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台風4号!東島根旅行編3(2003/5/31〜1)

 

 そして最後に、自動スライドショーによる昔話。どじょうすくいのモデルになった人の話でして、郷土色豊かになる様に工夫されている様でした。これで、いろりの部屋の演目は終了。語り部さんのお話はもっと聞きたいと思ったぐらい面白かったです。時計は、入館から1時間を指していました。瞬く間に時間が経っているといった感じ手す。後は、展示コーナーを見て回ることになるのですが、ビデオによる島根県内の昔話や出雲神話、弁慶伝説を見る事ができるブースがありました。これがまた、気になるので腰を落ち着けて見る事にします。一つ見ると、次から次から見てみたくなるのですが、閉館時間まで後30分ということもあり、更に展示スペースも見ていないので、これは、あまりに慌ただしいといった感じです。もっと、じっくりと見る事ができる施設だったわけなんですよね。特に昔話と神話は気になってしょうがないのですが、4本ほど見て、展示スペースに移動しました。残り10分といった感じで、時間が気がかりになってきました。展示スペースの方は、昔話の舞台を説明したものの様だったのですが、本当に時間が無くてきちんと見ることが出来ませんでした。それほど大きく無いので、こちらは、ゆっくりとみても30分程度だと思うのですが、それが見られなかったということが、やはり残念でありません。時計を気にしていると、「5時までは、大丈夫ですよ」と声をかけてくださいました。
 最後に、来館者記念のノートに書き込みをしていると、ちょうど5時。閉館の時間ということで、民話館を後にしました。雨は、小降りになっており、随分と楽に風土記の丘の駐車場へ向かう事ができました。総括的には、こちらは、また訪れたい、友人も連れてきて上げたい、知り合いに紹介したいと強く思う施設でした。かなりお気に入りの施設でした。

東岩坂川(だったと思います) さて、ここから車を走らせて、今回の宿泊施設、八雲村の「熊野館」へ向かいます。なんで熊野館なんだろう?と不思議に思っていたら、隣が熊野大社だったんですね。そこから、名前をとったみたいです。日帰り入浴を受け付けていることもあって、かなり沢山の車が駐車されており、熊野館前の駐車場には止められず、熊野神社の参道を挟んだところにある駐車場を利用しました。このあたりが、八雲村の観光拠点の様で、熊野大社、熊野館、ホットランドやくもが並んでいます。ちなみに、ホットランドやくも(という名前だったど思うんですが・・・)は、温泉を使ったレジャー施設だそうです。
 先程は小降りだった雨が、ここではこれまた「じゃじゃ降り」。なんだかなぁ・・・と思いつつ、八雲館に入りました。綺麗な公共の施設といった感じで、フロントはこじんまりとしていますが、ロビーは広々としており、思っていたよりも大きい施設だと思いました。ちなみに、日帰り入浴は1回350円だそうです。部屋に通されると、予想に範囲してツインの洋室でした。和室もあった様ですが、こちらは大人数に割り当てられる様です。食事は、レストランで行う事になるのですが、この広さで2食付きで9000円って、かなりお得な雰囲気です。バス・トイレまでついてますしね。宿泊棟は2階建ての様ですが、今回、私は1階の116号室を利用させていただきました。
 妙に広いお部屋で、こりゃ、もっと早くきて、ホテルライフを・・・っていっても何も無いんですが、広い部屋があると、なんだかのんびりしてみたくなるもんなんですよね〜。洋室だったら、パソコンを使ってちょっとビジネスっぽく、和室だったらダラダラ〜といった感じなので、質の高い部屋にあたるとどうしてもお部屋の中にいる率が高くなるんですよね。

熊野館露天風呂(男湯) とりあえず、大浴場へ向かいます。露天風呂がある天然温泉だそうで、源泉が42度程度とのこと。つまり、お風呂として使用するにはかなりいい温度ってことになります。大きなお風呂なんですが、これといった施設はありません。広めの内風呂と、岩風呂の露天風呂があるだけです。サウナやジャグジーなどはありません。お湯はじゃんじゃんと出ており、惜しげも無く流しているといった様に見受けられます。こちらも、循環湯では無いということを主張しようとしているのかもしれません。
 露天風呂の方は、岩に囲まれた感じのお風呂です。こちらは、本当にお湯がどんどんと外に流されており、循環湯では無いことが一目でわかる様な状態になっています。ただ、特に露天風呂の方のお湯が塩素くさく、なんとなく、お風呂というよりもプールにいる様な感じに思えてしまいます。恐らく、レジオネラ対策などが絡んでいたのだろうと思うのですが、この点は大きくマイナスポイントになるかと思います。まぁ、安全の為と言われれば、それも納得せざるを得ないんですけどね。それでも、掛け流しをしているとなると、それほど気にしなくてもいい様な気がしなくは無いんですが、専門家でもなんでも無いのでよくわかりません。ちなみに、内湯はそれほど、匂いを感じませんでした。
 内湯の壁に「浴槽で泳がさないでください」といった注意文がでかでかと書かれてありました。いや、確かに、泳げるぐらいの大きさなんですよね。道後温泉程深くはありませんから、大人が泳ぐのには無理があるのですが、広さだけで考えると、子ども向けの市民プールぐらいでは無いでしょうか?

熊野館の部屋より望む風景 結局、総じて「いいお湯でした」といった感じで、お風呂から出てくると、ちょうど食事のお時間。レストランへ向かいました。
 お風呂から出てきたわけですから、「浴衣」に着替えてレストランへ向かったのですが、どういうわけか、こちらのホテルでは、あまり浴衣の方を見かけません。お風呂でも見かけなかったので、あまり宿泊客がいないのかなぁ?と思ったのですが、どこを見ても、浴衣姿でうろうろとされていないんですよね。みーんな、普通の服を着ていらっしゃいました。別に、ビジネスホテルみたいに、浴衣で館内を歩かないでくださいといった注意も無かったので、なんだか不思議な感じです。
 お食事は、品数がそれほど多いわけでは無いのですが、なんだか「華」がある感じです。個人的に気になったのは、下ろした山芋らしきものを豆腐の様な感じに固めていたもので、見た目や固さから豆腐と疑わなかったので、本当に驚きました。味は、私の好みの味ですので、かなり満足でした。

 食事を終えると、ロビーにインターネット端末があることに気づきました。無料で使えるみたいでしたので、ちょっと挑戦してみたわけですが、入力が画面タッチによる入力で、これで掲示板に書き込みをしようかと思うと、さあ大変。50音順でならんでいるので、わかりやすいと言えばわかりやすいのかもしれませんが、私にしてみれば、まどろっこしいというか・・・。そんなわけで、ちょっとした文章を入力するのに30分。インターネット端末の前で立ったままゴソゴソとしておりました(^^ゞ
 ちなみに、八雲村では村民のみなさんにインターネットに親しんでもらおうと、公共施設を中心にこの様なインターネット端末を設置したそうです。タッチ画面の端末ですので、誰でも気軽に利用できる様にしているそうですが、あまり使っている人を見た事が無いので、どれだけ効果があったのか・・・と思ったりもします。

 翌朝は午前6時45分に起床。これだったら、普段と変わらないって感じなんですが・・・。当初は6時に起きるつもりで、目覚ましをセットしていたのですが、目覚ましを止めた後のまどろみを楽しんでいたら、記憶が飛んでしまったわけです(^^ゞ とりあえず、急いでお風呂に向かい、朝風呂を楽しみます。この時間は宿泊客のみですので、晩よりもお客さんが少なくゆったりと出来ます。朝は6時〜8時まで利用できるとのことですが、ほとんどのお客さんは7時過ぎにはいなくなって、その後は大浴場を独り占めといった感じです。そんなわけで、小さい方のデジカメで、お風呂を写してみました。ところが、当日は朝から曇り空で、それほど光量があったわけでは無かった様で、ブレブレ・・・。あのカメラの癖をいまだに把握出来ていないことが露呈してしまいました。
 食事は午前7時から午後9時までということで、お風呂から出たら、そのまま流れて朝食といった感じになるパターンのみです。食事してから、お風呂というのは、出来ない営業時間ですよね。

熊野神社参道 今回は、午前9時前にチェックアウトし、とりあえず荷物を車に積んで、熊野大社に立ち寄りました。駐車場からは、途中に意宇川があり、赤い欄干の橋をわたったところにあります。かなり由緒ある神社の様で、出雲国一の宮として信仰を集めたそうです。出雲大社とは関わりが深く、亀太夫神事が行われる時は、出雲大社の宮司が熊野大社に出向いて執り行うそうです。祭神は素盞鳴尊だそうで、本当に出雲には素盞鳴尊を祭っている神社が沢山ある様です。神社の境内は、それほど大きいわけでは無く、拝殿も特に大きいといった印象はありません。ただ、雰囲気がしっかりとしているといった感じがひしひしと伝わり、それこそ神がかり的なものを感じる気がします。
 正面右手側に稲田姫を祭った社、左手に伊邪那美命を祭った社があります。この配置はしっかりと古事記を意識したものでは無いかと思い、妙に納得。更に左手には、荒神社、その左手に稲荷神社があります。この荒神社の右手奥に、御神水が湧き出ている様で、この日は昨日の雨の影響からか、その沸き出す量はなかなか大量な感じでした。

 

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