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桜・神社・JALS初めての松山編(2003/4/5〜6)

 

 本館を出て、商店街を歩きます。アーケードを見上げると、天井に「お褒めいただき公営です。道後温泉本館」とあります。なんというか、微妙な文だなぁなんて思いました。私は、現地では一体何を書いているのか意味がわかりませんでしたからねぇ。鈍い?
 小綺麗な商店街という印象で、このあたりだと、食事も出来そうな感じです。

 時計を見ると、17時すぎで、ホテルには18時頃に到着する予定と告げていることから、食事は後回しにして、ホテルに戻ることにします。色々と時間の検討をすると、どうしても買いたかったCFカードアダプタの調達の為に、ベスト電器もしくは他の量販店に立ち寄ってから駅へ向かうのが良さそうですから、電器屋さんがありそうなところで、下車することにしました。
 一体どこに電器屋さんがあるのか、わからなかったのですが、天守閣から見てみると、「ベスト電器」があることは確認できましたから、歩けばそのうち出てくるだろうといった程度です。それも、どちらかというと、繁華街に近い位置にあるだろうと目星を付けます。

 道後温泉駅は、駅舎は立派ですがあくまで電停ですから、改札業務は特にありません。唯一、旅行案内所が併設されており、ぼっちゃん列車の運転時に整理券を発行している程度です。ホームには別に駅舎を通る必要はありません。初めて乗車する伊予鉄の市内電車、運賃は150円均一と安く設定されています。
 路面電車からながめる街の風景はまた、違うものの様に思えます。夕日が傾きはじめて、街をオレンジ色の光が包みます。車内ではバスとの共通カード、い〜カードの自動販売機が設置されていました。1000円券で50円分のプレミアムつきとのことだったのですが、果たしてそれだけ利用するのかどうかわからないので、購入は見合わせました。夕方ともなると、車どおりも多く、朝の静けさはいったいどこに行ったのか?と思ってしまいます。松山が都会であることを改めて認識する次第です。

 途中、大街道の電停で、かなりのお客さんが下車され、どうやらこの辺りが街の中心部であることがわかりました。しかし、電器屋さんは見当たらないので、そのまま乗車すると、次の県庁前までの間に、一件電器屋さんらしき店舗を発見。県庁前で慌てて下車しました。

 四国電業という電器屋さんでしたが、残念ながら目的のものは置いておらず、他を探す事にしました。確か、天守閣からながめたところ、全日空ホテルからあまり離れていない位置であったこちから、全日空ホテルのあった大街道の方へ向かいます。歩く事、約10分でベスト電器を発見、こちらで目的のものがあるかを確認したところ、ありました。見事にビンゴです。購入したものは、CF/MDアダプターカードで、これで、スマートメディアもCFもマイクロドライブもOKということになります。ちなみに、xDピクチャーカードは、CF変換アダプタが売っていますから、対応機種を購入した場合、それで対応OKですし、SDカードは現在のノートパソコンだったら、標準装備ということで、これで一通りのデジカメメディアはOKということになります。唯一の問題は、HDDの容量ってことになるのですが、これの換装は結構危険を伴いそうなので、ちょっとやめておくことにします。というか、容量アップサービスって無いかなぁと思ったりするんですが・・・。

 とりあえず、購入できたことにほっとして、今晩のお宿であるホテルJALシティに向かいます。歩いてもそれほど離れている様子は無いですから、ちょっと早歩き気味で向かいます。松山の街の印象としては、「洋食を扱っている喫茶店」が良く目につくということです。本当に、あちこちに喫茶店があるなぁと思いました。
 ホテルJALシティで無事、チェックインを済まして、荷物を置き、データの退避をしながら、ホッと一息をつきます。さすがは、JALグループでして、冷蔵庫には「de sky」シリーズがありました。国際線でおなじみの、「うどん de Sky」や、キウイフルーツのジュースなどがありますが、ちょっと値段が高めなのは、ホテル特有の値段設定といったところでしょうか。しかし、冷蔵庫にはこれでもか!っていうぐらいに物が入っていましたので、外から飲み物なんかを買ってくると、冷やしておく場所が無い・・・という不安があったりしますが・・・。まぁ、飲まない飲み物を外に出しておけば、問題ありませんけどね。

 ちょっと、ぼ〜っとしていると、1時間ぐらいすぐに経つ物で、気がつくと、19時30分。こりゃ、いかんということで、慌ててホテルを出て、松山城に向かいました。今回は、時間があまり無いということで、ロープウェイを使って上がるつもりだったのですが、ロープウェイ乗り場には、どの電停が近いのか今一つわからずに、道後温泉行きの電車に乗りました。大街道を過ぎ、このまま行くと、どんどんと松山城から離れそうな気がした為、警察署前で下車しました。ラーメン屋さんが目に入り、なんだかおいしそうだなぁなんて思いながら、西へ向かって歩きます。住宅街の中を歩くので、不審者扱いされないだろうか?なんて、馬鹿なことを考えながら、結構早歩きで向かいました。

 しばらくすると、東雲神社なる神社が目の前に現れ、どうやらここから歩いて登る事ができるらしいところまでわかったのですが、ロープウェイ乗り場がどこにあるのか、今一つよくわかりません。右見て、左見て・・・とすると、なんてことなく、東雲神社の隣の建物が、ロープウェイ乗り場であることに気づきました。
 こちらは、ロープウェイの横にリフトも併設されており、日中はどちらかを選択できる様なのですが(運賃が別だったかどうかは記憶がありません)、夜間はロープウェイのみの運転となっていました。今日は、お祭りということもあり、特別に午後9時15分まで運転しているそうです。

 午後7時50分にロープウェイ乗り場に到着。帰りは歩いて降りればいいかと思い、片道切符を購入しました。お値段260円。あ、安い・・・と思ったのですが、距離にして400m弱なので、逆に、ちょっと高い?と思ってしまいました(^^ゞ それでも、急な坂を楽に登れるわけですから、それほど無茶苦茶な値段でも無いと思います。
 切符を購入している間にロープウェイが発車してしまった様で、次の発車時刻まで約10分程、待つ事になりました。最初に乗車できる特権ということで、ここはやはり、一番見晴らしの良い、一番下の席に着席、出発時刻を待ちました。面白いもので、この時間から登る人はほとんどいないだろうと思っていたのですが、親子づれやグループの方などで、結局10名程度の乗車で出発。10分に一本の割合の運転でこれぐらいの乗車率だったら、なかなかなものだろうと思います。勿論、下りの方が、この時間はお客さんが多いわけですから、上りでこの人数というのは、健闘しているのでは無いかと推察できます。

 400m弱の距離ですから、ものの3分で山側の駅に到着。ひとときの空中散歩を楽しんだわけですが、短いし、特にこれといったものが見えるわけでは無いので、少し残念でした。南北方向だったら、松山市の繁華街になるので、一番夜景が綺麗だったのかもしれません。そんな中で、目を牽いたので、ロープウェイ沿いにある一本の桜の木。ロープウェイ沿いにはあまり桜が無い様ですが、この桜だけは、ライトアップされており、見事な花を咲かせていました。暗闇に浮かびあがる桜がなんとも印象的に感じました。

 

 長者ヶ平の駅に到着すると、昼間開いていた売店は、全て閉まっていました。変わりに「祭り」と書いた看板が光り、白地に黒字が妙に映えます。この看板、道中のあちこちにありましたが、見事な街頭となっており、これのお蔭で、随分と助かりました。いや、これはいいアイデアだなぁと思った次第です。
 日中とは違い、松山城をぐるりと回って、北側から城前の広場に上がると、やはりお酒の匂いが風に乗ってやってきます。気温は、ちょっと肌寒いかな?といった具合で、お酒を飲むにはちょうどいい具合なのかもしれません。広場からは、松山の夜景を展望することか松山市駅前の高島屋の観覧車が綺麗です。光りの量としては、大都会に比べて少ないですが、それでも見事な夜景を見せてくれます。夜空を見上げると、風が強いからか、雲の動きが慌ただしく、それが妙に印象的です。

 大学生のグループが大きめの宴会をしていたのですが、小グループとしては、家族連れやカップルなどもいて、それほど羽目を外しすぎるといった感じは受けません。全体的に、楽しそうな雰囲気だなぁなんて思いました。いや、ああいう学生時代を過ごすのもいいなぁ、なんて率直に思いました。
 会場は、時間が遅かった為か、特に混雑している様な雰囲気は無く、適度に花見客がいるといった感じです。午後8時半頃になると、警備員の方があらわれて、各グループに仕舞う様に促していました。

 午後9時に終わりということで、ほとんどのグループが9時になる前に下山準備を終え、広場は閑散としていきます。人のいなくなった花見会場というのは、これまた物寂しげに見えるのは気のせいなのかもしれません。午後9時15分にロープウェイが終わりということもあってか、みなさん急いでいるのかなぁなんて思いながら、私も下山したのですが、ほとんど方がロープウェイではなく、山道を使っての下山だったのは驚きでした。暗い山道なので、どうしようかな?なんて思っていたのですが、他に人がいるなら問題無いということで、ロープウェイ沿いの道を使って、東雲神社の方へ降りていきました。

 20分程度でロープウェイ乗り場まで降りたので、後は食事する場所でも探しながら、町中を歩く事にしました。学生が多い街なので、何か食べるところはあるだろうという魂胆だってのですが、なかなか入りたいと思わせる店がありません。大街道の商店街の中で営業しているお店は、全国チェーンの牛丼屋さんとか、ハンバーガーショップ。地元のお店らしいところでは、洋食屋さんや居酒屋さんといった感じで、どうも私が入りたいと思わせるお店ではありません。唯一、気になったのが、1680円で食べ放題の串揚げ屋さん。ここに入ろうかと思ったのですが、『自分で揚げる楽しみ』という文字が目にはいりました。さすがに、食べ放題とは言え、一人で入って自分で揚げるのはなんとも寂しいなぁと思い、断念しちゃいました。友人と一緒だったら良かったんですけどね。

 結局、その後目にはいったのは、インド料理のお店や、高級中華料理のお店。なんだか、食べたいものとは、随分とかけはなれているという印象で、そのまま松山市駅をすぎて、結局、ホテルに戻ってしまいました。こういう時は、ホテルで食事するのが一番良いと思っていたのですが、残念なことに、ホテルのレストランの営業時間が10時まで・・・。大変残念な事に、この日の夕食は、ローソンのお弁当になってしまいました。これはかなり、ショック・・・。
 どうも、旅行先で食事が付いていないと食べるものに困ってしまうんですよね。これもそれも、お酒が飲めないということに起因している様な気がしてならないんですが・・・。もっと早い時間に食事を済ませておくのが本当はいいのかもしれませんが、なんだか、日が高いうちは、動きたいって思う方なので、どうしてもこうなってしまいます。それにしても、やっぱり、この晩御飯というのは、かなり残念なんですよね。

 

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