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雨の奥出雲 その1(2003年2月22日〜23日)

 

 2月最初に日帰りで松江に行ってきたばかりというのに、3週間後にまたもや島根に行ってまいりました。
 ちなみに予定では、初日は16時頃からレンタカーを借りて、17時頃に出雲湯村温泉の国民宿舎清嵐荘に入り、2日目は吉田村でたたら製鉄の資料館なぞを見ようと思っておりました。今回は、いつもより遅い飛行機で飛び、いつもより早い飛行機で帰ることにしたので、滞在時間そのものは短縮されるのですが、棚卸し後ということもあり、のんびりとするのもいいだろう?と思いました。というか、Q400に乗りたいってのがあったんですけどね・・・(^^ゞ

 全然話は違うんですけど、私の旅行記って導入部が異常に長いですよね。今回は、それを気にして、いきなり、出雲空港に到着のところからにしてみます(^-^)

 どんよりとした雲が切れ、地上が見えると、松江城でした。前に来た時も厚い雲がかかっており、大山を見ることができませんでした。せっかく眺望の良い飛行機なんだから・・・と思うんですけど、なかなか難しいもんです。そういや、飛行機から富士山を眺めたことも、今まで無い様に思うんですけど、それって、東京に向かわないから・・・と思ったりします。

 まぁ、そんな話はどうでも良くて、高度をぐんぐんと下げて湖面が近づいてくるのがよく分かります。と、滑走路が見える頃になって急に右旋回。ゲゲ・・・一体何!?とまたもや慌ててしまいます。前回の2月3日の時は、離陸時に滑走路に入る前に180度回転。今回は、着陸時にまたもや回転か・・・!?と思ったのですが、どうやら滑走路をよけて飛び続ける感じでした。ということは、西側から着陸するのかと思ったんですが、旋回中もぐんぐんと高度が下がってくるので、本当に着陸するんだよね?と左旋回180度を行うまで不安に思ってしまいました。何度飛行機に搭乗しても、やっぱり不安になってしまうんですよね(^^ゞ

 出雲空港に着陸し、駐機場へ進みます。今回は、いつもの場所とは違って、3番ゲート近くに駐機。雨が降っているので、ちょっとした気遣いでターミナルに近いところなのかなぁなんて思ったんですが、傘は差し出されるものの、なんてことなく、逆に到着ゲートまで遠くなった感じでした。まぁ、良く考えれば、搭乗口からは近いんでしょうけど・・・。

 この日は特に予定を決めてなかったので、とりあえず、そのまま出雲市駅行の空港バスに乗車し、出雲市駅に向かいます。そういや、出雲市駅に行くのって、随分と久しぶりだなぁなんて思いながら、バスに揺られます。出雲市駅へは空港バスで25分。松江駅に行くのと変わらないのですが、運賃はこちらの方が随分とやすくて670円。今後はもっとこちらを利用しようと思ったのは言うまでもありません。というのも、直江駅近くのバス停に停車するので、電車の時間とうまく合致すれば、この方が松江市内に格安で行ける、木次線への乗車も可能といろんな利用手段が考えられます。

 出雲市駅に到着したものの、滞在時間は15分程度で、一畑電鉄に乗車して、「出雲科学館パークタウン前」駅で下車しました。以前は大和紡前という名前だったのですが、昨年の7月に出雲科学館が出来たことから改名した様です。ちなみに、大和紡は出雲市科学館の隣に健在です。もしかすると、規模を縮小したのかもしれませんけどね。
 それはともかく、出雲市科学館を今日の目的地としました。
 出雲市からたったの一駅で、小さい無人の駅で、距離にして1Kmも無い程度です。普通ならば歩くんですけど、今回は雨が降っているということもあって電車にしました。駅名になっているぐらいなんだから、近いだろうと思ったわけです。
 駅を降りると、JRを隔てた向かい側に出雲市科学館がででーんとあります。さすが駅名にするだけあって近いなぁと思ったわけなんですが、駅を出てから分かったんですけど、駅から出雲市科学館までの道がすごく遠回りになっているんですよね。それも、雨が降った時はきちんと傘を持っていないと、ずぶぬれになるぐらいの距離。許せないのは、JRの高架で、JRの高架に貼りついた形で歩道があるんですけど、歩道をあるくんだったら、高架下の方が雨に濡れなくていいんだけど・・・と思うものの、金網があって傘をさす以外に手は無いといった状態です。

 そんなことを思っていてもしょうがないので、結局、折り畳み傘をだすのが、面倒だったので、走って出雲市科学館に入りました。思っていたよりも、開かれた施設というのが、第一印象です。エントランスの2階には喫茶コーナーというか、結構しっかりとした軽食屋さんもあり、テラスなんかも整備されています。って、一番最初に目についたのが、これだったので、変なところから紹介していますね。

 エントランスから入ると、エントランスロビー。今日は何かイベントの準備をしているのか、工事中でした。左右に展示スペースがあり、左手側は主に宇宙に関する展示スペース、右側が体験型の科学スペースになっています。これ以外に、工房と実験室、託児室、ホール、資料コーナーといったものが揃っています。託児室があるのは、最近の施設だなぁと思いましたが、この展示内容だと託児室の必要性があるのかどうかは疑問です。
 体験型の科学スペースの方から見てまわったのですが、対象年齢が小学生中学年以下の様で、いずれの操作位置も随分としたの方にありました。入館料は無料ですから、館内は子供が走り回っているといった感じなんですが、人気のある器具というのは、ある様です。例えば、雲の発生機。水蒸気を発生させて、雲をため込み、ため込んだ円上のものをポンと叩くと水蒸気が2階へ抜けるといったもので、叩き方によって、きのこ雲が出来たり、円形のものになったりと色々できる様です。これは、本当に人気があったので、頃合いを見て、私も・・・と思ったんですが、すぐに子供がやってくるので、譲って上げるといった状態で、結果的に体験できませんでした(^^ゞ

 蓄光作用のある壁に自分の影を焼き付ける(本当は逆の様な気がしますが・・・)ものなどは、結構楽しかったです。子供の頃にこんな施設にきてたら、さぞ喜んで体験して回ったんだろうなぁなんて思いながら、見て回りました。私、科学館関係の施設って面白いんで、好きなんですよね。小学校高学年〜中学生の頃に通った「大阪市立電気科学館(大阪市立科学館の前身、四ツ橋にあったんです)」なんかは、本当に色々と触れるものが揃っていたので、一日楽しんだのを思い出しました。
 それに比べると、タイトになっているのは否めませんが、あちらは有料施設でしたし、趣旨も随分と違うのでしょう。
 2階にもなんだかんだと器具あり、やっぱり体験してみるというのはいいもんだなぁなんて思いながら、見て回ります。長いスロープの壁には、科学の歴史の紹介があり、宇宙開発のパネルなどが、展示されています。どれも、簡潔にまとめられた文章で、ひらがなが振ってあり、子供にも分かりやすくなっているんだなぁなんて、思って、読んでいたんですが、Z80Kの説明がありました。これをわざわざ掲示しているってすごいなぁって思って読んだのですがROMやら基本サブルーチンやら、モニタプログラムやらなんだか、結構な単語が出ていて驚いてしまいました。これ、本当に小学生向け・・・と思ったんですが、最近の小学生にとっては、こんな単語は当たり前なのかなぁ。凄い世の中です。

 

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