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蛍・あじさい・三瓶山梅雨の島根中央編(2003/6/14〜15)

 

 またもや、島根県へ行ってきましたので、今回は普段と違って、写真を中心にした旅行記にしてみることにします。なんだか、どんどんと文章が長くなってきている感じなので、写真中心だったら、もう少し簡潔にまとまるかなぁ?と思っての対策です(^^ゞ

 梅雨時ということで、うっとうしい天気ですが、朝7時35分の出雲行の飛行機は定刻に伊丹空港を出発しました。最近は、SAAB340かQ400しか乗っていないので、Q400に搭乗すると大きな飛行機だなぁなんて思う様になりました。
 出雲空港に到着すると普段と違う1番スポット側のオープンスポットに到着。いつもと違い、沢山の飛行機が駐機していました。特に驚いたのが、『JAL』の飛行機。あれれ?出雲空港ってJAS/JAC/J−AIRしか就航していなかったはずなんですけど・・・と驚きでした。機体は777の様で、一瞬東京便?とも思ったのですが、東京便はJASのA300ですし、機内のどこからか、札幌便だろう?と囁く声もあったのですが、札幌便はMD81ですから、全く違います。荷物を積み込んでいるのか、取り出しているのか作業しているのが分かりましたので、どうやら回送でやってきた様では無い様です。後、考えられるとしたら韓国へのチャーター便ぐらいかなぁと思うのですが、今のところは分かっていません。にしても、珍しいものを見たと思いました。
 ところで、1番スポット側のオープンスポットから入ると、一端2階に上がり、搭乗待合室の前を通ってから1階の手荷物受け渡し場へ向かう事になります。なんとも、歩かされるなぁと思ったのは、言うまでもありません。

 

 空港からは、空港バスに乗車して、松江しんじ湖温泉駅へ向かいます。松江駅で下車すべきか、松江温泉駅で下車すべきかは悩んだのですが、今回の第一の目的地が「島根県立博物館」でしたので、より近い松江しんじ湖温泉駅で下車することにしました。ちなみに、松江駅下車は1000円、松江しんじ湖温泉駅では1100円と、100円の誤差があります。
 よくよく考えれば、松江駅で下車して、松江ウォーカーという100円バスに乗車して向かった方が、より近いバス停で下車できたわけでして、お値段据え置きでしたから、そちらの方がお得でした。まぁ、市内を歩くのもまた一興ということで、諦めましたけど・・・。
 バスは十数名の乗車で出発、終点の松江しんじ湖温泉駅で下車したのは、私一人だけでした。
 松江しんじ湖温泉駅は、来る度に何かが変わるんですが、今回は新たに「お湯かけ地蔵 足湯」がオープンしていました。松江しんじ湖温泉というと、お湯掛け地蔵が有名なんですが、まさかそれを駅前に作ってしまうとは、なんとも大胆な・・・と思ってしまいました。それにしても、最近は、あちこちで足湯を見かけますが、あれって効能とかがあるものなんでしょうか?ちょっと靴下ぬいで、落ち着くんだったら、やっぱり温泉に浸かる方が・・・と思うので、いつも利用しないのですが、あまりにあちらこちらで足湯がオープンしていくので、ちょっと気になります。そうそう、足湯は基本的に無料ですが、足湯用のタオルが、松江しんじ湖温泉駅で100円で販売されていました。

 

 雲はより一層どんよりとしはじめ、ちょっと危険かなぁと思いつつ、松江城を目指します。松江城の入口に近いところに博物館がある為なんですが:ちょうど博物館が見えはじめたところで、とうとう雨が降り始めました。それも、結構大粒の雨で、傘を持っていない私は、コンビニが無いものかと思ったのですが、見つからず、とりあえず200mばかり走って、博物館に駆け込みました。
 県立博物館は3階建ての大きな建物だったのですが、1階のエントランスはどちらかというと、こじんまりとしており、ちょっと期待外れな感じです。奥に、コインロッカーがあったので、そこに荷物を預けて、2階に上がりました。2階に、入館券の券売機が置いてあり、小さな入口を入ると、階段があり登った3階が、受付でした。なんとも、不思議な構造・・・だなぁと思いつつ、受付のお姉さんに入館券を渡して、見学を始めました。3階1フロアのみの展示スペースなのですが、意外に広い感じがします。受付では、パンフレットと絵はがきを希望の方に配っていました。

 展示内容は、古代〜江戸時代の島根県に関するもので、特に遺跡に関する資料が充実している感じです。特に気になったのが、古代の葬送の儀式の復元模型です。1/2サイズで復元されているのですが、これがなんとも臨場感があって、気に入りました。他に、出雲大社の復元模型が、4世代に渡って展示されていたのは、変遷が分かりやすく理解がしやすく感じました。模型やミニチュアって、目で見て実感できるので、結構好きなんですよね。じっくりと見せていただきました。
 結局、2時間ばかりかかって、博物館の展示スペースを見終え、今度は2階にある情報コーナーで、島根県に関する書籍や映像を見ることにしました。こちらは、無人スペースで、持ち出さなければ、自由に見る事ができる様になっており、自分が興味のある資料を閲覧することができます。概して、私としては、かなり楽しめる博物館だったのですが、古代が充実している反面、近代についての資料が少なかったのが、残念な感じです。どちらかというと、明治以後の島根県についての資料が充実していれば、より良かったのに・・・と思います。にしても、古代に関する資料は、本当に充実していて、1階のエントランスに、刀剣や銅鐸の復元されたものが展示されており、その輝きに驚きました。これを見ることが出来ただけでも、価値があったと思いました。

 

 さて、島根県立博物館を出て、少し歩きはじめると、またもや雨が降り始めましたので、急遽県立博物館の向かいにある、タウンプラザしまねに立ち寄る事にしました。なんでも、島根県の市町村に関する情報が全て集まったという情報プラザだそうで、パンフレット集めには最適な施設です。ちょうど、いいやということで、蛍に関する情報を仕入れることにし、ついでに展示内容についても、見学させていただきました。
 パソコンが何台か置いてあり、島根ふるさとクイズなるものがありました。対象年齢は小学校高学年から中学生くらいの設定かもしれません。試してみると、なんとか80点。三択なので、当てずっぽうも勿論入っています(^^ゞ 後は、ツールド島根という大がかりな機械が目につきます。自転車とディスプレイがセットになったものが置いてあり、サイクリングをしながら、島根県を観光しましょうといったものだったのですが、ペダルを漕ぐのと、映像は特にリンクはしておらず、またがってみているというのが、なんとも滑稽だったことでしょう(^^ゞ 天井には、八岐大蛇の紙細工が一面に広がっており、これもなかなか見応えがあります。また、各市町村ごとの特産品なども展示されていました。

 2階にあがると、パンフレットの量もさることながら、島根県に関する映像作品も何点かありました。特に、大社をイメージした大型ディスプレイで見る事ができる、美保神社の祭事映像については、2週間前に美保神社に訪れた私にとっては、なんともタイムリーな話題で楽しめました。また、民話コーナーもあり、これまた民話館に訪れた後ですので、前回の島根旅行のおさらいをしている感じでした。ちなみに、民話館で聞いた昔話と同じものがあったのですが、民話館で聞いたものとは、細かい設定が違う様で、これもまた前回に訪れた故に楽しめることでした。

 

 1時間程度見学したのち、今度は松江の観光拠点とも言われる「カラコロ工房」に向かいました。日本銀行松江支店の建物をそのまま使った施設で、主に体験工房が中心になっていると聞いていましたが、実際にはちょっとしたお店が何点か集まったところといった感じです。主な施設は、フランス料理店、パン屋、うどん屋、ジェラート屋、お土産屋といったところで、何か体験しないことには、特に楽しめる施設では無い様です。フランス料理店は、結婚式披露宴が行われており、観光客の方も、あらゆるところから、新郎新婦さんを見ておられた様です。祝い事って、見ず知らずの方でも、やっぱりいいもんなんですよね。なんとなく、こちらも幸せな気分になってきます。
 地下は、日本銀行松江支店時代の「金庫」をそのまま保存しており、場合によっては、ギャラリーとして貸し出している様です。その金庫の扉の分厚さに驚き、また鉄格子の向こうに、1億円の大きさと重さと同じ白い紙と、本物の1万円札をシュレッダーにかけたものか展示されていました。お金は、破れても確認できれば、本物と交換してもらえるそうですが、この場合は、故意にやっているわけで、果たして、大丈夫なのか?とちょっと気になりました。にしても、もう一方の「大きさと重さが1億円と同じ」と言われても、触れるわけでもなく、一体なんだこりゃ?といった感想を持ちました。

 少し遅くなりましたが、カラコロ工房にあるうどん屋さん、「蔵や」さんで昼食を取る事にしました。そばでは無いのが、残念だったのですが、こちらのうどん屋さんは手打ちだったそうで、出てきたうどんを食べて、びっくりでした。かなり味がいいんですよね。天丼セットにしたのですが、750円で、このしっかりとしたうどんと、天丼はお得度が高いと感じました。おいしかったです。
 昼食を終え、デザートにということで、向かい側にあるジェラート屋さんに入りました。こちらのジェラートはどうやら抹茶が有名な様でしたので、「抹茶」と「焦がし麦」にダブルを注文しました。ところが、残念なことに抹茶が売り切れとのことでしたので、焦がし麦とクリーミーミルクといったものにしました。お値段は400円。ちょっと高いですが、味はなかなか良い感じです。麦の味もなかなかのものなんですが、意外と気に入ったのが、クリーミーミルク。こちらは、好みの味でした。今度は、是非抹茶を食べたいと思いつつ、カラコロ工房を後にしました。

 

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