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ぶらっと松江旅行 その3(2003年2月2日)

 

 さて、月照寺を後に、ふらふらと南に向いて歩き始めました。右手の小高い山という丘には、もうひとつお寺がある様で、こちらは観光名所にはなっていないものの、綺麗なお寺の様でした。
 と、その次に、ちょっと驚きの風景が・・・。

 神社なんですが、朽ち果てた鳥居と狛犬、そして、山にへばりつく様な階段・・・。なんだこりゃ?といった感じでして・・・。そして、極めつけは松江市が「この斜面は崩れやすいので・・・・」といったことが書かれてあったのです。愛宕神社という書かれていました。
 と、こういうのを見つけてしまうと、ちょっと参拝してみたいという気分になってきまして、地上から上を見るのですが、階段の先に何があるのかわからない状態で、社殿も見えません。おそるおそる階段を昇り始めたのですが、思ったよりも急な階段で、階段の幅が狭いので、私の足(馬鹿の大足と言われるんですが・・・)は全て乗っからないといった感じです。
 途中で、上を見たのですが、これまた思っていたよりも長い階段でして、真ん中ぐらいまで登ってみても、斜面が急な為か、階段の先がわかりません。下は、怖くて見ることができませんでした。階段には手すりも何もありませんから、階段に手を突きながら登るといったロッククライミングみたいな格好でして・・・別にこの階段の周りに木があるわけではなく、この神社の山の方を見てみると、変な男か階段をよじ登っているといった滑稽な風景だったことでしょう。

 で、一番上に到着すると・・・、一件朽ち果てた廃神社の様な社殿が目に入ります。急な斜面の上は、やはり神社の境内だったのですが、この階段を降りることができるのか不安に思っていると、綺麗に整備された歩道が左手に・・・。
 まぁ、とりあえず、帰りの道は確保されたと思って、神社を参拝することにしました。社殿には、賽銭箱はなく閉じられた扉に新聞受けの様な穴が開いていました。その右手は、社殿を覗ける大きな窓というか、窓の枠だけがありました。
 お賽銭を新聞受けの様なところから入れて、参拝してから、社殿の中を覗いてみたのですが、どうやら放置されている訳ではない様で、神事に使う道具などは比較的新しい様に見受けられました。ただ、先程お賽銭を入れたところなんですが、床に穴が開いている様でして・・・。どうりで、中にいれた時にお金の音がしなかったんですよね。

 放置されているわけでは無いと思って境内を見ると、雑草も綺麗にとはいかないものの、それなりに整備されている様です。社殿についてみても、コンパクトな大社造りでした。また、境内の一部には火を焚いた跡もありましたので、お正月には、他の神社と同じように初詣が行われていたのかなぁと思いました。

 さすがに階段を降りることは、怖くて出来ないので、先程見つけた歩道を通ったのですが、こちらは比較的というか、かなり整備されており、どうやらこの神社の参道はこちらになっていた様です。この参道の入り口はお寺の中立ったの手すが、そこにはきちんと鳥居が建てられていました。高校生のカップルが、この参道を降りてくる不審な人をじーっと見ているのがわかりました・・・。

 そこから、ちょこっと歩いていくと、一畑電鉄の跨線橋があり、松江しんじ湖温泉街に入りました。ちょうどこの跨線橋の上から、保険センターをみると、どうやら営業している様に見受けられます。前回は、休館日で日曜・祝日が駄目な温泉と思っていたのですが、もしかして・・・と期待を込めて、社会保険センターの前に立ちました。
 休館日は第3・第5日曜日と祝日だったそうで、日曜日の営業時間は17時まで。最終受付は16時30分までだそうで、時計を見ると16時15分。こりゃ、間に合うということで、そそくさと中に入りました。

 最上階の4階に大浴場があり、入湯料は400円。お風呂そのものはそれほど大きいわけでは無いのですが、念願の松江しんじ湖温泉ですので、ちょっとうれしく思います。展望風呂ということで、ガラス窓の向こうには宍道湖が眺められるといった案配名の手すが、男湯の方は東に向いているので、残念ながら夕日は眺められませんでした。いい雰囲気で夕日になっていた様に思えたんですが・・・。

 脱衣所に、「レジオネラ対策の為、泡発生装置は使用を中止します」と書かれた貼り紙がありました。レジオネラ菌の問題は、あちこちで騒がれていますので、対応があってしかるべきなんでしょうけど、使用中止が1月31日と書かれてありましたので、もう少し早く来ていれば・・・と悔やんだりしました。

 30分ほど湯につかり、ぶらりぶらりと宍道湖湖畔を歩きながら、松江しんじ湖温泉駅の駅前バスターミナルに向かいます。17時40分に松江駅を出発する空港バスがJAC482便に接続するというのは知っていたのですが、松江しんじ湖温泉の出発時刻まで調べていなかったので、ある程度想像で、10分程度前に発車だろうと思い込み、17時30分までに駅に着けば良いと思っておりました。

 と、そこでアンケートにご協力をという声がかかったので、少しだけアンケートに答えたのですが、基本的に地元の方向けのアンケートだった様でして・・・。なんでも、宍道湖湖畔の道路の回収と緑地帯の整備などを行ったそうで、その景観に関してのアンケートでした。
 でも、言われるまでわからないことが多いんですよね。特に驚いたのは、道路と平行にして作られている駐車場。あまりに、景観に溶け込んでいるという感じで、駐車している車があまりうるさくなく感じられました。
 緑地帯などに関していえば、まだ植林されたばかりで、まばらといった感じなのですが、これも年月がたつともっと綺麗になるのでしょう。

 5分程度アンケートに答え、ボールペンをもらって、松江しんじ湖温泉駅へ歩きます。時計を見ると、17時23分。まぁ、間に合うなぁと思って到着。ちょうど、空港バスが時間待ちをしている様で、一応、「出雲空港ですか?」と確認をとってから乗車。座席に座ると、扉が閉まってすぐに発車ということに・・・。
 え!?ということで、かなりギリギリの時間だった様です。どうやら、空港バスは松江駅で時間待ちをする様で、松江駅までの時間を15分とっている様でした。危ない危ない(^^ゞ

 

 さて、空港に到着して、チェックインの手続きをとり、ようやく今日の2食目、出雲そばをいただきます。最近、特に思うんですけどお蕎麦は暖かいおつゆのものよりも、ざるそばなどの方が味がダイレクトでおいしい様に感じます。逆に、おつゆがあった方がいいのは、うどんの様に思います。

 雪が降る中、36人乗りのSAAB340で出雲空港を飛び立つのですが、搭乗が終わると、除氷剤を散布するとかで、10分程度遅れての出発。到着時刻も10分ほど遅れると案内されたのですが、伊丹空港についてから到着の一覧を見ると、「5分早着」になっていました。おいおい・・・どこでそんなに飛ばしたんだ。

 まぁ、色々とありましたが、なかなか楽しい出雲旅行でした。次は2月22日、そして3月15日とこれまた立て続けですが、ちょっとした息抜きにはちょうどいい、そんな感じです。

 

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