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道央ぐるっと晩冬の道東編(2003/4/19〜20)

 

 東北東へつづく道をのんびりと見学を兼ねながら歩いていると、中央通りという名前の道であることがわかりました。500mほど進むと、大きな車道に突き当たり、右斜め方向にセイコマートを発見。左手に佐幌川という川があることも分かりました。川があると写真を取りたくなるのですが、残念ながらもう暗くて、気軽に取れる状況ではありません。幸い、手すりが平たかったので、そこにカメラを固定して撮影することにしたのですが、残念ながらフォーカスがいったいどこにあっているのかわからない状態になってしまいました。中途半端に暗いというのは、なかなか難しいと思います。

 この佐幌川の北側の土手は遊歩道として整備されており、木が整然と植わっています。どうやら、これらの木は桜の様なんですが、この寒さ故につぼみが膨らむとかいうレベルの話しでは無い事が和よく分かります。まだまだ、冬といった感じがします。ところで、新得の駅前をぐるりと歩いていて気づいたのですが、どうやら新得付近では今日も雪が降った様です。というのも、歩道に雪が残り、駐車している車のフロントガラスなどにも雪が積もっています。橋は雪解け状態で歩きにくく、ベンチも雪で座れない状況でした。本当に冬に戻ってしまったといった気になります。

 ぐるっと一周して新得の駅に戻ってきたわけですが、まだ40分弱の時間があります。せっかくなので、ここいらで食事でもしようかと思い、駅前にある「海老金食堂」に入りました。お客さんは皆無で、私だけなんですが、快く出迎えてくださいました。
 こちらの名物は、「やまべ丼」という丼で、川魚を甘辛いタレでいただく丼です。ヤマベという魚なのかどうかはわからないのですが、白身の魚であったことは間違いありません。ということで、そのやまべ丼と、新得名物とどこかに書いてあったことから、そばを注文しました。そばは味がよく分かるざるそばにしてみました。

 列車待ちの場合は、事前に申し出てくださいとありましたので、その旨を伝えると何かと気を使ってくださいます。
 お味の方はというと、これが絶品!薄味になれいる私にとっては、やまべ丼はちょっと味が濃い気がしましたが、これは本当においしかったです。リピーターになる可能性は、大です。というか、人にお勧めできます。そして、蕎麦なんですが、最近は出雲そばばかり食べている私にとって、他のそばは久しぶりで新鮮だったんですが、これまたおいしいんです。出雲そばとは全く違う感じで、腰が強く食感は抜群。出汁の味も良かったです。そばのこの食感は、なかなかすごいと思いました。丼もおいしく、そばもおいしい。言う事無しです。ついでに言えば、そばを出してくださった薬味と出汁の器は竹で作られており、意外に凝った作りになっています。蕎麦湯も用意してくれているところが、なんともうれしく、出汁も一緒にいただきました。

 ところで・・・ふと気づいたんですけど、蕎麦湯って出汁と一緒に入れて食べるもんですよね。出雲空港のそば屋さんで、蕎麦湯がコップに入って出てきたんですけど、これっていったいどうするの?って不思議に思っていたんです。出雲そばの場合、ざるそばでは無く、割り子そばが中心で、出汁を器に直接いれる形を取っているので、後で出汁に蕎麦湯を入れることが出来ないんですね。で、出汁を全部使い切ったことがあって、いったいこれはどうやって飲むんだろう?って不思議に思いながら、出汁を入れていない蕎麦湯をすすったことがあるんです(^^ゞ良く考えれば、出汁を少し残しておいて、蕎麦湯に入れればおいしくいただけたわけで、なんでこんな事に気づかなかったんだろうと恥ずかしく思ってしまいます(o^_^o)
 北海道に来て、そばを食べた時に思い出したってのも、なんだか不思議な感じですけどね。

 この海老金食堂は、人にお勧めできる食堂だと思います。ものすごーく、気に入ってしまいました。帰りにもよろうかと思ったぐらいです。駅に一番近い食堂は、思っているよりも全然、おいしい本格的な食堂でした。いや、満足満足。

 さて、19時18分のスーパーおおぞらで帯広へ向かいます。1区間30分弱の距離です。外は真っ暗で車窓を楽しむことはできません。ただ、パソコンに向かって、今日一日の印象深かったことを思い出しながら書き込むだけです。
 19時45分の定時に帯広駅に到着。向かい側に新得から先に発車した普通列車が待っていました。48分の短縮効果は抜群だったと言えると思います。特に、海老金食堂に入れたわけですからね。

 改札を出ると、あれ〜こんな感じだったかなぁと思ってしまいます。ましてや、駅から出ると、うん?なんでこんなに広いの・・・?ワシントンホテルがなんで駅から見えるの・・・?と以前にやってきた時の記憶と随分差があるのに気づきました。
 確か、前にやってきた時は、ホテルノースランドが開業した時で、駅前広場はまだ工事の真っ最中。駅前バスターミナルがなんだか複雑怪奇だったのを記憶しています。駅の反対側にあった長崎屋だったか、大きなスーパーで髭剃りを購入したのを思い出しました。なんだか、しょうもない記憶・・・(^^ゞ

 光りの渦といった感じで、だだっぴろい駅前広場が存在します。恐らく、地上駅だった頃の帯広駅をそのまま駅前広場にしたことから、こんなことになったんだろうと思うんですが、ちょっと大きすぎです。北海道スケールなのか・・・?って思ったりします。これだけ大きい駅前広場って、もしかしたら、仙台駅駅前を抜くかもしれません。まぁ、あちらは歩道橋が面積がかなり広いので、こちらと比べるのは、かなり無理がありますが・・・。大体、車道に出るまで100mの距離って・・・。何かもうちょっと有効活用すればいいのに・・・と思ってしまいます。

 

 ホテルでチェックインを済ませ、ぶらぶらと夜の帯広市街を見て回ります。どちらかというと、散歩と飲み物、デジカメ用乾電池(RevioC2用の単4乾電池)の購入が目的です。綺麗な碁盤の目の帯広を歩いていると、以前にやってきた時のことを思い出します。このまま真っ直ぐ行くと、大きい公園があったとか、商店街があったといったことなんですが、そんな中見つけたのが、六花亭の店舗。どうやら本店らしいのですが、かなり大きな店舗に驚きでした。ちょうどJR北海道の車内誌でそのことを触れていたので、ちょっと気になっていたのですが、かなり近いところにあったんだと驚きました。
 もう8時を回っていたので、閉店作業中でしたので、立ち寄ることができませんでしたが、場所が判っただけでも儲け物です。次にアーケードを通って東に向かったのですが、このアーケード、歩道が大きく、机とベンチが置いてあるという公園風。ただし、真ん中は車道で、車も走りますから、旭川の公園通りとはちょっと趣が違います。ベンチの置いてある商店街って最近増えましたが、机まであるのは、記憶がありません。でも、寒いので、腰掛けるつもりは全くありません。日中、暖かい時だったら腰掛ける人がいるのかなぁなんて思っていたら、意外にもこの時間に腰掛けて、話し合っている若者が、何人もいるではありませんか・・・。なんとまぁ、元気なことで・・・と思うのは、年取ったってことなんでしょうか(^^ゞ

 ここらでホテルに戻ろうということで、国道に沿って南下します。ところどころ、街路樹に電飾が付けられているところがあります。すっかり忘れていましたが、コンビニに立ち寄らないと、買い物が出来ません。ところが、上手い具合にコンビニを外しているのか、コンビニに出会えません。本当にホテルに近いところで、ローソンがあったので、そちらで飲み物を購入し、ホテルの前に差しかかったところで、電池を購入するのを忘れていたことに気づきました。おなじ店に戻るのもなんなので、ホテルより南側に位置するところにあるローソンに向かうことにしました。

 マンションの1階にあるローソンなんですけど、マンションを見ていて気づいたんですけど、北海道のマンションって、廊下が吹きさらしじゃ無いんですよね?廊下に窓がある構造なんだということに気づきました。非常階段だけは、吹きさらしになっていますが、廊下そのものは、全て屋内にある様です。これは、もしかすると寒さ対策か何かなのかもしれませんが、本州では見かけない風景だと思います。北海道特有のマンションの作りだなぁと思って、マンションをながめておりました(これじゃ、不審者・・・)。
 マンションで、廊下が吹きさらしだった場合に考えられる影響・・・扉が凍てついて開かない、廊下が凍っていて危ない、二重構造にしないと寒さを凌げないってことなのかなぁ。寒い北海道を知らない、大阪人が言う事ですから、本気にしないでください(^^ゞ でも、本当のところはどういう理由なんでしょ?

 そんなこんなで、1時間ばかりの散歩を終えて、ホテルに到着。今回は晩御飯も食べたし、のんびりと帯広の夜を過ごせました。そう言えば、帯広の町って町の大きさの割りに、大変ホテルが多いい様に感じました。駅前にそれらが集中している感じなんですが、ざっと見渡しても、10件はある様です。それ故にサービス合戦が繰り広げられているらしく、今回宿泊したワシントンホテルで、1泊1朝食付きで6000円。さらに、夕刊と朝刊サービスがあったのも驚きでした。
 私は、結構地元の新聞を読むのが好きなので、北海道新聞の帯広支社版が読めたのは、なかなか良かったです。持って返っても良かったのかな?

 

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