旧隠岐空港正面玄関 空港に到着後、車を駐車場に停めて、車をロックします。最近の車というのは、良くできているもので、キーが着いているまま、ドアをロックできない様な機構になっているんですね。インドアロック防止機能が着いているってわけです。ちょっと驚きです。結局、鍵を座席に置いたままドアロックしました。やっぱり、緊張しますよねぇ。忘れ物は無いか?本当にこれでいいのか?って感じです。

 さて、チェックインカウンターでチェックインをします。1日プロペラ機2機しか飛来しない隠岐空港ですから、自動チェックイン機はありません。しかし、今回バラバラで購入して、3人同時にチェックインということなので、お姉さんを困らせたみたいで、かなり時間かかりました。出雲経由、大阪までというのが更に難易度を高めたのかもしれません。座席指定が事前に出来ていれば問題なかったんですけどね。隠岐〜出雲間というのは、SAAB340なので、それが出来ず、なかなか難しい様です。

 チェックインを無事終了し、ちょっと水を一杯ってことになったんですが、前日の晩から凍らせた水を空けたものだから、吹き出てしまって、いや大変でした。まぁ、純粋な水名の手全然OKなんですけど、予期せぬ事態というか、すっかり忘れていて大変でしたが、これが後々、手荷物確認の方に迷惑をかけることになってしまいました。

旧隠岐空港展望台 さて、出発まで約20分強ほどあるので、最後の隠岐空港を撮影しに回ります。空港ターミナルビル、エプロンなんかを中心に撮影しますが、20分あるといっても、あまり時間が無い。もう次回やってくる頃には、新空港になっているわけです(次回は3週間後なんですが・・・)。で、ふとエプロン脇に行くと、タタシーならぬ、パトカーと書いた駐車場。うーむ、何となく久米島空港を思い出してしまいます。ターミナルのイメージは与那国空港ですが・・・。どちらにしても、沖縄のイメージとダブります。私が訪れた回数から行くと、久米島空港や与那国空港が、隠岐空港のイメージと言った方がいいのかもしれません。

 で、ふとターミナルの端を見ると、階段がありました。どうやら展望台があるんですよね。隠岐空港に展望スペースがあるとは知りませんでした。時間が無いので、だだっと駆け上がって、数枚写真をとって、すぐにターミナルに戻ります。もう少し早く気づいていればと思うのですが、もう後の祭り。それでも、最後に見つけられただけでもOKでしょうか。新空港と旧空港のは隣り合わせに立っており、新空港の方が海抜が低い様でした。ま、それだけなんてすが・・・。

 ターミナルビルに戻り、手荷物検査場を通ります。出発10分前なので、搭乗も開始しています。うわっギリギリ。伊丹空港だと、かなり焦らないと駄目なんですが、ここは小さい空港、何となく余裕があります。まだ、手荷物検査をされている方も何人かいらっしゃいます。で、私が通る時に、「ペットボトルに入れた水なんですが」と声を掛けました。「開封している場合は、検査が必要なんですが」、ということになり、その旨を了承しました。飲料品の検査機が無い空港の為、全て開封検査となります。人間とペットボトル以外の荷物は先に検査機を出て、ペットボトル待ちということになりました。6〜7本入っている為に、かなり大変そうです。冷えた水は、汗をかいているのか、後半にかかりの方がタオルを用意されてました。結構ぎりぎりまで入れてましたからね。

隠岐空港到着口 SAAB340(旧隠岐空港)
 すぐに、ターミナルを出て、SAAB340に向かいます。天気はこの非もいい感じで、今日は無事にフライトできそうな感じです。このエプロンを歩くのも今回か最後。7月6日からは、新空港になりジェット機就航なんですが、新空港はボーディングブリッジを設定しているのかこれまた疑問です。そういや、レンタカーの方がぼやいてましたが、ターミナルがどんな構造になっているのか、全く教えてもらえないので、困っているとのこと。故に、お客さんにどこで待っていてくれという案内が出来なくて、迷惑している。観光需要喚起といいながら、ツアー客ばかりに目が行って、個人客に目が全く向けられていないとのこと。かなり辛辣な意見ですよね。確かに、もっとも。レンタカー会社も観光産業の一つだと十分思うんですけどねぇ。

 JAC3432便は無事離陸。綺麗な、隠岐島の海岸をじっくりと見せながら、進路を南に取ります。水平飛行時間はほんの10分ほど。67マイルの旅行です。でも、この区間をフェリーで移動すると、3〜4時間かかるんですから、すごい差ですよね。飛行機の速さを実感します。青い海が広がっているのですが、赤潮も見えます。綺麗な海と思っても、赤潮が発生するぐらいの海なのかと思うんですが、考えてみると、これ汚れているから、富養化した海というわけでなく、自然のプランクトンが多いだけとも言えますよね。赤潮というと、工業排水や生活排水で発生する悪のイメージしかなかったのですが、もしかしたら、そうではなく、プランクトンが固まると、発生する自然のものもあるかもしれない何て思います。実際は、どうなんでしょうかね。
▼▼注記開始▼▼
 鹿児島県赤潮図鑑(http://kagoshima.suigi.jp/akashio/HTML/index.shtml)の夜光虫のページによると、赤い赤潮は、夜光虫による赤潮だそうで、漁業に被害を与える赤潮とは別物の様です。奈良時代の文献にも登場しているそうで、必ずしも海が汚れたのが、原因で夜光虫による赤潮が発生したとは言えないことです。ということで、上の旅行記にある赤潮とは、見事なまでに赤い線になっていましたので、どうやら夜光虫による赤潮の様です。
▲▲注記終了▲▲

  

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