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干拓とぼたんの中海の島大根島編(2004/2/7〜8)

 

大海崎橋から中海干拓の為の堤防を眺める。 歩いて約30分。大海崎橋の付近にやってきました。やはり、鉄条網は続いています。ということは、立ち入り禁止区域だったのかと、不安に思います。一カ所、何とか出ることができそうな部分があったので、そこから道路に出ることにします。大きな看板があり、中海干拓工事の一環として道路を作った旨の掲示があります。そして、昭和54年から昭和64年までの間、町に貸し出すといった旨のことが書かれてありました。また、工事施設であるから為、立ち入りは禁止である旨も合わせてかかれてあり、私は、しっかりと違反してしまったということになります。しまった・・・と後悔するものの、もう後の祭り。あきらめることにします。ということで、この土手は歩くことができないので、注意してください。

 後で知ったことなんですが、中海干拓によりこの道路を作ったそうですが、工事用だった為に、当初は全面的に一般の車は通行ができなかったそうです。当時は、江島から水門を経由して米子方面に向かったか、合同汽船により松江に渡るかのいずれかの方法しか無かったそうです。その水門も、淡水化事業によりできたものでしたので、本当に中海に浮かぶ島で、交通の不便が人口流出という問題になっていたそうです。この工事用の道路を一般に開放してもらえないかと、住民の期待に押される形で、農林省から10年間の貸し出しとなったそうですので、どちらかというと、渋々といった形での開放だった様です。でも、現在は、この道路が県都と大根島を結ぶ重要な道路になっていることは間違い無く、この堤防道路がもたらした経済的効果は計り知れない様です。
 現在は、干拓事業そのものが中止になっていますから、今後、堤防そのものの開削といったことも検討されている様ですが、道路はもちろん確保される様です。となると、歩道の整備や、土手なども合わせて整備されると、風光明媚な中海をより身近に感じることができる様に思うんですけどね。

  

大海崎の中海護岸工事完成部分 さて、大海崎橋バス停付近に到着したものの、ちょっと時間をもてあました感じでしたので、もう一バス停向こうの大海崎バス停に向かうことにしました。大海崎バス停まで歩き始めると、何かの記念碑が目につきました。どうやら、護岸工事が完成したことを記念したものらしく、護岸工事そのものは、つい最近に完成した様です。護岸工事施工前に現地に積まれていた大海崎岩と呼ばれる石を、加工、再利用して作られたことを伝えている様です。
 大海崎バス停までは思っていたよりも遠く、バス到着の数分前に到着となりました。大海崎の集落は、道幅が狭く、車の行き違いもままならない感じです。車でくるのは止めておこうと思います。ちなみに、松江方面へは、大海崎では無く、上宇部尾の集落を通る方が、道路が整備されている様で、道路標識もそちらを案内しています。しかし、中海大橋を渡る、安来市や東出雲町へは、こちらの方が近いこともあって、車の往来は結構激しかったりします。そんな中、軒をかすめるかの様に、バスが大海崎のバス停にやってきました。ちなみに、大海崎のバス停は、一部のバスが折り返すこともあるので、回転ができる程度の大きさを持っています。
  

松江しんじ湖温泉駅前の足湯。上屋工事中だそうです。 バスに揺られること、約30分。今度は、県民会館前で下車。松江しんじ湖温泉に行くつもりでしたので、すぐに後ろからやってきた、100円バスの乗り換え、松江しんじ湖温泉で下車しました。珍しく、乗り継ぎが良かった感じです。100円バスはそのまま、松江城の北側を走り、小泉八雲記念館などのある北堀町を通ってから、松江しんじ湖温泉に向かいます。少し遠回りになるルートですが、県民会館から松江しんじ湖温泉まで歩くことを考えると、若干早く到着します。それに、今日は、大根島から大海崎まで歩いたので、結構疲れていたりもしたので、ちょうど良い感じです。また、バスカードも、残額が80円ということで、100円バスには、差額の20円で乗車することができましたから、金銭面でも大助かりといった具合です。

 松江しんじ湖温泉駅に到着して、まず驚いたのが、『足湯』が工事中であることです。確か、昨年できたばっかりの足湯が、何故、もう工事しているのか。無くなってしまったのかと驚いた次第です。工事現場の掲示を見ると、『足湯の上屋を建設している』旨のことがかかれてあります。なるほど、上屋が無かったので、雨の日なんかは利用客が少なかったんでしょうね。こういう細かいサービスは、なんだかうれしく思いますが、この間出来たばっかりなのに・・・とちょっと不安にもなりました。

何度も訪れている至極便利なしまね社会保険センター さて、いつもの通り、島根県社会保険センターへ向かいます。確か、入浴時間の最終受付が16時30分で、終了が17時だったはず。時計を見ると、16時15分ですので、まだ間に合います。空港までの連絡バスが、17時30分発のはずですから、のんびりと宍道湖の湖岸を歩いて松江しんじ湖温泉駅に向かうと、ちょうどいいぐらいになりそうです。最初にバスに乗り遅れたものの、その後は全てが順調といった感じです。
 社会保険センターの4階でお金を支払って展望温泉につかります。値段は、400円。一昨年来、幾度と無くやってきますが、今日はその中でも、一番お客さんが少ない様です。私を含めて、全部で4名。後半の15分は私一人となってしまいましたので、なんだか温泉と宍道湖を独り占めしている感じにも思えます。太陽は見えませんが、西日が綺麗な様子が、展望温泉の窓からも十分にわかります。

  

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