私は、その後、城山公園に向かう事にします。距離は大した事が無いのですが、お寺の間を抜けると、急速に坂がきつくなり、ちょっとした散歩をイメージしていたので、険しさに参ってしまい、太鼓橋を渡ったところで、こりゃしばらく動けんと、横になる体たらく。心臓がバクバクいってるのがわかります。二の丸跡ぐらいには楽々いけるだろうって思っていたのですが、全くそんなことなく、動ける様になると、城山に向かうのは断念することにしました。言うなれば、ただの遊歩道なんですけど、何でこんなにしんどいんだろうって感じです。残暑きびしいからなのか・・・?と思い込みたかったりするんですが・・・。自分の体力の無さを改めて、実感する次第です。これは、本当にいかん。

 動ける様になると、さてどうしたものかと思います。路線バスに乗って、湯原温泉なんかに行ってみるのもいいかもしれない、思いっきり、汗だくの状態ですから、汗を流してから帰りたいって思います。ということで、とりあえずバスに乗る事にしました。
 湯原温泉まで何分かかるのかよく分かりません。バスに乗って、30分程度を限度にして、行けるところに行こうって魂胆です。バスの路線図を見ると、真賀温泉バス停があるので、もしかしたら、ここでも日帰り入浴をやっているかもしれないと踏みます。
勝山市街地を望む 真賀温泉前の川
 バスに揺られ、勝山の町から5分ぐらいで、もう山の中といった感じになります。バスで前方を見ていると、湯原温泉の看板があり、湯原温泉郷として真賀温泉も載っています。バスに揺られて15分程度で、真賀温泉バス停に到着。ということで、こちらで下車することにしました。温泉を探すより、最初にやることは、帰りのバスの時刻を調べること。おおよそ30分後に大阪行の高速バス、50分後に中国勝山行きのバスがある様です。ということで、30分後の大阪行のバスに未練があるのですが、ここは温泉につかる為50分後の中国勝山行を選択することにします。

 温泉はバス停の目の前にあります。何とも鄙びた雰囲気で、階段を上がると受付がありました。何か良くわからないのですが、入湯料が3種類あり、幕湯(混浴)・内風呂(男女別)・貸切内風呂になっています。幕湯と内風呂の違いがよく分からないので聞いてみると、幕湯は源泉って答えが帰ってきます。え?内風呂は温泉じゃないの?って不思議に思ったのですが、あまり取り合ってくれる感じではなかったのですが、幕湯にしてみました。
 入ってみると、これがまたびっくりなんですよね。狭い・暗い・深いの3拍子。最後の深いって何だ?って思うかもしれないんですが、湯船が大変深いんです。水深1.5mはあるんじゃなかろうか?って思います。私が背伸びした状態でやっと入れる様な感じです。湯船は、横に4人が並べるぐらいの大きさで、岩風呂になっています。手前と奥の岩が階段状になっており、そこに座るといいんですが、何だか、端っこに座っているだけだと思うと、ちょっと損した気分になるので、湯船の中程に移動すると、深いんですよね。背伸びした状態ですから、何だかゆったりと落ち着いて浸かるって感じではありません
 お客さんはそれほど多くは無いので、特に狭さは感じないのですが、大きくはありません。ちなみに、混浴とありますが、大きさの関係で、女性の方が入浴するには、かなり勇気が必要の様です。ということで、ほとんど男性専用って感じです。女性の方は、やはり男女別内風呂に入っている方が多い様です。源泉の幕湯に入るのがお勧めですが、やはりかなり抵抗のある小ささなんですよね。ちなみに、値段は幕湯が250円、内風呂が150円。初め、目を疑いました。値段さは66%ってことになるんですけど、100円ですからねぇ。

 お風呂上がりにちょっと休憩所で扇風機にあたります。草の香りと、風や川の音がとても心地よく思います。しかし、真賀温泉、たまたまだったんですけど、面白いところにあたったなぁって思います。来て良かった。そして、また来ようって思います。
姫新線 中国勝山駅 姫新線
 バスに乗って、中国勝山に戻り、帰りは姫新線を乗り継いで、大阪に戻る事にします。姫新線だけでも2回乗換える必要があります。距離にするとあまり無いのですが、ローカル線ってやはり時間かかるもんなんですよね。でも、この時間がかかるのも、また心地よい旅なんですが・・・。
 17時半に中国勝山を出て、姫路に付いたのが、4時間後。そこから大阪まで1時間って考えると、新快速の速さがすごいのか、それとも姫新線の速度が遅いのかって感じになります。でも、無事に日帰り旅行になりましたから、目的は達せられました。
 中国勝山、それに真賀温泉。日帰りだけでは勿体ないそんな感じを受けた日帰り旅行でした。また、行くぞ!

  

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