ホームページへ戻る

中国編に戻る

 

その2へ進む

台風4号!東島根旅行編1(2003/5/31〜1)

 

B747 JAL & JALSカラー機体 3月以来約2ヶ月出雲へ訪れていないなぁということで、3週間程前に予定を決め、出雲旅行に行く事にしました。4〜5月が、北海道が続いたので、6〜7月が出雲が続くといったプランだったんですが、これが、台風4号が日本に上陸したという日でした。なんでも、5月に台風が日本本土に上陸したのが、1965年以来戦後2回目とのことで、珍事とも言えます。なんで、またこんな日があたるかなぁと前日から、飛行機が飛ぶかなぁと気がかりになりつつ、当日の朝を迎えました。

 こういう時に限って、一番早い飛行機で、午前7時35分出発。6時起きで伊丹空港に向かうわけですが、欠航になっている可能性もありましたので、とりあえず、JASのホームページで運航状況を確認。午前5時55分現在では、出発予定には変更が無いとのことだったのですが、一応、ニュースも見て、運航状況を確認します。台風の進路を見ると、どう考えても「出雲地方直撃」といった感じで、これは、どうだろうか?とじーっと、松江市内が報道されるのを待ちます。しかし、午前5時に宇和島に上陸したばかりということもあり、宇和島とこれからの進路と予想される松山・広島の中継ばかりだったりします。
 しかし、大阪の映像を見ても、特に飛行機の欠航の話は無く、これだったら、大丈夫だろうと眠い目をこすりながら、空港へ向かいました。

 空港には、便出発の25分前7時10分頃に到着。JASの出発案内を見ると、短く「欠航」という赤文字が・・・。あ、やっぱりと思ったのは言うまでもありません。でも、便か遅くなっても、向かう事ができるならいいということで、変更の手続きをとってもらい、とりあえず10時15分の飛行機を利用することにしました。でも、台風の進路によっては、果たしてこれで問題が無いのかは全くわかりません。いや、どちらかというと駄目かも知れません。
 しかし、欠航の案内は、出雲便ぐらいしか無く、天候調査の上、条件付き出発ばかりです。なんとか、次の便の出発は予定通り行われないかと願いながら、24番ゲートで飛行機を待ちます。ちなみに、8時20分に熊本便、8時30分に青森便がそれぞれ24番、24番Aゲートから出発ということで、8時前ぐらいから、待合室は混み合います。周囲に出雲便を待つ方は誰もいない状態で、8時30分頃にもう一人、中年の女性の方がいらっしゃったぐらいです。さて、これから、約2時間何を過ごしてすごそう・・・って感じですよね。

 

なぜだか晴れてる大阪空港 それにしても、10時15分出発って、どんどん天候が悪くなる一方の様な気がするんですけどねぇ。特に、大阪で強風にはならんものなのかちょっと疑問だったのですが、なんとか大阪空港周辺は、晴れ間も見える天気で、ちょっと風がつよいかなぁ?といった状態です。9時45分頃に、条件付き出発ということが確定し、出雲空港へ向けて出発することが決まりました。

 ところで、7時20分頃から約3時間もの間、大阪空港で何をしていたかといいますと、一時間程度はパソコンを使って暇つぶし、残りは大阪空港をぐるっと一周したりしてみました。これが、かなり大きいことに気づきます。また、ほとんど全日空に乗らないので、大阪空港の全日空領域は、初めて、日本航空システム領域とは、微妙に違うことに驚きます。ちなみに、一周するのに約40分。かなりゆっくりと歩いていましたし、歩幅も小さかったと思いますが、それでも40分。4000歩の歩数がありましたから、少なく見積もっても一周すると2キロほどの距離がありそうです。後半は、ちょっと汗ばんでいました(^^ゞ
 でも、大阪空港をこうやって、ぐるっと回っているとその大きさもさることながら、色々と知らない事が発見出来ました。というのも、大阪空港って「25番ゲート」まであるのですが、5〜25番ゲートしか無いんですよね。1〜4は、どうやら欠番しているみたいです。国際線時代にはあったのかもしれないのですが、どうしてこうなったのかは、分かりません。また、全日空の方では、飛行機に関する説明板があったりして、ちょっとばかり楽しめます。

 で、24番ゲートに戻ると、突然、パタパタが動きだし、隠岐便に変更。どうやら出発ゲートが23番に変更になった様です。ありゃ?と思って、23番に向かうと、23番ゲートに出雲の文字が入っていました。結局、ここか・・・と思っていたら、また再度パタパタが動きだし、出雲の文字が消え、「松本」に変更。カウンターの前には、松本便の欠航を告げる案内があり、何だか、混乱しているかの様に思えます。
 で、出雲の文字が無いまま、一体どうなっているの?と思ったら、隣の23番Aゲートの方に変更になりました。Aゲートというと、バスで移動ですから、あの奥に止まっているQ400がそれになるんでしょう。でも、良く考えれば、鹿児島から伊丹へのJAC便も欠航になっていたわけですから、Q400が大阪には一機しかきていないということになります。こうなると、機材繰りなども大変ですから、そういう側面から考えて、松本便が欠航になったのでは無いかと思うのですが、さてどうなんでしょう?

出雲便結構案内 条件出発とはいえ、とりあえず飛行機に搭乗すると、半分ぐらい島根に到着できるといった気分になります。しかし、2月の時の様に飛び立つ前に引き返すといったことも考えられますから、その様なことにならない様に、ハラハラ気分で離陸を待ちます。また、こういう時に限って、滑走路の端で、普段より離陸前の待ち時間が長かったりするんです。10時15分出発ですから、それほど混んでないと思うんですけどね。

 離陸直後、雲の中を抜ける時に軽い揺れを感じましたが、すぐにベルト着用のサインが消え、しばし快適な飛行が続きます。台風はちょうど、出雲空港と伊丹空港の間を北上しているはずですから、この飛行機に影響が無いわけ無いと思うのですが、うまい具合にすり抜けているといった感じです。後で知ったのですが、この時間は、もう台風から温帯低気圧に変わっていたそうです。
 氷ノ山を超え、鳥取県上空では、雲に切れ間があり、島根でも大丈夫かと期待します。機内の案内によると、気温は18度、天候は小雨とのこと。この調子だと、さほど台風の影響はうけていないのかと思ったりしましたが、その直後に軽い揺れを感じたかと思うと、ベルト着用のサインが点灯しました。
 その後から、急激な揺れが続き、縦横無尽の揺れを感じます。エアスポットはありませんが、それでも、数十センチの急激な揺れは断続的に続きます。案内によると、出雲空港への着陸態勢に入ったとのこと。条件便だったわりには、意外にすんなりといったなぁと思ったのですが、この揺れからすると、機長が英断したのでは無いだろうか?と思ったりもします。高度はどんどんと下がっていくのですが、本当に着陸するのかは半信半疑。中海らしきものが、雲の切れ間から見えた頃、ウィーンという音とともに脚が出てきました。これで、確実に着陸することになったと安心。しかし、揺れは、あまり安心させてくれません。宍道湖上空でも、かなり低い位置まで雲があり、湖面が見えた頃、右旋回するではありませんか。え?と思ったのですが、どうやらいつもとは違う西側からの進入になった様です。風の影響をこちらの方がうけにくいのかもしれませんね。

 タイヤが見える位置の座席でしたので、無事に着陸してくれと見守ります。それと同時に、出雲平野の田園風景が見え、どういうわけか「なんだか、懐かしい気分」になりました。いや、本当になんで?って思うのですが、出雲平野の田園風景がやっぱり好きなんでしょうね。特に、北海道と島根県に旅行に行く事が多いのですが、やはり北海道では「旅行」の気分で訪れているのですが、島根県は普段と変わらぬ気分で出かけている感じです。なんとなく、この田園風景にしても、何にしても、私には島根県の空気が合っているんだろうと再認識した次第です。
 出雲空港にタイヤが着いた時、左側のタイヤが先につき、右側のタイヤが後から滑走路に着いた様です。つまり、ちょっと斜めに着陸したということになります。これを考えると、なんだか恐ろしくなってしまいました。だって、斜めに着陸するってことは、もし右手から突風が吹いたら、コロンと行ってしまうのでは無いか?ってことなんです。まぁ、こんなことを考え出したら、キリが無いので止めておきましょう。何にしろ、無事に出雲空港に到着しました。

大森の湯1 ここからは、レンタカーを借りて、移動となります。当初は、大根島と島根半島を回るつもりだったのですが、台風の影響による雨ということもあって、主に屋根のあるところを巡ることにしました。まず最初は、「来待温泉」。屋根の無い露天風呂までありますけど、島根県にやってきたら、とりあえず温泉は入っておかないとって感じです。特に、最近は、空港からレンタカーで移動する場合の最初の目的地が、日帰り温泉になっていることが多いです。
 来待温泉大森の湯は、4度目の正直といった感じで、ようやく入浴できました。実は、色々なパターンで、大森の湯の前まで行くものの、入浴できずに帰らざるを得ないということでが続いていたのです。いつも、混雑しているというイメージだったのですが、時間がいいのか、それとも台風の影響からか、駐車場にも空きがあります。それでも、半分程度は埋まっている様子でしたので、台風の日でもお客さんが多いんだなぁと感心しておりました。

 雨は、結構本降りで、車を下車して傘をさす間でも、結構濡れたりします。時間は、ちょうど12時頃でしたので、食事が先かお風呂が先かとちょっとばかり悩んだのですが、ここはやっぱりお風呂でサッパリしてからの方がいいだろうということで、お風呂に向かいました。中に入ると、入浴券を購入します。値段は、300円。てっきり、500円ぐらいするものばかりと思っていたので、300円という値段に驚いてしまいました。特に今週は、家のお風呂の工事の関係で、ずーっと銭湯通いでしたので、銭湯よりも安い300円という値段には、やはり驚きです。それに、こちらは、シャンプーや石鹸などが最初から用意されていますからね。

大森の湯2 中に入ると、大きな檜のお風呂が内風呂で、露天風呂は岩風呂になっています。木をふんだんに使ったお風呂で、雰囲気は上々です。内風呂に休憩用の椅子変りとなる丸太が置いてあるのが、妙に目を引きました。お風呂のあちこちに、注意書きが書かれてあるのが、ちょっとうるさい感じですが、外を見たり、天井の梁を眺めていると、心底のんびりと出来る感じです。時間的にお客さんの少ない時間だった用で、私が入りはじめた時は、私ともう一人の中年の方だけ、その後、徐々に子供連れの方が増えたり、年配の方がやってこられたりして、段々とお客さんが増えてきた感じがします。外は、雨ということもあってか、あまり露天風呂の方は人気が無い様子です。でも、半分は屋根がついているので、それほど気になりません。不思議なのは、浅瀬の部分があるのですが、ちょうど枕みたいな感じで石が置いてあるのですが、寝湯ほどの深さがありません。私の太い(^^ゞ体では、お湯に浸かることが出来ない状態です。果たして、ここがお風呂の一環なのか、それともただ湯溜まりだったのかは、わかりません。謎めいたままです。
 サウナは、中温サウナで、トロンサウナと名付けられていました。自然のトロンと遠赤外線の効果がどうのって書いていたのですが、よく分かりません。サウナ無いの温度は50度程度ですので、高温サウナよりは、全然入りやすい感じです。
 ちなみに、こちらの温泉は源泉が31度ですので、源泉を沸かす方法をとっている様です。お湯は結構じゃんじゃんと出しており、露天風呂・内風呂ともに、外に流れ出ているので、一見したら循環では無いのかな?と思うのですが、何点か不審な点があったので、循環湯の可能性も捨てきれない感じです。本当のところはどうなんでしょう?

 こちらの大森の湯は、湯上がり休憩所が充実しているのが特徴の様です。和室の他に、机と椅子が用意された食堂の様なところが開放されていました。ちなみに、食堂は別棟になっていますので、こちらは本当にお風呂利用の方の為の施設の様です。血圧測定器があったので、ちょっと血圧を図ってみる事にしました。お風呂から上がったばかりなので、ちょっと高い値が出るとは思うのですが、上が116で、下が64。今のところ高血圧では無い様で、ホッとしました。

 

ホームページへ戻る

中国編に戻る

 

その2へ進む