与那国空港のB737 飛行機は、順調に石垣空港に向かって出発。やはりジェット機で、タラップを利用するというのは、飛行機の大きさを感じることが出来て結構好きなんですよね。特に晴れてると、便利ですよね。ジェットエンジンを見たりすると、丸じゃなくて、結構いびつな形しているんですよね。
 飛行機は、一番前の座席。手作業で、飛行機の座席の指定をしていても、きちんと事前座席指定した分は反映されている様です。何だか、係員の方大変そうなんですが・・・。
 飛行機の上からは、西表島や竹富島が綺麗に見えます。沖縄らしい綺麗な海に浮かぶ、深い緑色の島といった感じです。石垣島から竹富島に行くには、どれくらいの時間があれはいいのかなぁなんて、思ったりします。ところで、西表島も竹富島も、行政区域としては竹富町なんですよね。で、どういうわけか、この竹富町の町役場は石垣市にあるんですよね。何だか、不思議な感じがしますが、船が基本的に石垣港から出るので、役場は竹富島や西表島などの島にあるよりも、交通の要衝である石垣港近くに作るのがベストって感じなんでしょうね。少し不思議な感じがします。
 距離が距離なので、離陸後20分程度で着陸。これぐらいの距離になると、ジェット機とプロペラ機の違いに関して、速さの上では、変わりないって感じです。ただ、キャパシティの違いは大きいですよね。大型プロペラ機でも作れば、話は別なんでしょうが、特に採用する必要性も無いと言えばないですが・・・。


石垣空港連絡バス 石垣空港で、とりあえずチェックインをして、すぐにバスで市内に向かうことにします。こちらも天気がそこそこいい感じで、やはり南国特有のジリジリした暑さを感じます。出発は16時20分ですので、15時30分までに帰って来ればいい計算になります。おおよそ3時間半の滞在。果たして、一体何が出来るのかと思いつつ市内行きのバスの列に並びます。
 バスの本数は多く、係の方が、バス停で待ってくれるので、あまり不安にならずにバスに乗車できます。とりあえず、終点の石垣港を目指すことにしました。空港から市街地まで、バスでおおよそ15分。かなり近い位置にあります。途中、ホテル日航八重山を経由して、港に向かうのですが、日航八重山なんかを見ると、なるほどリゾート地のホテルといった感じがして、与那国島と比べて、随分都会だなぁといった印象を受けます。

 バスは、ほどなく石垣港に到着。各々の島へのメインルートになる港に近いところにあるバスターミナルですから、周辺にはお土産屋さんやら、食堂やらが並んでいます。船で竹富島に向かうことも考えたのですが、近いとは言え、あまりに時間がタイトになり、不安要素もつきまとうなので、今回は竹富島に行くのは、諦めることにし、とりあえず昼食を取ることにしました。
 ということで、どこかの食堂に入ろうかと思ったのですが、何となくピンと来るものが、なく、石垣グランドホテルにあるバイキングで昼食を取ることにしました。値段は980円。内容は、バイキングであると期待しすぎなければ、十分においしくいただける昼食といった感じです。ちなみに、バイキングもやっていますが、バイキングだけでなく、普通に昼食を取ることもできる様です。カレーがおいしかったので、抑え気味、抑え気味と思いつつ、結局かなりいただいた感じで、満腹状態でした。
その頃リゾートチームは・・・4(オクマプライベートビーチ) さて、食事を終えた後、特に何の当ても無かったので、石垣市立八重山博物館に立ち寄ることにしました。入館料は200円とえらく安いです。展示内容は、郷土の史料が中心で、丸木舟などが、並べられています。あまり他にお客さんはいないのですが、何だか、蒸し暑く、展示を見ていると汗が吹き出てきてしまいます。椅子で休憩したいって感じです。外が真夏日なので、余計にそう思うんだと思います。
 展示内容は、博物館というよりも、資料館に近く、美術工芸品や民具、農耕具、漁具、祭具などが中心になっています。人頭税についての説明があり、これは衝撃的だったのですが、もう少し詳しく掘り下げてくれると良かったかもと思います。全体的に説明はもう少し詳しくしてもらった方が、何も知らない観光客に取ってみれば、かなり有用なんですけど、普通石垣島観光にきて、資料館に入る人って少ないですかね。
 ちなみに、八重山諸島で制度化されていた人頭税は、15歳から50歳まで男女一人一人に頭割りに税を科すもので、明治36年に廃止するまで島民を苦しめ続けた悪税だそうです。単純な考え方で行くと、一人一人に税金が課せられるので、特に大きな問題は無い様に思うのですが、一律に15歳から50歳まで課せられ、かつ田畑の面積をベースに税金を掛けられるわけでは無いので、耕地面積の狭い離島では、人口が増えても、耕地を増やす術が無いといった問題や、体が弱くても一律で税金が課せられる為、島民に取っては大変苦しい税制だった様です。与那国島では、時折、人減らしが行われたと言われ、人口調整を行っていたとも言われているそうです。
石垣島の顔出し看板 八重山博物館を出て、またバスターミナルの方に移動します。八重山博物館の前の道路が工事中で、少し歩きにくい感じです。ちなみに、博物館前というバス停もありますが、ターミナルまでかなり近いですから、やはり歩くことにします。
 先程昼食を取ったホテルの前に、コンビニがありますので、ちらっと覗いてみます。「コンビニシーサー」という名前、何とも地元に根ざしたコンビニっぽいですよね。沖縄らしく、海水浴グッズが沢山置いてありますが、私が注目したのは、『ミルクケーキ』。沖縄用パッケージになっていて、ミルクケーキを知っている人にとっては、沖縄で売っていること自体、奇異な感じです。
 実は、ミルクケーキって、山形県の銘菓なんですよね。偽物?と思って、販売元を見ると、おしどり商事株式会社になっているし、日本生乳の文字も見受けられるので、正真正銘の本物の様です。山形銘菓が沖縄に・・・ってすごく不思議に思ったんですが、帰ってきてから調べてみると、各地の観光用にミルクケーキって色々と出荷されているみたいですね。そのうちの一つをたまたま沖縄で見つけただけなのかもしれません。ミルクケーキ自体は好きなので、買って帰りたい気分はありましたが、沖縄でミルクケーキって言っても・・・ってことで、今回はパスさせてもらいました。
コンビニシーサー 隣にハンバーガーショップがあり、これもまたちょっと気になる感じで、お昼ご飯ここでも良かったかなぁなんて思ったりします。今となっては満腹ですから、入るわけには行きません。先程のお土産屋さんが連なる通りを歩いて、しばらく行くと、ちょっと大きめのお土産ショップがあったので、立ち寄ることにしました。冷やかしで入るには、ちょうどいい感じです。お店の前に、顔出し看板があったのは、見逃しませんでした(^^ゞ
 「手作り館工房海人」ってお店だったんですが、これ、あの沖縄土産の定番である海人Tシャツの販売元の直営店の様です。ただ、お客さんでごった返しているといった感じは無く、どことなくのんびりとした感じがします。9月後半とは言え、沖縄ではまだまだマリンスポーツの時期なんですが、この人の少なさって一体・・・。与那国島で人が少ないのは、納得なんですが、石垣島で我々が行くところが少ないのは、何故?と思ったんですが、よくよく考えれば、マリンスポーツの時期なわけで、わざわざ昼間に市内に出向く人は少ないですよね。海行って遊んでそうです。夕方から夜にかけて賑わうのかもしれませんね。

 バスの出発まで1時間弱となってきたのですが、まだ時間を持て余している感じなので、バス停2階にある喫茶店に入ることにしました。やっぱり暑いので、「ぜんざい」。こうやって書くと、やはりおかしい気がします。一応、説明しておくと、沖縄のぜんざいは、かき氷に白玉団子と小豆が乗ってるもので、本州でいうところの、金時みたいなものを指します。初めて久米島で食べて、驚いたんですが、やっぱり沖縄来たら食べておきたいなぁって感じです。ちなみに、この喫茶店、他の食べ物も充実している様で、他のお客さんが食べているものを盗み見しては、あれもおいしそうなんて、話をしておりました。

  

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