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道央ぐるっと晩冬の道東編(2003/4/19〜20)

 

 なんだか、タイトルだけ聞いてみると、すごくいい感じの旅行なんですが、実際は・・・駆け足です。かなり駆け足です(^^ゞ あまりに駆け足名の手、旅行記に書く事がほとんどなかったりするんですが・・・。
 でも、何枚か写真も撮ってきたので、こうやってアップロードしてみることとします。それにしても、この時期の北海道って驚きの連続です。

 4月19日に北海道に旅行しようと思ったのは簡単な理由です。「バーゲンフェア」があったからというのが、その理由で、当初の目的地は女満別。4月より開設されたJASの大阪−女満別に乗ってみたいと思ったわけです。帰りは、釧路−大阪に乗れれば、夕方の便になるので、時間的にも余裕ができるし、何より一方通行であるということに魅力を感じていました。
 ところが、JALとJASが合併したことから、予約サイトが一本化されてしまい、優先的に予約がとれるのはJALの便のみ。回線がパンクを始めると、JAS便の予約が出来なくなってしまう状態に陥ってしまいました。結局、復旧したのは30分後で、設定数も少ない為か、売り切れとなっていました。

 残念な結果に終わってしまったわけですが、他に取れそうなところは無いかと、釧路、旭川、帯広とあたったのですが、いずれも駄目。結果、新千歳も帰りは取れたものの、行きが無理といった感じでした。ところが、スーパーシートの方が残っている事に気づき、とりあえず確保しました。朝一番の便と二番の便、両方とも残っていたのですが、ゆっくり行こうと思い、9時10分の便を選択した次第です。

 さて、当日9時10分の飛行機で新千歳空港に向かったわけですが・・・良く考えれば、朝一番の便にしておけば、軽食が付いているわけでして、さらに飛行機も747と大型機。うーむ、失敗したと気づいた時は後の祭りといった感じです。
 スーパーシートは2回目なんですが、以前はJAS便で札幌からの帰りに搭乗させていただきました。そういや、あの時も目的地は帯広。帯広とスーパーシートって何か関係があるのかいなと思ったりもするわけなんですが、別になんてことない、ただの偶然です(^^ゞ

 でも、はっきりとした違いはありました。JASの方がスーパーシートのサービスがいいということなんです。いや、もしかしたら、価格競争とコスト削減の関係で変わったのかもしれません。以前に搭乗したJAS便も茶菓子だったのですが、あちらの場合、結構な和菓子セットが用意されていました。3種類程の水菓子や生菓子で、さすがにスーパーシートとなると違うなぁって思った次第です。飲み物のサービスにしても、陶器のコップで用意されていましたし、和菓子意外にも各種お菓子が用意されていたりしたんです。
 今回は、サンドウィッチか煎餅のどちらか。サンドウィッチも3切れ程度のものですから、大したものではありません。飲み物は、紙コップでしたのでやはり劣るなぁと思わずにはいられません。

 まぁ、それでも座席は大きいですし、スリッパも要望すれば用意してくださいます。なんといっても、スーパーシート付近に客室乗務員が大勢配置されていますので、何かお願いしたい時にすぐに対応してもらえるというところは、良いところでしょうか。
 機材はB767のナローボディタイプ。普通座席は2−3−2の座席配置ですから、A300と変わらない大きさです。航路の途中、少し揺れる事があったのですが、言うほどの揺れではありませんから、ゆったりとパソコン触ることができます。片道1時間のフライトですから、電池は十分に余裕があります。しばらくは、新千歳に着いたらどこに行こうなんてことを、地図を見ながら考えておりました。

 宿泊施設は帯広にしていたので、順当に行けば、石勝線を使って特急で向かうのがベストになります。しかし、北割きっぷなるものをバーゲンフェア利用者に販売しているので、それを購入することにすると、なんだか順当に行くのは勿体ないって思う様になったわけです。12時4分の快速で南千歳に行き、南千歳からスーパーおおぞらにのるべきか、12時19分の快速エアポート+特急ホワイトアローで旭川に向かい、そこから富良野を経由して帯広に向かうかを健闘したわけです。つまり、乗り放題の乗車券なわけですから、単純に直線で向かうのは、なんだかなぁ・・・と思ったわけです。

 選んだのは、言うまでも無く、題名になっている通り、道央をぐるりとする為、旭川・富良野経由です。11時20分頃から20分ばかり時刻表と相談した結果です。新千歳空港は雨でしたから、雨がやむまで電車の中で過ごして、車窓を楽しもうといった魂胆です。

 ところで、新千歳空港に到着した時に、アナウンスがあったのですが、「新千歳空港のただいまの気温は、摂氏5度。昨日の大阪の気温と比べまして20度の寒暖の差がございます。」とのこと。こりゃ、また驚きというか、上着だけで、インナーも持ってきておいて良かったと思った次第です。
 といっても、新千歳空港駅は地下ですら、しばらくの間は外に出る機会ってほとんど無いんですけどね。

 飛行機到着から約1時間半後にようやく新千歳空港を出発。特急スーパーホワイトアロー13号になる快速エアポートに乗車。札幌からはスイッチバックで旭川へ直通になります。快速エアポートの乗車率はかなり高く、途中駅からは立ち客が大勢出るといった形です。生活列車としての性格と、空港アクセス列車としての性格をあわせ持つ列車ですが、生活者に大してはあまりやさしく無い様に思います。この時間でこの乗車率ですから、時間によっては10分に一本に増発しても大丈夫な気がするんですが・・・。もしくは、編成をもう少し長くするというのでもいいかもしれませんが、やはり頻発の方が生活列車としての性格は強くなって、より一層いい様に思います。

 札幌から先は特急に変わるわけですが、そのまま乗車される方はほとんどいない状態で、座席も9割程度埋まる程度になります。指定席車両であるUシートについては、かなりガラガラといった状態です。座席の幅も大きく、かなり良い列車なんですが、500円のアップ料金を支払う人は少ないのでしょうか?今回の乗車券が別払いでも利用できれば、利用したかったんですけどね。

 途中、眠ったりなんぞしていると旭川に到着。14時20分です。旭川到着前のトンネルを出たところでは、白い冬景色で驚いてしまいました。ホームに出ると、やはり寒い・・・。思わず手袋をしてしまいました。ホームで写真を撮っていると、富良野線の列車が出発してしまいまして、1時間待ちになってしまいました。といっても、旭川で待つか、美瑛で待つかの違いだけでして、結果的に美瑛から先の列車は同じものになってしまいますから、大して気にしません。
 旭川駅で下車して付近を散策。数年前の夏に一度やってきていらいの旭川駅ですが、どうやら高架工事を行う様で、それに関しての看板が掲げられていました。まだ、工事は行われていない様ですが、高架工事にしてしまうということで、この広大な駅がまた効率的なこじんまりとした駅になるかと思うと少しばかりショックです。最近はどんどんと駅がこじんまりとなってしまい、ターミナルという風情が無い様に感じてしまいます。

 旭川駅前のワシントンホテルの温度計を見ると、2度と表示ささていました。本当に20度以上の寒暖の差があると驚きです。旭川駅を出て、右側に歩いていくと、赤煉瓦の倉庫群がありました。このあたりは、歴史的景観を保存する目的がある様で、街路灯も「ガス灯」が設置されたそうです。ガス灯の明かりを見た事が無いので、すごく興味があったのですが、なんといっても1時間程度の滞在。15時25分の列車に乗らないことには、もしかすると帯広に到着することすら怪しくなってしまいます。
 その倉庫群はビアホールとミュージアム、ギャラリー、多目的ホールになっており、広く市民に開放されている様です。その中から入場無料のギャラリーとミュージアムに入る事にしました。

 

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