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干拓とぼたんの中海の島大根島編(2004/2/7〜8)

 

大海崎バス停付近 更に上の階に行くと、空中散歩という遊歩道があるそうですが、それに気づいた時には、バスの時刻が迫っていたので、慌てて、くにびきメッセを後にしました。風が大変つよく、これで雨でも降ってたら、えらいことだったなぁと思いながらバス停に向かいます。ちょうど角地に、大きな100円ショップがあったので、とりあえず寒さを耐え抜く為に、カイロでも購入しようと思い、中に入ります。広いだけあって、百均としては、かなり整理されている様に思いますが、いったいどこにあるのかわかりません。店内をうろうろとするのですが、見つかりません。バスの時間は迫ってきます。これで、乗り遅れたら洒落にならんと、諦めかけた時に、レジ近くの棚の下に山積みになっているのを発見。なぜこれを見つける事ができなかったのか、不思議に思えます。それに、棚の下は、在庫分で棚の上にも山積みになっているではありませんか。私の目は節穴か?と思ってしまいます(^^ゞ

 無事、購入できて、バス停に向かうと、バス停の前にローソンがあるではありませんか。あ、これだったら、こんなに苦労して探さなくてもよかったのに・・・と思うものの後の祭。百均といっても、3枚しか入っていませんから、安くありません。しかし、沢山いらなかったので、これで良かったと自分に言い聞かせていると、バスが到着。バス停で待ったのは、ほんの30秒程度でした。いやはや、本当にギリギリというわけです。
 ここからは、バスにゆられて大根島を目指します。最後部の右側の座席に座れたので、しばらくすると、大橋側が目の前に広がります。お客さんは、5〜6名。途中のバス停で乗ったり降りたりが繰り返されます。その中で気になったのが、「矢田の渡し場」というバス停。どうやら、向こう岸への渡し船の乗船場の様です。どれぐらいの利用客がいて、どれぐらいの頻度で運航されているのかはわかりませんが、まだ存在していることを考えると、それなりの利用客があると言えそうです。
 しばらくすると、中海大橋が見えてきました。昨年、大根島を訪れた際に利用した橋ですが、横からみると、こんなに大きかったんだなぁと驚きです。いよいよ、中海が見えてきますが、すぐに集落に入ってしまい、中海を見るのはもう少し先。確か、昨年訪れた時は、湧き水があったと思うのですが、どのあたりかわかりません。また、道路工事をやっていたりするので、その関係で、無くなってしまったのかもしれません。道路工事で湧き水が無くなったとうしたら、ちょっと残念ですが、渡しが見落とした可能性や記憶違いという方が強い気がします。この日はバスなので、調べることは出来ないんですけどね。
  

由志園のお食事処(のはず) 大海崎橋を超えると、いよいよ細長い道が大根島まで続きます。いつきても、この道は不思議な感じだなぁと思います。右手はただの土手になってしまいますので、風景は左側に広がります。帰りは、この道を歩けるならば、歩いてみようと思います。ほどなく、大根島に入ると、牡丹園の看板で華やいでいます。ちょうど、寒牡丹の季節らしく、けっこう観光バスが目につきます。バスは大根島に入ると、左に向かい、入江を経由して、八束町の町役場を目指します。驚いたのは、入江の読み方が、「いりえ」では無く「にゅうこう」だということ。いろんな読み方があるもんだと思います。で、入江付近の海では、廃船がなんとも言えない姿を見せています。

 そのまま、バスは八束町の役場前を通り、八束中央バスターミナルに到着。すぐに折り返しの松江行きのバスとなります。帰りのバスの時刻を確認すると、1時間後か3時間後、4時間後のいずれかを選べます。1時間だと、何も見ることができない感じなので、とりあえずの目処を3時間後のバスとします。丁度いいのは、2時間後なんですが、バスが無いわけですから、しょうがありません。往路のバスを乗り遅れたのを少し悔やむものも、まぁ、これでもいいだろうと思います。
 色々と悩んだのですが、結局「由志園」を訪れることにしました。八束町の牡丹のメッカというか、観光の目玉とも言えるところで、バスターミナルからは、歩いて5分程度の距離です。その5分の間に、数題のバスの出入りがありますので、本当に有名な観光施設の様です。入園料は600円です。
 てっきり牡丹の花のみが見られるところだと思っていたのですが、実際は牡丹も見られる日本庭園の様で、広大な日本庭園を見に来たと思えば、結構納得の行く価格です。寒牡丹祭りの開催期間ということで、売店では消費税分がサービスとなっていました。5%引きってことですよね。
  

 大きなお庭に出ると、食事処が並びます。和風の建物が両側に立っており、なんだか古い由緒のある旅館が並んでいる様に思いました。ここは、団体客のお食事所になっている様で、確かに庭園をみながらの昼食というのは、良さそうです。それを抜けると、寒牡丹の咲く庭園となります。ところが、時期が早かったのか、牡丹はあまり咲いておらず、冬の庭園を鑑賞する様な感です。ちょっと残念だなぁと思いつつ、庭園を鑑賞します。雪が積もっていれば、絵になったのかもしれませんが、残雪が少しだけ残っている感じで、ただ寒いだけといった感じです。
 ただ、庭園は見事だと思います。椿が綺麗に咲いています。半分程度見たところで、「牡丹館」という建物がありました。牡丹の資料館かと思ったら、資料館では無くて、牡丹がいつでも見られる様に屋内庭園となっている建物です。いつでも最盛期の牡丹が見られる様にということで、週に一度植え替えをしているとのことだったのですが、入ってみるとびっくり。牡丹の花がこんなに見事だとは驚きでした。かなり驚きで、その見事な花に時を忘れて見入ってしまいました。昔、牡丹の花はかなり貴重だったそうで、牡丹1株と米一俵を交換するぐらいの魅力のある花だったそうです。
 「うわぁ、見事なボタン」と皆が同じ反応をします。私も全く同じ反応だったので、「ああ、みんな同じなんだなぁ」と思いました。それにしても、入って来る人、入って来る人が、毎度同じ言葉を発するというのは、何とも面白いものです。その後、滝があるというので、滝の方にあがり、池を眺めて、最後に「天然、溶岩の庭」経て、入口にあたる本館に戻ります。溶岩の庭は、大根島が溶岩で出来ていることから、その際に噴出した溶岩を、そのまま見られる様にしています。

由志園のぼたん    由志園の溶岩の庭

 本館に戻ると、抽選会が行われています。一等が温泉の宿泊券、二等・三等がボタンの鉢植えといった感じなのですが、一等だったらうれしいけれど、二等・三等だったら、どうやって持って帰ろうかと、「取らぬタヌキの皮算用」をしてしまいます。結果は、ハズレだったんですが・・・。
 本館の喫茶で、休憩することにします。ちょうど、池が正面に来るところなので、庭園を眺めながらのコーヒーもいいもんだろうと思ったわけです。ここでも、寒牡丹祭りの一環で、コーヒーが通常500円のところ300円になっていました。ちなみに、私が注文したのは、ケーキセット。通常700円が600円に値引きしていました。コーヒーやケーキは普通なのですが、器が和風で焼き物で出来ているところが面白い感じです。特にコーヒーの器は、把手(でいいのかな)が着いていないので、なんだか不思議な感じでした。ちょっと季節違いでやってきたものの、十分楽しめたと思える由志園でした。結構お勧めです。

  

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