コテージに戻り、翌朝用の洗米をして、とっとと寝ることにします。日中が飛行機の関係で、全く観光できなかったので、翌朝早めに起きて、早めにチェックアウトし、トカゲ岩でも見に行こうということにしました。ということで、目ざましは、午前5時半。その時間から、ご飯を炊いて、朝食の用意及び食事をすると、だいたい午前7時15分ころには、チェックアウトできるかなぁという魂胆です。飛行機が午前10時15分なので、レンタカーを9時30分までに返却、できれば9時15分〜20分頃には返却したい感じです。チェックアウトから約2時間で移動時間とトカゲ岩の見学時間を入れることになるので、まぁ、ちょうどいい具合じゃないかという見積もりです。そんなわけで、目ざましを午前5時20分ころにセットして就寝します。梅雨時期ということもあってか、ちょっと湿っぽい感じがしますが、気温が低く、かつ朝が早かったので、すぐに寝てしまいました。

 気がついたら、午前5時半。やっぱり寝不足って感じで置きます。前日も5時過ぎに起きていますから、眠たいったらありゃしません。もんたさんが、朝から大活躍で、ちょっと驚き。普段の旅館利用の場合、一番、布団から出ない人なんですけどねぇ。やっぱり、やらなければならないことがあると、動きがキビキビされているんでしょうか。いや、本当に驚きました(失礼な話だなぁ)。
トカゲ岩1 ご飯の炊き具合は、昨晩と違って、バッチシ。朝食は、昨晩の残り物であるお刺身及び、出汁茶漬けのセット。そして、私が個人的に気に入っている隠岐漬。後はインスタントみそ汁です。ご飯がおいしいので、前々OK。6合炊いたので、ちょっと量が多い感じでしたが、難なく食べてしまいました。やっぱり、隠岐米はおいしいです。おいしい水で炊いたから尚更かもしれません。
 今回の朝食の勝因はやはり、『朝食用におかずを購入していない』ってことにかるかと思います。段々とコテージ利用の場合のスキルがアップしてきた感じです(^^ゞ

 そのあと、時間がある様であまりなく、バタバタと食器を片づけ、掃除をして、チェックアウトということになりました。コテージ利用のお客さんは少なかった様ですが、というよりも、どうやら我々だけだったみたいですが、ホテル側にはお客さんがいた様で、ちょうどチェックイン時間が重なっていました。こちらのホテルで宿泊するのもいいかもしれないなぁと思いつつ、やはり隠岐米を炊くってところが気になります。

 車は無事に7時15分ころに出発。ほぼ予定通りです。そこから、30分ほどかけて、トカゲ岩に向かいます。トカゲ岩への道は、思っていたよりも険しいんですよね。有名な観光名所なんですが、道幅が狭い状態です。道幅は狭いですが、舗装は綺麗なんですよね。走りやすいけれども、対向車が来たらどうしようって感じで、たまに落石や落木があるといった具合です。
 トカゲ岩は観光名所ということもあって、大きな駐車場と、休憩所が併設されていました。休憩所の方は、普段は無人の様ですが、特定期間だけ有人の案内所になりそうな雰囲気です。駐車場には、20台ぐらいは駐車できそうですが、こんなに駐車するぐらい盛況だと、ここまで来るのに大変困りそうだという心配が出てきます。まぁ、今回は朝早いですし、シーズンじゃないので、そんな心配は無用なんですけどね。

 で、トカゲ岩を見るには、どうしたらいいのかわからず、何となく大きな看板のある横の山道を登っていくことにします。これがまた、思っていたよりも険しい道で、何となく山登り感がでてきます。トカゲ岩って一体どこだ?って感じで、その山道を登っていると、どうやらキャンプ場になっている様な雰囲気で、テントを張るスペースが用意されている様です。ということは、先の休憩所が有人になるというのは、ここのキャンプの管理棟で、20台くらい駐車できるスペースというのも、キャンプ利用の方向けってことなのかもしれません。真偽のほどは、わからないんですけどね。ただ、やここさんが、『ここまでキャンプ用品を持ってくるのがしんどい』って言ってるとおり、急な坂道です。まぁ、我々はキャンプって感じじゃないので、そんな心配は不要なんですけどね。
トカゲ岩2 10分ほど上がると(もしかすると、5分くらいなのかもしれませんが、体感的には10分くらい歩いた気分です^^;)、展望台らしきものを発見。何となくそこに上がってみると、トカゲ岩の案内の看板があり、トカゲ岩が遠くに見えます。あっ!あれだっっって感じです。
 確かに、トカゲの様な感じに見えます。本当に不思議な感じがします。この日も天気が良いので、観光するには、ちょうどいい具合です。梅雨時期だというのに、何か運がついてるなぁって感じです。

 案内看板によると、「岩山の岩質の異なる部分が、長年の風雨によって、浸食され、長さ26mの岩が岩盤に浮き上がって取り残されたもの」とあります。結構遠くから見ているので、え?本当っ?って感じなんですが、26mって、ものすごい大きさですよね。で、たまたまその岩質がトカゲの様な形をしていたということみたいです。
 で、その案内看板の広範に「前足は摂理によってできていますが、後ろ足は転石がはさまったものです。」とあります。パッとみたら、トカゲなんですが、前足、後ろ足と言われると、うーん、どうだろ?って感じに思えてきてしまい、もんたさんは、「昔は、前足がちんゃと山に付いていたんだけど、落石してしまったんじゃないかな?」と言われます。
 にしても、この説明というのは、良くみるもので、パンフレットなどで見た写真とも同じ。別に落石したとかでは無いと思うんだけど・・・って主張したんですが、前足、後ろ足って感じで見てみると、そもそもトカゲでなくて、鳥じゃないか?って思えてきたりするんですが・・・いかがでしょうか?

 でも、言うなれば、自然の彫刻ですよね。こういう造形が自然に出来てしまうということに、感嘆とします。隠岐島の自然ってやはりすごいんですよね。昨日のホタルや夜光虫ともどもの話です。

 トカゲ岩を見て、一路、レンタカーの返車へ向かいます。ただ、やはり2日間の早起きが響き、ものすごーく眠たい。車を運転していてもやっぱり眠たいなぁって感じになります。そういや、この隠岐島をつっきる県道、2年前からずっと工事中なんですが、来るたびに、工事箇所が短くなっていき、大変走りやすくなっています。どんどんと道が綺麗になってるなぁって実感します。代わりに、隠岐島らしいと思える道では無くなってきたともいうのですが、目的地に向かうには、走りやすい方がいいですし、観光客よりも、日常で使う地元の方の意見を優先しないと駄目ですよね。観光需要に媚びた開発でなく、本当に必要なものを必要なところに作って欲しいと思います。

 で、レンタカー屋さんに着いて、清算をします。請求された値段は、あれ?なんか安いぞって感じになっており、ちょっと驚いたのですが、清算表を見ると、わざわざ値段を書き替えていただいています。到着が遅くなったので、気をつかって割り引いてくれたのかもしれませんが、正規料金よりも安くなっているので、申し訳なく思います。次に言われたのが、『空港まで、その車で行ってくれませんか?』という話。そして「空港についたら、鍵を付けたままロックしてください。後で、取りにいきますから。」という大胆な案内。思わず、「鍵を付けたままで、ドアロックしてもいいんですか?」と聞き返してしまいました。インドアロックって、やはり緊張するものです。

  

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