日御碕灯台 さて、唐川は駄目になったので、今度は日御碕に行くことにしました。トヨタレンタカーのお姉さんの今日のお勧めとのこと。天気がいいので、海を見るのがいいんじゃないですかーってアドバイスしてくれたんですよね。ということで、日御碕。本当に目的がなかったので、気軽に予定が変更できるのが、今回の旅行のいいところです。あ、目的は、隠岐島のご飯だったんですが・・・。
 海岸沿いの道を進み、猪目洞窟付近を経由して、日御碕に向かいます。猪目洞窟付近の集落が道路が狭くてちょっとした難所なんですが、それ以外は、結構スムーズです。ところどころ、急な坂道があったりするんですが、道は綺麗に整備されています。夏場は、海水浴客や釣り客で賑わうのかもしれません。その際の混雑は、想像したくないですねー。

 今回は日御碕灯台に直接向かいました。灯台前の駐車場に停車しました。こちらの駐車場、無料で、周囲にお土産屋さんが多く、観光地といった感じがします。観光案内所では、しきりにグラスボートの案内を流しています。そんなに言うのなら、一度グラスボートに乗ってみてもいいかなってことで、時刻表を見てみると、20分後に出航とのこと。場所は、日御碕神社前の港なので、車で5分ほど。では、10分ほどで、灯台を見るのを終了し、そちらに向かうことにしました。
 駐車場から3〜4分の位置に灯台を撮影するのにちょうど良い場所があります。日本一の高さを誇る白亜の灯台、出雲日御碕灯台の写真撮影。青空がバックなので、白い灯台が一層映えます。どうどうたる大きさだなぁって思います。

海上から見た日御碕灯台 経島

 パッパッといった感じで、すぐに灯台前の駐車場から退散、日御碕神社に向かいます。歩いても15分かからない距離ですから、車で行くと本当にちょっとといった感じで到着です。券売所で、16時の船の券を購入すると、「今日は、海が濁っていて、海の中が見えない可能性が高いので、200円割り引いて、1000円となっています。景色は綺麗に見えるんですが、いかがしましょう。」と言われました。「え?こんなに、凪なんですけど、濁ってるんですか?」って聞き返すと、どうも、海流の影響で、西よりの風が吹く時は、海が濁るそうです。まぁ、海の中をみたいというよりも、海から灯台を見てみたいって気持ちの方が大きかったので、OKして券を購入しました。

 船といっても、グラスボートということなので、かなり小さいサイズの船です。でも、船尾には外にベンチが置いてあり、海風を堪能できます。船が動きだすと、波が以外に高いのか、それとも船の運転が荒いのか、座ってないと危険な感じです。30分ばかりのコースで、北の方へまず向かい、日御碕灯台を見た後、今度は、南の方に向かって、グラスボートの醍醐味、海中を見るといったコースになっています。

 海から見る日御碕灯台は、岬に立つ、白亜の要塞って感じすらします。その場所に、スクッと立っている灯台はとても威厳がある様な気がします。これが、もし他の灯台と同じ大きさだったりすると、これほどまで人は呼べなかっただろうなぁなんて思います。夕方なので、段々と西日が近くなってきもいい時間なんですが、ちょうど夏至近い時期なので、まだまだ太陽は上の方です。冬になると、このグラスボートは就航していないみたいなので、夕焼けに照らされる日御碕灯台ってなかなか撮れないのかもしれませんね。白い灯台故に、赤く染まった灯台になるんだろうと想像すると、結構絵になる様な気がするんですが・・・。

日御碕神社 今度は、南の方に船は移動して、船底のガラスを通して、海の中を見るスポットに移動します。海中スポットになると、後方の船外にいる客に中に入る様、促します。船内では、案内のおじさんが一緒に船底を眺めながら、何が見えるか説明してくれるのですが、残念ながらこの日は本当に濁っており、水深2m程度しか見られなかったそうです。普段だと、15m程度見れるとのこと。思わず、加賀潜戸を思い出しました。あそこも十数メートルが見られるんですよね。となると、それもかなり見応えがある様な気がします。
 結局、10分ばかり周辺で移動しつつ、停泊して海中を眺めるのですが、やはり濁っていて見えません。時折、クラゲが横切るので、思わず「うわっ」といった感じで声を上げてしまいます。

 船は予定とおり、16時30分に港に到着。海中が見られなかったのはしょうがないですが、日御碕灯台は綺麗に見えましたし、経島も普段見られない角度から見れたので、なんとも面白かったと思います。海中が見られたら尚更良かったかもしれません。午前中は、綺麗に見れたとのことでした。

 さて、船をおりて、日御碕神社に少し参拝。以前、工事をしていた、素盞鳴神社の社殿の方の工事は終わっていました。綺麗な朱色の社殿が目立ち、後は日御碕神社本殿の工事を残すのみといった感じです。今回は先を急ぐので、日御碕神社のみ参拝させていただき、素早く車に乗り込みます。

 次なる目的地は、キララベーカリー。現在時刻が16時45分。レンタカーの返車目標時間が午18時ですから、約1時間15分程度の時間しかありません。出雲大社近くを通過したのが、16時55分ころ。日御碕神社から、出雲大社って、以外に近いんだなぁと思わず、感心してしまいました。
 国道9号に出ると、時間がかかりそうなので、海岸沿いの道路を走ることにします。信号が少ないので、走りやすいんですよね。道の駅キララ多岐に到着したのが、17時5分。なんだか、妙に早くついた気がします。まぁ、それはそれで、良かったんですが・・・。

 キララベーカリーに入ると、これが信じられないぐらいお客さんが居て、レジに10人ばかりの人が並んでいます。それほど大きく無いパン屋さんですから、私の目には、長蛇の列って感じに見えます。久しぶりのキララベーカリー。目的は、パニーニ、ハッシュドポテト、チキン、ハイジの白パン。パニーニは、レジに並んでいる時に出来上がり、もんたさんにお願いして購入していただきました。後は一通り、目的とおりの購入。ほんの10分弱しかいられなかったのですが、それでも、それぞれ目的のパンを購入できて、一路出雲空港に向かうことにします。

 キララ多岐より出雲空港まで、国道9号線経由で距離にして約30Km。時速60Kmの平均で走ることができると、30分で到着します。しかし、信号がある国道9号、特に出雲市内の混雑は有名ですから、それは無理なので、最近はずっと出雲ロマン街道から、神西飛行場跡の横を通って、出雲空港に向かうことにします。これで、おおよそ40分ばかりで空港に行けるはず。

道の駅湯の川のひまわり 結構あせりつつも、何となく時間感覚には自信があって、結果的には、その予定時間通りに、道の駅湯川に到着。トイレ休憩を取って・・・とふと目をやると、『ひまわり』が咲いているではないですか?ええ?もうひまわりって感じなんですが、こぶりながら、植え込みにひまわりが咲いています。なんだか、不思議な感じです。あじさいもまだ咲ききらない時期にひまわりですからねぇ。

 道の駅をでて、スタンドでガソリンを入れて・・・って思ったら、空港周辺のスタンドは6時までの様で、空港に一番近い出光が、いままさに店を閉めようとしているところでした。以前は、19時頃までやってた気がするんですが、いつのまに18時までの短縮営業になったんでしょう?レンタカー利用者としては、困るんですけど・・・。

 ということで、無事、出雲空港に到着。予定通り、伊丹行きのJAC2354便に搭乗して、伊丹に戻りました。なんか、色々とハプニングのあった旅行だったんですけど、かなり充実した面白い旅行だったと思います。ゆえに、旅行記が異常に長くなってしまいました。
 1泊2日の旅行だったんですけど、こんなに長くなるとは・・・って自分でも驚きです。

 島根県には、何度も何度も足を運んでいますが、まだまだ知らないところが一杯あると、再認識した次第です。さて、7月は・・・3回島根県に行くことになってるんですよね。どれだけ旅行記がアップできるでしょうか(^^ゞ
 ここまで、お付き合いいただき、有難うございました。

  

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