れる旨の張り紙がされていましたが、大阪行きは別に何も案内されないまま手続きを終えました。
ところが、乗船して出航間際になってから、「海上荒天が予想されますので、ご注意ください」との案内放送が・・・。う〜む。一体。これはまた・・・。今回は出航風景を見ようということで、食堂は出航してから利用することにしました。船に乗るというと、テープなんかがイメージとしてありますが、国内フェリーでそれは無い様です。でも、みやげ物売り場ではそれを売ってましたが・・・。
岸壁から離れるのを確認して、レストランへ向かいました。レストランでは、船長らしき人が『拡声器』を持って、出航すると船が揺れるので、飲み物に特に注意する様に促していました。でも、メガホンで案内するってのはどうかと思うのですが・・・。なんだか、学校の修学旅行か?と思う様な対応に、幻滅。お客さんに対して、それも食事しているお客さんに対して『拡声器』はいかんだろうと思いました。乗客に知らせるならば館内放送の方が良い様にに感じました。
ちょうどレストランの行列に並んだ時に、防波堤を超えた様で、途端に船が揺れ始めました。19時に出航し、食事を終えた後、あの急な階段を登りました。20時頃に館内放送で「現在の時間、お風呂のご利用は可能です」とありました。とりあえず、イスに座って談話としたのですが、船の揺れはなかなかすごくて、15分ぐらいで、これはもしかするとやばいかもしれないなぁと思い、そうそうに寝台に退散することにしました。20時20分前にお風呂が閉鎖された案内がありました。波のある湯船で、ケガする人もありそうな感じです。時間的には全然早いのですが、ゆりかごに揺られた感じで、翌朝6時半までぐっすりと寝てました。
で、目が覚めると、これまた全く揺れない凪の状態。朝の放送によると、思ったよりも波が高かった為、減速して運行した為、到着が40分遅れる旨。それを聞いて、とりあえず朝食に。昨晩とは全然違い、普通に食事が可能です。波の影響は一体?って感じます。食事を終えて、案内所の前を通ると、船長からの放送で到着が、1時間遅れる旨。40分って言ったのに1時間に伸びたんだなぁと思いました。で、結局到着したのは、定刻から1時間15分程度遅れた8時45分。このあたりの時間って結構重要なので、もっときちんとしてもらいたいなぁと思った次第です。
で、問題はこの後。下船後の問題。これは、直接フェリー運航会社に問題は無いのかもしれませんが、徒歩で利用している乗客のことをほとんど考えていない対応には辟易します。というのも、かもめフェリーターミナルから最寄り駅までの交通手段がバスだけなのですが、日・祝は特にバスの運転本数が少なく、私たちがバス停に到着した時には、どう見ても1台のバスに乗車できるとは思えない人間が並んでいます。さらに、後ろからどんどんと人がやってきてはバスを待っています。
私は、すぐにあきらめてタクシーで駅に向かうことにしたのですが、タクシーの運転手さん曰く、日曜・祝日はバスがよりいっそう少ない為、次のバスでは積み残しが出るということ、さらに積み残された後のバスは、1時間後まで無いという話。どうも、このあたりは信じられませんでした。
せめて、フェリー到着に合わせて臨時バスの運行を検討してくれてもいいのでは無いかと思うのですが、どうなんでしょう?諸般の事情で無料送迎バスが2001年3月に廃止された旨の掲示が宮崎港で掲示されていましたが、代替手段の確保が全くできていない様に感じてなりません。出航時に徒歩で乗船している客数はわかるわけですから、それを利用して、大阪市交通局とうまく連携を取れないものかと考えてしまいます。あれは、いくらなんでも、ひどいなぁと思いながら、大阪駅に向かいました。
ということで、宮崎編はこれにて終了。読破ご苦労さまでした。でも、私はこの後、湯村温泉に向かうことにしたので、まだ続きます。
<近畿編湯村温泉へ続きます>
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