銀山川と菜の花 龍源寺間歩までの道程
 石見銀山の町並みの奥の方には、昔の銀山の坑道(龍源寺間歩)があります。ここは、一般公開されており、通り抜けることが可能になっています。坑道そのものは、500m程なのですが、狭いので一方通行になっています。故に車を入り口付近の駐車場に止めた場合、出口から外をぐるっと回ってこなければなりません。妙に観光地してるなぁと思ったのは、この龍源寺間歩にいった時だったのですが、石見銀山のほとんどの駐車場は無料駐車が可能な様になっているのですが、この龍源寺間歩だけは、有料になっています。その手前の駐車場が1kmほど手前にあり、さらに観光地図にも駐車場マークが付いているので、無料だと思って車を近くまで走らすことが多いと思います。300円の駐車料金なんですが、龍源寺間歩付近はそれ以外に何も無い為、本当に間歩の為だけにお金を余計に払う感じです。さらに、間歩に入るにも、500円の入場料をとられますから、『あ〜、観光地なんだなぁ』と思った次第です。

 龍源寺間歩は、狭い坑道ですので、一方通行になっています。天井もそれほど、高いわけではありませんが、別にずっと屈んでおかなければいけないといったことはありません。暗いので、写真撮ってみても、何が何やら・・・。それにしても、洞窟ではなくこれは、坑道。手掘りでこの坑道を掘ったのかと思うと、人海戦術の凄さを感じます。このごつごつなところも、全部手掘りなんですよね。
 公開されている坑道は、龍源寺間歩のごく一部。石見銀山には、数多くの坑道が縦横無尽にあって、全体を把握することは、難しいそうです。公開されている間歩だけでも、数百メートルで、折り返すと、流れが悪くなる為、横穴を掘って、間歩の出口を別に作っています。
龍源寺間歩内部 佐毘売山神社
 間歩をでると、小さな銀細工のお店が一件ある程度です。途中神社があったので、参拝してみました。佐毘売山神社と石柱にかかれており、石見銀山遺跡の一つになっている様ですが、閑散とした神社といった感じですが、その規模は、この山奥にしては大きいと感じます。やはり、石見銀山が隆盛を究めた時の名残といったところでしょうか。
 時折薄日の指す天気だったのが、龍源寺間歩を出ると、雲が段々と垂れ込めてきた感じになっています。

 ところで、龍源寺間歩を出て、駐車場に戻るのですが、これが結構大変です。龍源寺間歩が、ほぼ短絡ルートになっているのですが、外に出て、入口と出口を行き来するには、坂道を降りてからまた上がらねばならず、1Km強を歩かないと行けません。駐車料を払って、わざわざ入口近くの駐車場に止めたのに、これは少し考えものですね。今度、来ることがあれば、下の駐車場に止めて、歩いて登って来ようと思いました。
 石見銀山をあとにして、仁摩の方に車を向けることにします。特に行く宛も無いのですが、まだ、お昼なので、ついでに西の方に車を向けてみたというだけで、降りそうだった雨が、やってきて、さて、これからどうしようかと思います。とりあえず、車の中で良かったと思います。龍源寺間歩を出た時だったら、本当にどうしようかと思います。

  

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