餘部の海岸 餘部鉄橋
 さて、改めて餘部鉄橋を下から眺めると、その壮大さに本当に驚きますよねぇ。よくも明治時代にこんな橋を作ったものだと思います。出来ることならば、これからもずっと現役でいてほしいと思うのですが、冬季の不通という生活線としての不便さを解消するには、しょうがないことかもしれません。とまぁ、私の中でも、考えがまとまらない状態なんですよね。かけ替えはすべきではないと思う気持ちと、観光よりもインフラであることを重視する気持ちがせめぎ合っているといったところでしょうか。

 いつも、餘部鉄橋を撮る時は、鉄橋下からばかりなので、今日はちょっとアングルを変えて、海の方に向かうことにしました。防波堤のあたりから撮影したり、浜のあたりから撮影したり。しかし、太陽の向きが微妙で、妙に逆光になったりして難しいなぁと思います。
 そちらからの撮影の次は、餘部の集落に入って、鉄橋を見上げると、鉄橋の存在感を感じずにはいられません。言うなれば漁村の小さな集落である餘部を、この鉄橋が有名にしたと行っても過言ではありません。勿論、負の歴史もあり、少なからずこの事故が、かけ替えのきっかけになっていることも事実です。でも、半世紀以上のこの集落の上にあり、集落から鉄橋を見守り、鉄橋から集落を見守っていた様な、相互関係を感じずにはいられませんでした。
餘部鉄橋 餘部鉄橋 餘部鉄橋
 集落から眺めた後は、長い坂道を上がって、餘部駅に向かいます。この坂道から見える鉄橋が一々絵になるなぁと思います。鉄橋の魅力を凝縮している様に感じる餘部鉄橋って、やっぱりすごいんだと思います。
 餘部駅に上がると『撮影ポイント』とかかれた看板があり、さらに上に上がる坂道を指しています。これを上がると、これまた沢山のカメラマンがいるんですよね。ちょうど、私が乗車する列車が来るまで20分を切ったところなので、場所取りをされている様です。時間が立つにつれ、次々とカメラマンが増えてきます。これだけの人を魅了する、餘部鉄橋って一体なんなんだろうと思います。
餘部鉄橋 餘部鉄橋

  

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